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mizuko
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Posté le: Jeu Oct 09, 2014 2:40 pm Sujet du message: Les Ballets de Monte Carlo JapanTour 2015 [27/02-01/03/2015] |
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Les Ballets de Monte Carlo Japan Tour 2015
モンテカルロ・バレエ 日本公演 2015
ジャン=クリストフ・マイヨー 『LAC~白鳥の湖』
NBSがモンテカルロ・バレエ来日公演の概要を発表しています。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/cat16/20152-3.html#001993
Citation: |
■公演日時
2015年
2月27日(金) 7:00p.m.
2月28日(土) 2:00p.m.
2月28日(土) 6:30p.m.
3月1日(日) 2:00p.m.
※ジャン=クリストフ・マイヨーによるプレ・トークあり。詳細は追ってNBSホームページに発表いたします。
■会場:東京文化会館
■前売り開始日:11月29日(土)10:00a.m.より
■入場料(税込み)
S=¥16,000 A=¥14,000 B=¥12,000 C=¥8,000 D=¥6,000 E=¥5,000
◆エコノミー券=¥4,000 イープラスのみで2015年1/30(金)より発売。お一人様2枚まで
◆学生券=¥2,000 NBS WEBチケットのみで2015年1/30(金)より発売。25歳までの学生が対象。公演当日、学生証をご提示ください。 |
チケットについては、NBS ペア割引券や先行予約等ありますので、ご自分でご確認くださいね。
なお、配役はモンテカルロ・バレエ団の方針により、公演当日の発表だそうです。
マイヨーによる新解釈の 「白鳥の湖」、既にNHK BSで放送されてますが (まだ見てない私)、パリ公演をご覧になった本家の方々からの評判は、かなり高いですよー!
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mizuko
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mizuko
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mizuko
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Posté le: Ven Fév 27, 2015 11:31 am Sujet du message: |
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モンテカルロ・バレエ 日本公演、本日開幕ですね。 初日のキャストを貼り付けておきますね~。
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2015/02/27 モナコ公国モンテカルロ・バレエ団「LAC〜白鳥の湖」本日のキャスト
王:アルヴァロ・プリート
王妃:小池ミモザ
夜の女王:モード・サボラン
王子:ステファン・ボルゴン
白鳥:アニヤ・ベーレント
黒鳥:エイプリル・バール
王子の友人(相談役):加藤三希央
闇の大天使:クリスティアン・ツヴァルジャンスキー、エディス・エルグク
[欺くものたち]
虚栄心の強い女:リイサ・ハマライネン
偽りの無関心を装う女:ノエラニ・パンタスティコ
放埓な女たち:アンハラ・バルステロス、アンヌ=ラウラ・セイラン
貪欲な女:ガエル・リウ
狩人たち:
ルーカス・スリーフット、レアルト・デュラク、コーエン・ハヴェニス、ジュリアン・ゲラン、
アレクシス・オリヴェイラ、ジョルジュ・オリヴェイラ、
ダニエレ・デルヴェッキオ、エドガル・カスティロ、ステファノ・デ・アンジェリス
その友人たち:
シヴァン・ブリツォワ、クイン・ペンドルトン、フランチェスカ・ドルチ、
アレッサンドラ・トノローニ、田島香緒理
キマイラたち(白鳥):
シヴァン・ブリツォワ、サラ・クラーク、ティファニー・パチェコ、エレーナ・マルザーノ、
フランセス・マーフィ、アレッサンドラ・トノローニ、クイン・ペンドルトン、ガエル・リウ、
リイサ・ハマライネン、アンヌ=ラウラ・セイラン、田島香緒理、ベアトリス・ウァルテ、
アンナ・ブラックウェル、キャンデラ・エッベセン
宮廷:
アンヌ=ラウラ・セイラン、ガエル・リウ、アンナ・ブラックウェル、フランチェスカ・ドルチ、
フランセス・マーフィ、アンハラ・バルステロス、シヴァン・ブリツォワ、
リイサ・ハマライネン、ベアトリス・ウァルテ
ジョルジュ・オリヴェイラ、アレクシス・オリヴェイラ、ルーカス・スリーフット、
ステファノ・デ・アンジェリス、ジュリアン・ゲラン、エドガル・カスティロ、
ダニエレ・デルヴェッキオ、コーエン・ハヴェニス、レアルト・デュラク
◆上演時間◆
第一幕 19:00〜19:50
休憩 20分
第二幕 20:10〜21:00
( http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/post-527.html#002062 |
ご覧のとおり、王子の友人役に加藤三希央さんが入っています。 この来日公演ではメディアの注目も集めそうですが、早速インタビューが出ましたね。 毎日新聞昨日の夕刊で、会員登録してあれば、web版でも!
http://mainichi.jp/shimen/news/20150226dde014040016000c.html
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mizuko
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mizuko
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Posté le: Sam Fév 28, 2015 8:31 am Sujet du message: |
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2015/02/28
モナコ公国モンテカルロ・バレエ団「LAC〜白鳥の湖」本日のキャスト(14:00)開演
王:ガブリエレ・コッラオード
王妃:ミー・デン
夜の女王:エイプリル・バール
王子:ルシアン・ポスルウェイト
白鳥:アンハラ・バジェステロス
黒鳥:ノエラニ・パンタスティコ
王子の友人(相談役):加藤三希央
闇の大天使:クリスティアン・ツヴァルジャンスキー、ブルーノ・ロケ
[欺くものたち]
虚栄心の強い女:キャンデラ・エッベセン
偽りの無関心を装う女:アレッサンドラ・トノローニ
放埓な女たち:フランセス・マーフィ、田島香緒理
貪欲な女:ガエル・リウ
狩人たち:
ルーカス・スリーフット、エドアルド・ボリアニ、コーエン・ハヴェニス、
オレリアン・アルベルジュ、ヨアキム・アデベリ、リー・ワン、
ダニエレ・デルヴェッキ、エドガル・カスティロ、ステファノ・デ・アンジェリス
その友人たち:
エレーナ・マルザーノ、アンナ・ブラックウェル、サラ・クラーク、
イー・スン、アンヌ=ロール・セイラン
キマイラたち(白鳥):
シヴァン・ブリツォワ、フランチェスカ・ドルチ、ティファニー・パチェコ
エレーナ・マルザーノ、フランセス・マーフィ、
アレッサンドラ・トノローニ、ベアトリス・ウァルテ、ガエル・リウ、
リイサ・ハマライネン、アンヌ=ラウラ・セイラン、イー・スン、
キャンデラ・エッベセン、アンナ・ブラックウェル
宮廷:
田島香緒理、エレーナ・マルザーノ、キャンデラ・エッベセン、
クイン・ペンデルトン、フランセス・マーフィ、イー・スン、
サラ・クラーク、アレッサンドラ・トノローニ
ティファニー・パチェコ
リー・ワン、ヨアキム・アデベリ、ルーカス・スリーフット、
ステファノ・デ・アンジェリス、オレリアン・アルベルジュ、
エドガル・カスティロ、ダニエレ・デルヴェッキオ、コーエン・ハヴェニス、エドアルド・ボリアニ
◆上演時間◆
第1幕 14:00 - 14: 50
休憩 20分
第2幕 (転換) 第3幕、第4幕 15: 10 - 16 : 00
( http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/lac1400.html#002064 ) |
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14999 Localisation: tokyo
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Posté le: Sam Fév 28, 2015 8:33 am Sujet du message: |
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2015/02/28
モナコ公国モンテカルロ・バレエ団「LAC〜白鳥の湖」本日のキャスト(18:30)開演
王:アルヴァロ・プリート
王妃:ミー・デン
夜の女王:モード・サボラン
王子:ステファン・ボルゴン
白鳥:アニヤ・ベーレント
黒鳥:エイプリル・バール
王子の友人(相談役):アシエル・エデソ
闇の大天使:クリスティアン・ツヴァルジャンスキー、エディス・エルグク
[欺くものたち]
虚栄心の強い女:リイサ・ハマライネン
偽りの無関心を装う女:ノエラニ・パンタスティコ
放埓な女たち:アンハラ・バルステロス、アンヌ=ラウラ・セイラン
貪欲な女:ガエル・リウ
狩人たち:
ルーカス・スリーフット、レアルト・デュラク、コーエン・ハヴェニス、ジュリアン・ゲラン、
アレクシス・オリヴェイラ、ジョルジュ・オリヴェイラ、
ダニエレ・デルヴェッキオ、エドガル・カスティロ、ステファノ・デ・アンジェリス
その友人たち:
シヴァン・ブリツォワ、クイン・ペンドルトン、フランチェスカ・ドルチ、
アレッサンドラ・トノローニ、田島香緒理
キマイラたち(白鳥):
シヴァン・ブリツォワ、サラ・クラーク、ティファニー・パチェコ、エレーナ・マルザーノ、
フランセス・マーフィ、アレッサンドラ・トノローニ、クイン・ペンドルトン、ガエル・リウ、
リイサ・ハマライネン、アンヌ=ラウラ・セイラン、田島香緒理、ベアトリス・ウァルテ、
アンナ・ブラックウェル
宮廷:
アンヌ=ラウラ・セイラン、ガエル・リウ、アンナ・ブラックウェル、フランチェスカ・ドルチ、
フランセス・マーフィ、アンハラ・バルステロス、シヴァン・ブリツォワ、
リイサ・ハマライネン、ベアトリス・ウァルテ
ジョルジュ・オリヴェイラ、アレクシス・オリヴェイラ、ルーカス・スリーフット、
ステファノ・デ・アンジェリス、ジュリアン・ゲラン、エドガル・カスティロ、
ダニエレ・デルヴェッキオ、コーエン・ハヴェニス、レアルト・デュラク
◆上演時間◆
第1幕 18:30〜19:20
休憩 20分
第2幕 (転換) 第3幕、第4幕 19:40〜20:30
※17:45より、モナコ公国モンテカルロ・バレエ団芸術監督、ジャン=クリストフ・マイヨーと評論家、三浦雅士とのプレトークがあります。
( http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/lac1900.html#002065 ) |
観に行きます~。
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mizuko
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Posté le: Lun Mar 02, 2015 3:01 pm Sujet du message: |
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日にち変わってしまいまして、既に公演は終了しておりますが、最終日のキャストもアップしておきます~。
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2015/03/01
モナコ公国モンテカルロ・バレエ団「LAC〜白鳥の湖」本日のキャスト
王:ガブリエレ・コッラオード
王妃:小池ミモザ
夜の女王:エイプリル・バール
王子:ルシアン・ポスルウェイト
白鳥:アンハラ・バジェステロス
黒鳥:ノエラニ・パンタスティコ
王子の友人(相談役):アシエル・エデソ
闇の大天使:クリスティアン・ツヴァルジャンスキー、ブルーノ・ロケ
[欺くものたち]
虚栄心の強い女:キャンデラ・エッベセン
偽りの無関心を装う女:アレッサンドラ・トノローニ
放埓な女たち:フランセス・マーフィ、田島香緒理
貪欲な女:ガエル・リウ
狩人たち:
ルーカス・スリーフット、エドアルド・ボリアニ、コーエン・ハヴェニス、
オレリアン・アルベルジュ、ヨアキム・アデベリ、リー・ワン、
ダニエレ・デルヴェッキ、エドガル・カスティロ、ステファノ・デ・アンジェリス
その友人たち:
エレーナ・マルザーノ、アンナ・ブラックウェル、サラ・クラーク、
イー・スン、アンヌ=ロール・セイラン
キマイラたち(白鳥):
シヴァン・ブリツォワ、フランチェスカ・ドルチ、ティファニー・パチェコ
エレーナ・マルザーノ、フランセス・マーフィ、
田島香緒理、ベアトリス・ウァルテ、ガエル・リウ、
リイサ・ハマライネン、アンヌ=ラウラ・セイラン、イー・スン、
キャンデラ・エッベセン、アンナ・ブラックウェル
宮廷:
田島香緒理、エレーナ・マルザーノ、キャンデラ・エッベセン、
クイン・ペンデルトン、フランセス・マーフィ、イー・スン、
サラ・クラーク、アレッサンドラ・トノローニ
ティファニー・パチェコ
リー・ワン、ヨアキム・アデベリ、ルーカス・スリーフット、
ステファノ・デ・アンジェリス、オレリアン・アルベルジュ、エドガル・カスティロ、
ダニエレ・デルヴェッキオ、コーエン・ハヴェニス、エドアルド・ボリアニ
◆上演時間◆
第1幕 14:00〜14:50
休憩 20分
第2幕 (転換) 第3幕、第4幕 15:10〜16:00
( http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/lac-1.html#002066 ) |
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14999 Localisation: tokyo
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Posté le: Lun Mar 02, 2015 3:02 pm Sujet du message: |
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それと、初日に行われたプレトークの動画が NBS 公式 YTチャンネルで公開されてますので、リンクをご紹介しますね。 私は土曜日のほうのプレトークに参加しましたが、内容は初日を踏まえ微妙にエピソード2になっていましたので、それもアップしてくれると嬉しいんですけどね~。
http://youtu.be/r91UrKIHyI4
この公演、すっごく面白かったので、後日感想をアップします! (現在作成中)
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mizuko
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Posté le: Mar Mar 03, 2015 2:03 pm Sujet du message: |
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2月28日(土) 夜公演の感想です。
東京文化会館で1演目を4公演ということで、チケットの販売には苦労があったとは思いますが、結果的に少なくとも土曜日の夜公演はかなり埋まっておりました。 ただ、普段あまりバレエを観ないのでは?と推察される方々も多く、マイヨーの 『LAC』 をどう受け止めたか、気になるところではあります。
さて、しかし、この公演、たいへんよかったのですよ! 実は私自身、観に行こうかずっと迷っていて、上にアップしたNY公演のトレーラーを見て決めたのですが、観に行ってよかった。 すごく面白く、たくさんの発見があり、更にダンサーたちも素晴らしくて、非常に楽しみました。
マイヨーの振付は、登場人物のキャラクターと感情を雄弁に語るもので、全体的にはマイヨーのほかの作品よりもかなりダンス・クラシックよりという印象ですが、その表現の仕方はとても自由。 また、そこにはマイヨー独特のちょっとしたユーモアもあります。 そして、そのマイヨーの意図を存分に表現するダンサーたちの力量、演技力、手加減のないダンスとそこから発せられるエネルギーには圧倒されました。 彼らは本当にレベルが高く、何でも踊れるダンサーたちで、特に女性たちはいつでもどんな体制のリフトでも大丈夫なほど体幹が強い感じ。 でもって、ものすごく踊ります。 圧倒されないはずがない。
このプロダクションの要は、マイヨーが 「動物 (白鳥) と人間 (オデット)」 を視覚的に明確に分けたところ。 動画インタビューでも話していましたが、動物 (白鳥) と人間の大きな違いは “手” であり、それがはっきりとわかるように、衣装デザインのフィリップ・ギヨテルと話し合って見出したのが、白鳥の時は手を羽で覆い、人間に戻った時はその羽が落ちるとしたアイデア。 これは、非常に効果的で、まさしく天才! と思いました。 人間に戻ったオデットが王子と触れ合い、お互いの愛情を感じ合う、そのシーンは、好きな人と初めて手をつないだときのあの感覚を呼び起こさせ、胸キュン倍増。 逆に、白鳥に戻ってしまった時には手が羽で覆われてしまって王子を感じることができない、その悲しみもダイレクトに伝わってきます。
物語の大筋は古典の 『白鳥の湖』 と同じです。 ただ、音楽は再構成され、カットされた部分もかなりあると思いますし (公演時間は休憩1回を入れて2時間ほど)、挿入された曲もあります。 プレトークで三浦雅士さんがしきりに言及してましたが、全幕を通じてスピード感があり、物語の進行が妨げられることないため、観ている側は入り込みやすい。 ま、あらすじはNBSサイトで確認いただくとして、マイヨーが王子とオデットの純愛にフォーカスしたと言っているのの裏付けとして挿入されたプロローグ (ビデオプロジェクション) で、王子とオデットの最初の出会いが描かれています。 二人とも幼いころの出会いですが、その場でオデットが夜の女王にさらわれたことも観客にわかるようになっていて、これにより成長した王子と白鳥になったオデットとの出会いは再会であり、二人の愛はかつて抱いた淡い恋心が再燃して愛に変わったものとして、納得しやすいストーリー仕立てになっています。 若い二人の再会の喜び、純愛、ノスタルジー、呪われていることへの悲しみが入り混じっての第2幕のアダージオには胸を打たれました。
このプロダクションのもう一つのハイライトは、夜の女王でしょう。 ベルニス・コピエテルスのようなカリスマを持つダンサーがいてこそ生まれた役と確信しますが、ベルニスは昨年末で現役ダンサーを引退。 日本公演にも出演していません。 ですが、土曜日夜公演でこの役を踊ったモード・サボランが素晴らしかった! 存在感、迫力、表現力。 舞台に君臨していました。
王子役のステファン・ボルゴンは若々しくてチャーミング。 白鳥のアニヤ・ベーレントは繊細な雰囲気が白鳥にぴったりで、脚が美しい。 王子の相談役は、この回は加藤三希央さんではなくアシエル・エデソでしたが、快活な踊りは見てて楽しくなりました。 古典では各国の姫にあたる欺くものたちのダンサーたち、みなさんウィットのある見事な表現力。 ミー・デンは的確な演技で王妃を踊りましたが、実は王妃、衝撃のシーンも用意されてるけっこう重要な人物でありました。
マイヨーの白鳥たちは "キマイラ" と称されているように、全然美しくなく、むしろ怖いんです。 振付も "鳥" で、ポワントで床をガガガガッと突き刺してまるでくちばしで突いているような動きがあったり、背中をぐっと丸めたり。 モンテカルロのダンサーたちは背も高いので迫力ありました。 が、かなり面白かったです。
終演後も 「ちょっとびっくり!」 な感じのいい反響の拍手がたくさんで、よい締めくくりでしたよ~。
私も、結局映像を見ないまま行ったので、「ちょっとびっくり!」 といったところでして、パリ公演の時に本家が盛り上がっていたのをようやく納得。 と同時に、このところ内向きになっていた心にいい刺激をもらうことができて、とても良かったです!
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14999 Localisation: tokyo
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Posté le: Mar Mar 10, 2015 3:06 pm Sujet du message: |
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Dance Cube が更新されまして、モンテカルロ・バレエ日本公演のレビューも出ています。
http://www.chacott-jp.com/magazine/world-report/from-tokyo/tokyo1503b.html
これで書くのを忘れていたことを思い出したのですが、面白いなーと思った場面があったのですね。 第3幕にあたる舞踏会の場面で、夜の女王が連れてくるのは白鳥なんです。 仮面で顔を隠しているんですが、白鳥です。 まぁ、湖畔で会った白鳥よりもかなり大胆な振る舞いなのが気になるところでしたが、少なくともダンサーは白鳥のダンサーが踊ります。 やがて誓いを立てるところになって、不穏な空気が漂い始めるのですが、そうすると、(ダンサーは黒鳥のダンサーにすり替わるのですけど) 衣装のワンピースについている羽根が、所々灰色になるんですよね。 で、王子も 「あれ?」 と思う。 あれ? と思い、あれあれ? と思うけど、誓いを引っ込めるところまでの確信はなく、本物の白鳥が登場して初めてわかる。 最終的には古典の台本と同じですが、その 「あれ?」 というのがしっかり描かれていて、それが面白いなーと思ったわけです。 王子のお母さんも嘆いて気絶ではなく、逆上して黒鳥を襲うんですから、衝撃でありました。 えぇ、もちろん、夜の女王に対しても、嫌うだけでなく、あんた何?って感じでしたー。
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14999 Localisation: tokyo
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Posté le: Dim Avr 05, 2015 1:24 pm Sujet du message: |
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ダンスマガジン最新号 (2015年5月号) には、モンテカルロの 『Lac』 のレビュー、小池ミモザさんと加藤三希央さんのインタビュー、それからジャン=クリストフ・マイヨーはダンスマガジンインタビューに登場です。 どれも非常に興味深い内容になってます。
特に小池ミモザさんのインタビューには、『Lac』 のクリエイションに参加した側からの秘話や、引退したベルニス・コピエテルスのことについて語られていて、ちょっと感動。 マイヨーと三浦雅士さんの対談はすごく面白く、『Lac』 についてもそうですが、ボリショイに振り付けた 『じゃじゃ馬馴らし』 の話も思わずのめりこんで読んでしまいましたよー。
あと、読売に高橋森彦さんの評もありますので、ご紹介しておきまっす。
http://www.yomiuri.co.jp/culture/classic/clnews/02/20150310-OYT8T50100.html
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