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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14999 Localisation: tokyo
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14999 Localisation: tokyo
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Posté le: Dim Mar 18, 2018 11:31 am Sujet du message: |
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あぁ、そして、『椿姫』の感想も途中まで書いて放置されてました。今回のコジョカル×トルーシュはものすごくよかったのですよね。もともとはエレーヌ・ブシェで見てみようと思って三日目を買ってたのですが、結果としてラッキーなキャスト変更。この舞台が見られてよかった。
実は私はコジョカルはそんなに好きではないんですが、今回のマルグリットには圧倒されました。コジョカル、すごかったです。もちろんトルーシュとの相性やハンブルグ・バレエに交じってのということもあろうかと思いますけど、とにかく生々しい感情が激しくぶつかり合うような舞台でした。そのトルーシュ、前回のハンブルグの来日公演で「ノイマイヤーの世界」の中に挿入されてる第2幕のPDDをコジョカルと踊ったのを観ましたが、その時はなんとも頼りないアルマンだったのに、今回はその時から飛躍的に成長して、パートナリングのどこにも危なげがなかった。もしかしたら相性以上にそのことがこの舞台を実現可能にした大きな要因かも。お互いに踊りに不安を感じず、役にのめりこめるのだ。
1幕のPDDのコジョカルの雄弁なこと。今まで気が付かなかったような感情の襞も、振付に忠実でありながら見事に表現していました。そしてそれは舞台の最後まで一貫してました。二幕のアルマンとの別れのシーン、すべてが伝わってきて、もぉ、大泣きでした。トルーシュは、良くも悪くもちょっと素朴な感じが役に生きていて、更に若さはアルマン役に真実味を加味していました。直情的でまだ思慮が足りないけれど、マルグリットでなくても愛おしくなってしまうようなアルマン。それにとにかく踊りが安定していて、びっくりです。ヌレエフ版のドンキのバジルも踊ってるんですもんね。
コジョカル×トルーシュもすごかったですが、アッツォーニ×リアブコのマノンとデ・グリューもゆるぎない存在感といった感じで、素晴らしかったです。劇中劇の舞台から徐々に妄想になって、マルグリットを支配していく様はかなり怖かったです。なんという贅沢な配役。
菅井円加さんのプリュダンスはけっこういい人でした。コジョカルに一歩も引かないという姿勢が見て取れました~。第二幕のソロでは弾けるような小気味よい踊りを見せてくれました。カーステン・ユングのムッシュー・デュヴァル、大きな存在感で印象に残ってます。あと、フリッツァのナニーヌがかなり涙をそそる演技でした。
感動の本当にいい舞台でした~。
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