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mizuko
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mizuko
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mizuko
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Posté le: Dim Nov 11, 2012 4:40 pm Sujet du message: |
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遅くなりましたが、コンクール (昇級試験) のおさらいで~す。 本家には引き続きコメントが入っているのですが、昨日までのところを読みましたので。
え~と、まずは審査員ですが、今年オペラ座の外部からの審査員として招聘されていたのは、ナショナル・バレエ・オヴ・カナダの芸術監督カレン・ケインとチューリッヒ・バレエの芸術監督に就任したばかりのクリスティァン・シュプックでした。 オペラ座のダンサーからも審査員が必ず選出されるのですが、今年は何と、Haydn さんがコンクールを見始めて以来の20年間の中で、ダンサーの審査員が全員女性という稀に見るケースだったそうです。 (カール・パケットは補欠 (suppléant) 審査員で、誰かが棄権した場合に審査に加わることになっていました。)
昇級したダンサーが踊った曲は以下のとおり。
女性の部
カドリーユ (課題曲:『ラ・バヤデール』(ヌレエフ) 第三幕より影の第3V):
サエ・ウン・パク 『パキータ』(ラコット) 第二幕グラン・パのV
エミリー・アスブン 『アレポ』(ベジャール)
マリオン・バルボー 「白の組曲」(リファール) フルート
コリフェ (課題曲:『ドン・キホーテ』(ヌレエフ) 第二幕よりドルシネアのV):
マリンヌ・ガニオ 「レ・ミラージュ」(リファール) オンブルV
エレオノール・ゲリノー 「カルメン」(プティ) 酒場のV
ポーリーヌ・ヴェルデュサン 「Dances at a gathering」(ロビンズ) グリーンガールV
スジェ (課題曲:『白鳥の湖』(ヌレエフ) 第二幕よりオデットのV):
ヴァランティーヌ・コラサント 「カルメン」(プティ) 酒場のV
ちなみに:
アマンディーヌ・アルビッソン 「レ・ミラージュ」(リファール) オンブルV
オレリア・ブレ 「バクティ III」(ベジャール)
エロイーズ・ブルドン 「エチュード」(ランダー)
ローラ・エッケ 『ノートルダム・ド・パリ』(プティ) 第一幕よりエスメラルダのV
サラ・コラ・ダヤノヴァ 「アザー・ダンシズ」(ロビンズ) 第一V
マチルド・フルステ 「カルメン」(プティ) 寝室のV
シャルリーヌ・ジザンダネ 「バクティ III」(ベジャール)
男性の部
カドリーユ (課題曲:『ラ・シルフィード』(ラコット) 第二幕よりジェームズのV):
ジェレミー=ルー・ケール 『マルコ・スパーダ』(ラコット) 第一幕より第1V
マチュー・コンタ 『白鳥の湖』(ヌレエフ) 第三幕よりジークフリードのV
コリフェ (課題曲:「エチュード」(ランダー) よりマズルカ):
フランソワ・アリュ 『ラ・バヤデール』(ヌレエフ) 第三幕よりソロルのV
ヤン・シャイユ 『白鳥の湖』(ヌレエフ) 第一幕よりジークフリードのV
スジェ (課題曲:『眠れる森の美女』(ヌレエフ) 第二幕よりデジレ王子の第3V):
オドリック・ブザール 「カルメン」(プティ) よりドン・ホセのV
ちなみに:
ピエール=アルチュール・ラヴォー 「火の鳥」(ベジャール) より火の鳥のV
ファビアン・レヴィヨン 『眠れる森の美女』(ハイタワー) 第二幕よりデジレ王子のV
アリステ・マダン 「アレポ」(ベジャール)
ヤニック・ビッタンクール 「アザー・ダンシズ」(ロビンズ) より第1V
マルク・モロー 「フォーシーズンズ」(ロビンズ) より春のV
それと:
ユーゴ・ヴィリオッティ 「Push comes to shove」(サープ)
セバスチャン・ベルトー 「カルメン」(プティ) ドン・ホセのV
グレゴリー・ドミニャク 「ギリシャの踊り」(ベジャール)
アクセル・イボ 「アレポ」(ベジャール)
シリル・ショクルン 『マルコ・スパーダ』(ラコット) 第一幕より第1V
本家に入っている感想をまとめました。
女性の部
カドリーユ:
満場一致でサエ・ウン・パクがダントツのパフォーマンスだった模様。 鉄壁のテクニシャンのようですし、"コンクール" の経験は豊富でしょうから、大いに実力を発揮できたものと思います。 また、それ以上に、ジャンプの高さ、優雅さやリリシズムでも観客を魅了できるダンサーでもあるようです。
そのほかのダンサーについては、どんぐりの背比べだったみたいで、それぞれがそれぞれに気に入ったというかんじです。
コリフェ:
こちらもレベル的には均等ではあったけれども、その中でマリンヌ・ガニオとエレオノール・ゲリノーが抜け出ていたようです。 マリンヌは自由曲のレ・ミラージュがよかったみたい。 一方のゲリノーはドルシネアのVが非常に良い出来だったようです。 3位で昇級したポーリーヌ・ヴェルデュサンについても妥当で、異議なしといったところ。 上がれませんでしたが、レティシア・ガローニもよかったという人が多いです。
スジェ:
ヴァランティーヌ・コラサントについては、注目されていなかっただけにしっかり見ていた人は少なかったのか、コメントしているのは Haydn さんと Sophia さんくらい。 お二人とも納得の結果、というか、反論の余地なしと思われたようです。 Sophia さんはあまりハッピーじゃないみたいですが。
マチルド・フルステについては、精彩を欠いていたというコメントがいくつも。 自分で YT に投稿している 「セレナーデ」 では絶好調!の踊りを見せていたので、私も今度こそ上がるかと思っていましたが。 コンクールに弱いのかというと、ヴァルナで金賞を取ったこともあるので、そういうわけでもないだろう、といったようなやり取りもありました。
ほかでは、オレリア・ブレの 「バクティ III」 が、かなり良かったみたいですね。 それと、サブリナ・マレムが課題曲の白鳥が非常に良くて、何故クラスモンに入っていないのか理解できないという意見複数。 サラ・コラ・ダヤノヴァは相変わらず人気が高いです。 ローラ・エッケも悪くなかったみたいですね。 ニキヤを踊って将来が期待されているエロイーズ・ブルドンは、かなり緊張していたようで、あんまり良く踊れなかった様子。 一発勝負なので仕方ないですね。
男性の部
カドリーユ:
フロラン・メラックが良かったというコメントが複数ありますが、課題曲で転倒 (?) があったみたいですね。 自由曲では 「ノートルダム・ド・パリ」 のフロロを踊りました。 ユーゴ・マルシャンも度々言及されています。 カドリーユはジェームズのVが課題曲だったのですが、ちゃんと踊れている人がいなかったのですかね?
コリフェ:
フランソワ・アリュの昇級については、誰の目にも当然と映ったようですね。 私はこのダンサーを早く生で見てみたいと思っています。
ユーゴ・ヴィリオッティとセバスチャン・ベルトーへの評価も高く、特にベルトーについては順位も付いていないのは何故?との不満の声が多いです。 ヴィリオッティが踊ったトワイラ・サープの Push Comes to Shove は、ミハイル・バリシニコフに振り付けられたもの。 ヴィリオッティはプティの 「ランデヴー」 でニコラ・ル・リッシュと一緒に踊っているダンサーで、あれを見る限りきっとピッタリだったでしょうし、実際、とても良かったみたいですね。 Dance Cube にインタビューがあります。
ちなみに、ミカエル・ラフォンですが、彼は怪我のため何年にも渡って舞台から遠ざかっていたそうで、復帰を喜ぶコメントがいくつも寄せられています。
スジェ:
Haru さんが書いてくださったとおり、オドリック・ブザールの昇級に関しては、みな、頷くしかないみたいですね。 ルグリが仲間たち公演で日本に連れてきてくれていたので、日本の観客にも知られているダンサーです。 まぁ、そのときの印象しか残ってないので、マジっすか~?という考えが頭の隅にどうしても浮かんでしまうのですけど (だって、これから主役も踊るかもしれないのよ。)、その頃からルグリのお眼鏡には適っていたわけで、数年前からはコンクールでもいいところにつけていたし、今回デジレのVをミスなく踊り、自由曲のドン・ホセもしっかりまとめたということで、妥当なのでしょう。
今、勢いに乗っていて、大方がこのまま行くかなと予想/期待していたと思われるピエール=アルチュール・ラヴォーですが、ブザールに及ばず次点ということになりました。 課題曲では正確さがいま一つだったものの、自由曲で選択した 「火の鳥」 では叙情性や美しいジャンプを見せていたし、ソリストとして踊るに値する出来だったようです。 まだ若いので、もう少し経験を積んで力をつけてからでもいいのではないかしら。 近い将来チャンスが来るでしょう。
スジェ男子では自由曲に面白い選択をしたダンサーが二人いますね。 まず、ファビアン・レヴィヨンは、二つの版のデジレ王子を踊りました。 課題曲はヌレエフ版でしたが、自由曲で踊ったデジレは、ロゼラ・ハイタワー版なのです。 確かにオペラ座のレパートリーではあるのですが、現在は上演されていないので、見たことがありません~。 それと、シモン・ヴァラストロの自由曲、アシュトンの 「ラプソディー」。 日本では熊川哲也さんが踊っていますし、DVDも出ているので、目にしたことがある方も多いと思います。 昇級試験で踊る曲というのは、オペラ座のレパートリーから選ばなくてはいけないそうですが、さて、オペラ座では上演されたことがあるのか、というと、実はあるらしいんです。 1996年で、マニュエル・ルグリ、ジョゼ・マルティネス、デルフィーヌ・ムッサン、キャロル・アルボが踊ったんだそうですよ!
昇級試験ではミスなく踊ることが重要であり、それだけにその日の調子がものをいう場合も多い。 つまり、昇級できなかったとしても、その結果がそのダンサーのポテンシャルや芸術性を否定するわけではありません。 逆に、日頃目に留まらなかったダンサーを発見する場、ダンサーにとっては自分の踊りを認めてもらうチャンス、ともなり得るのです。 フェアーでなさそうでフェアー、なんでしょうね。
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14999 Localisation: tokyo
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Posté le: Dim Nov 11, 2012 4:41 pm Sujet du message: |
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それと・・・
haydn a écrit: |
France Télévision a pour la première fois cette année suivi le concours, et des séquences ont été filmées lors de la répétition générale, ainsi qu'à la sortie des épreuves. Quatre danseurs ont été tout particulièrement placés sous les feux des caméras, pour évoquer leur préparation, puis leurs émotions à l'annonce des résultats : Léonore Baulac, Héloïse Bourdon, Pierre-Arthur Raveau et François Alu. |
フランス・テレビが今回初めて昇級試験を追っていたそうですね~。 コンクールに臨む4人のダンサーに焦点を当てていたみたいですが、その4人は、レオノール・ボーラック、エロイーズ・ブルドン、ピエール=アルチュール・ラヴォー、フランソワ・アリュ。 放送予定はまだわかりませんが、楽しみですね! 見られますように。
なお、レオノール・ボーラックはカドリーユのダンサーで、2010年のヴァルナにフロリモンド・ロリユと共に出場しています。
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Haru
Inscrit le: 02 Déc 2011 Messages: 37
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Posté le: Dim Nov 11, 2012 11:04 pm Sujet du message: |
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Mizukoさんお忙しい中、色々とまとめを書いてくださって、ありがとうございます!
楽しく拝見させていただきました!
当日のプログラムに記載されているのですが、採点は30点満点で行われており、そのうちの10点は1年間の平常点(出席や態度などでしょうか)、そして20点が昇進試験に割り当てられているようです。
mizuko a écrit: |
スジェの課題曲は、これですかね: http://youtu.be/6hR3GVsyoa4
さすが、ルグリっ、ブラボー! なんですが、これぞヌレエフ~なおっそろしいバリエーション。 トゥール・アラスゴンドは左右だし、そこにバッチュ入れるわけ?というパの詰め込みよう。 ドカンッと跳んでしまったほうがはるかに楽です。 これを正確にミスなく踊るのはさぞ大変だろうと思います。 で、これをただ一人ちゃんと踊ったというのは、インパクト強いですよね。 |
これです!素人目にもよっぽど難しいんだなと思わされる方が多く、何とか最後まで頑張れっと思いながら見ました。ですので、自由課題では皆さん自分に合ったものを、自分が躍りたいものを選んでおりのびのびと踊っている姿が印象的でした。
私が見た限り、男性の部門では、転倒と言いますか、バランスを崩してしりもちをついてしまったり、マネージュを反対周りに回り始めてしまい途中で気が付きオロオロとなってしまったり、完全に振りを忘れてしまったダンサーもおり、皆さんものすごい緊張されているのだろうなと思いましたが、この緊張感を何とも思わないくらいタフなダンサーでないと、簡単には階級を上がっていけないのだなと改めて実感しました。
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14999 Localisation: tokyo
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Posté le: Lun Nov 12, 2012 11:37 am Sujet du message: |
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おぉ、これですか! 左右両方続けて回るんだと、100発100中とはなかなかいかないですからねぇ。 これを踊ってやるぜ!ってーくらいのやる気と覚悟を課したってかんじですよね。 そもそも昇級試験は内部的なものですから、課題曲は 「やらせてみる」 くらいのものでないとね。 しかし・・・
Haru a écrit: |
私が見た限り、男性の部門では、転倒と言いますか、バランスを崩してしりもちをついてしまったり、マネージュを反対周りに回り始めてしまい途中で気が付きオロオロとなってしまったり、完全に振りを忘れてしまったダンサーもおり、皆さんものすごい緊張されているのだろうなと思いましたが、この緊張感を何とも思わないくらいタフなダンサーでないと、簡単には階級を上がっていけないのだなと改めて実感しました。 |
おぅ、反対周りだなんて、あり得な~いっ! でも、緊張してると自分でもあり得ないって思うようなことをしてしまいますよね。 あはは。 でもそれじゃダメじゃん。
バランスを崩してしりもち、というシーンは、見ているほうもショックですよねぇ。 今回、フロリモンド・ロリユも自由曲に選択したロットバルトのVで、転倒したようですね。 トゥール・ザン・レールを連続してやるところでしょうか。 怪我をしてないか心配するほど派手な転倒だったようで、本人も踊るのをやめようとしたみたいですが、審査員に促され、最後のマネージュはちゃんとやって (それも非常に良い出来) ヴァリエーションを終えたそうです。 そのくらいのガッツもないとね。
haydn a écrit: |
C'était assez étrange : F. Lorieux a chuté assez violemment, et donnait l'impression de s'être vraiment fait mal. Alors que le pianiste continuait de jouer, il s'est tourné vers le jury, les bras ballants, comme pour dire qu'il abandonnait le concours. Les juges lui ont apparemment fait signe de poursuivre, et étonnamment, il a repris le manège - d'ailleurs effectivement très bien exécuté - comme si de rien n'était, ce qui aura en tout cas rassuré l'assistance sur son état de santé. |
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14999 Localisation: tokyo
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Posté le: Lun Nov 12, 2012 2:45 pm Sujet du message: |
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アリステ・マダンが自由曲で踊った アレポ の動画を YT にアップしてますです。 早いのぉ。
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Haru
Inscrit le: 02 Déc 2011 Messages: 37
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14999 Localisation: tokyo
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mizuko
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mizuko
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