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Emmanuel Thibault's interview in Japanese!

 
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haydn
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MessagePosté le: Dim Déc 19, 2004 6:21 pm    Sujet du message: Emmanuel Thibault's interview in Japanese! Répondre en citant

Thanks to our friend "Gamache", we are proud to offer to our friends from far Asia a Japanese translation of Emmanuel Thibault's interview!




対談:エマニュエル・ティボー

スタイル、テクニック、音楽

我々ダンソマニーの為にエマニュエル・ティボーがバレエの技術の基礎を語ってくれた。


 エマニュエル・ティボーはその踊りのスタイルと優れたジャンプ力で注目を浴びているダンサーだ。パリ・オペラ座バレエ団の階級でいえばスジェなのだが、それ以上の人気ぶりだ。ファンは彼が主役として踊るバレエがいつも待ち遠しい。外国から見に来るファンも少なくはない。特にイギリスではすごい評判だ。
ダンソマニーの為にエマニュエル・ティボーは、今見られる彼の素晴らしいテクニックに至るまでの長い道のりを語ってくれた。優秀なダンサーである彼は音楽家でもある。チャイコフスキーやイタリア・ロマン派オペラ作曲家についても話してくれた。

初めてのバレエ

 五歳の頃から踊りたかった。誰に薦められたわけでもなく、自らの意思で始めました。最初の先生はガニーのバレエ学校で教えていたフランソワーズ・エマール。当時はまだ幼すぎて、七歳になって初めて生徒として認められました。直ぐに、先生はもっと有名な先生に習うよう、薦めてくれました。

 そこで出会ったのがパトリック・デュポンでした。そして彼の恩師であったマックス・ボゾニに紹介され、八歳からオペラ座に入るその一年後までレッスンを受けました。当時のバレエ学校はまだガルニエにあり、三年間そこで勉強し、後の三年間は新しいナンテールの学校に通いました。

 オペラ座バレエ学校に受かってからもマックス・ボゾニ先生のレッスンは受け続けました。先生はいつも努力は見せてはいけない、消すものだと言いました。ですから彼の生徒は皆、動きのコーディネーションに独特なものがあります。それにボゾニ先生は、バレエのテクニックだけではなく、芸術的、音楽的な部分をとても重視していました。舞台感覚、演技も彼が教えてくれました。

 オペラ座バレエ学校は一年生から六年生まで通いました。一年生のクラスは一番幼い子のクラスで、ちょうど私が入学した年に設立されました。一年生の生徒の中で、トップになりましたが、あまり気にはしませんでした。ボゾニ先生は競争心を常に持たせて、私にいつも一番になるようにと言いました。


スタイル

 コール・ド・バレエに入ったのは1990年の9月です。入団試験には「ジゼル」のアルブレッヒと「エチュード」のヴァリアシオンを踊りました。「ジゼル」のヴァリアシオンは若いダンサーたちが最初に踊るものです。伝統重視の、特別なスタイル、踊り方を必要としない踊りです。
 
 -スタイル-。型のある踊りと言ってもあまり意味はありません。きちんとした姿勢と正確な動きを見せなければなりません。しかしそれがあまり学究的になってしまってもいけないのです。自然体で踊るには、姿勢とテクニックを完全にマスターしてなければなりません。スタイルという概念を説明するのはとても難しいです。人にもよりますしね。各ダンサーはそれぞれ違います。

 伝統重視は大事です。特にパリ・オペラ座の様なバレエ団で伝統重視をしなければ、クラシックバレエの破滅だと思います。やはりそのバレエ団特有の「スタイル」は大切だと思います。もちろんそれに縛られては困りますけれど。

 逆説的に、ボゾニ先生は伝統を重視する人ではありませんでした。姿勢にあまり拘らないと批判を受けることもありました。けれど、それは間違っています。私が保証できます。「去勢的」な姿勢は嫌がっていましたが、少しでも不完全な動作をすればすぐに直してくれました。


テクニックの正しい応用

 今、難しいテクニックの役ができるのは、既に十、十一歳から集中的に技術を練習したからです。いつか自然に身につくようになるのです。それによって、どう動作をすればいいのか考えなくても済むのです。

 ジャンプ力ですか?驚くかもしれませんが、バレエ学校にいた頃は特別高く飛んでいたわけではありません。むしろボゾニ先生は良く私の飛躍をからかっていました。現在コリフェのアレクシー・ルノーは自然なジャンプ力の持ち主ですけどね。ある日、ボゾニ先生のレッスンに偶然に彼と出合わせたのです。ボゾニ先生は「ほら、見てごらん、このひよっこは君より高く飛んでいるよ」と笑っていました。

 ジャンプはとても難しいです。今のジャンプができるようになるまでとても練習しました。それに他のダンサーと比べてみたら、実際、彼等以上に高く飛んでいないと思いますよ。脚と上半身を使って、飛んだ時と着地した時の素振り効果だと思います。もちろん、高く飛べるための筋肉もありますが、その筋肉は私の踊り方によって作りあげられたものですから。

 プティット・バトゥリー(細かく脚を交互に打つ動作)に関しても、秘密はありません。訓練が必要です。若く始めれば始めるほど、自然に身につくものです。子供にテクニックを教えるほうが簡単です。先ほども言ったように、まずは動き方、動作のコーディネーションの方が、完璧な姿勢よりも大事です。姿勢は徐々に直せるものですが、動作がコーディネートされていないと大変です。練習、常に練習が必要です。リハーサルの時に始めて自分の踊りがわかってくるのです。先生たちはリハーサルで自分の踊りを見つけるために指示、アドバイスをくださいます。しかし舞台に立ってしまうと、もう動きに集中できなくなるのです。自動修正ができるまでは練習を重ねらなければならないのです。何回も何回も繰り返した上で、自動性が出てくるのです。
もちろん生まれつき才能を持っている人はいます。しかしその才能を生かすのに必要な強い精神力も大事なのです。それと練習。


恩師

 ボゾニ先生以外に、私にとって重要な人物はノエラ・ポントワです。私のキャリアに大きく関わっている存在です。コール・ド・バレエに入ってから、彼女がボゾニ先生の後継者になったのです。とても気が合って、言葉や視線から彼女が言おうとする指示がとてもよく伝わってくるのです。こうして、お互い信頼できる関係になるととてもいい踊りを作りあげることができます。

 そして、バレエの復習教師もとても大事です。ビビアンヌ・デクチュールとはよく、ソロの踊りを練習します。そして元ダンサーのローラン・イレールやロイパ・アラウヨ達とも「ドン・キホーテ」のバジルの役を練習しました。二人ともとても寛大な人達です。ロイパは素晴らしい性格の持ち主で、エネルギーを感じさせます。素敵な先生でもあるし、強力なコーチでもあるので、各国のバレエ団に呼ばれています。ローラン・イレールは人の性格や行動を理解するのが上手で、いつも前向きなので、とても信頼しています。ロイパ同様、私のキャリアの中で、重要な出会いだったと思います。

 コール・ド・バレエに入った時はまだ十五歳で、とても内気な子でした。レッスン中にノエラ・ポントワの目に留まり、個人レッスンを受けるようになりました。入団当時、彼女はまだ「ゲスト」として踊っていました。その頃は今のようにカンパニーは分かれていませんでした。ですから作品も今より少なかったですし、研修生はほとんど舞台に立つことは無かったですね。私たち一年生はいつも最後の代理役でした。その分、練習する時間も多く、ポントワはよく、バーで私の踊りを直してくれました。十五年前はバレエ団全体が全作品に当てられていたので、正団員が倒れない限り、研修生は踊る機会がありませんでした。こうした状況の中、やる気を保つのは難しいですね。現在はバレエ団がはっきりと二つのグループに分かれていますから、研修生は入ったばかりでも舞台に立つことができます。その方が個人的にはいいと思います。シーズンのいつかは踊ることができるとわかっているのでやる気が沸いてくるのです。全体的に、今は団員達は若い頃からどんどん踊っていますね。


階級昇進

 オペラ座に入ってすぐにパリのコンクールを受けました。カルロス・アコスタに続いて二位を獲得しました。その結果、ユーロ・ビジョンのコンクールにフランス代表として出場し、優勝しました。そのご褒美として、パトリック・デュポンが「ジゼル」の葡萄収穫人のパ・ド・ドゥーを踊らせてくれました。カドリーユにとっては特別な是認であり、先輩達が厳しい目で見ていたから間違いは許されませんでした。それに加えてこのヴァリアションはバート・コリアコフによって振り付けされたもので、最も難しい踊りとされます。私にとってとても大きな挑戦でした。

 こうして私のキャリアは台風のような速さで始まりました。初めてのオペラ座バレエ団内部のコンクールではコリフェに昇進し、二回目のコンクールではスジェになりました。十七歳でした。最初の階級を早く昇進するのは私にとってとても重要なことでした。何故ならカドリーユやスジェのクラスだと、けが人が出たときのみ舞台に立つことができるとわかっているので、やる気があまりありません。


音楽の重要性

 バレエの中で音楽はとても大切だと思います。踊るということは身体で音楽を作るということです。音感の悪い人はいいダンサーにはなれません。音楽のない踊りでも、常に頭の中でリズムを保つことが重要です。バレエと音楽を引き離すことはできません。私は音楽とソルフェージュを習いました。バレエに夢中になってしまった為、以前ほど音楽をやっていませんが、楽譜を読んだり、音楽家の友達と会ったりします。大事な役があると、いつも楽譜を読んでいます。たとえばバランシンヌの「宝石-ルビー」の楽譜に振り付けを細かく書き込みました。時間が掛かりますが、舞台に上がると、各楽器と自分の踊りを合わせることができます。音楽をよく理解すればするほど、身体もそれについて行きます。ヴァリアションを上手に踊るということは、音楽とよく合わせるということです。

 私の一番好きなバレエの音楽はチャイコフスキーの「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」のバイオリンソロ。彼は本当に素晴らしい作曲家だと思います。私がなぜバランシンヌやジェローム・ロビンズの振付けが好きかというと、彼らは振付け師であると同時に、音楽家でもあるからです。そして唯一、音楽界の名曲にふりを考案したからです。ジェローム・ロビンズとの出会いはとても印象的でした。自分の前に天才が立っているように思えました。練習中はとても厳しかったですが、感動しました。「四季」の牧神の役を与えてくれました。この役で始めて脚光を浴びたので、彼には本当に感謝しています。




 振付け師にはなりませんね。私は出演者ではあっても、振付け師ではありません。謙遜ではありませんが、本当に向いていないと思います。ジャン・ギヨーム・バールみたいに素晴らしいダンサーでありながら、創作もする人もいるので、クラシックバレエもまだまだですね。

 出演者として、踊りたい役はもちろん「ラ・シルフィード」のジェームズ。それと「白鳥の湖」のシグフリッド。役としては見せ場があまりないですが、音楽が堪りません。今まで踊った中で、一番衝撃を受けた役は「バラの精」、ヌーメイヤーの「真夏の夜の夢」のプック、バランシンヌの「ルビー」、「バヤデルカ」の金のアイドル、そしてもちろん「ドン・キホーテ」のバジル。この役は初めて三幕の舞台でした。ローラン・イレールとロイパ・アラウヨと特訓しました。とても大きな挑戦であると同時に、刺激的な役でしたので、踊っていて楽しかったです。

 踊る時には必ず知人の意見が必要です。ノエラ・ポントワは当然のこと、特訓させてくれた人たちの意見も重要です。「ドンキホーテ」の公演が終わった後、ローラン・イレールの見解はとても役に立ちました。三幕の舞台ですと、最初から最後まで完璧な踊りはできないことを把握することが大切です。本当に大事なのは、観客とのコミュニケーション、客席と舞台との間に生まれる関係です。ダンサーは観客と対話をしなければならない。自分一人のために踊るわけにはいきません。

 将来的には?誰か「トゥルベール」の曲に振り付けをしてくれたら踊りたいですね。べッリーニやベルディなどの曲はバレエに最高だと思います。ピエール・ラコットとも仕事をしたいですね。とても厳しい人ですが、前向きで、積極的な人です。イリ・キリアンとも仕事をしたいです。彼は素晴らしい演出家ですが、性格も素晴らしいのです。人間味があって、才能もあって、彼の創作はとても面白いです。個人的には彼と仕事をしたことはないけれども、キリアンと出会った人は皆良い経験だったと述べています。



エマニュエル・チボー

2004年、10月29日




Dernière édition par haydn le Mar Fév 15, 2005 9:59 am; édité 1 fois
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Pami



Inscrit le: 03 Fév 2004
Messages: 161

MessagePosté le: Mar Déc 28, 2004 4:22 pm    Sujet du message: Répondre en citant

Merci Gamache, au nom de tous les lecteurs japonais, qui doivent être ravis de suivre l'actualité au plus près avec la nomination d'Emmanuel Thibault!

Milles bravos ou plutôt OMEDETO GOZAIMASU à Emmanuel Thibault que je me tarde de voir danser sur scène.


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Gamache



Inscrit le: 05 Juin 2004
Messages: 31

MessagePosté le: Mar Déc 28, 2004 10:10 pm    Sujet du message: Répondre en citant

Mais de rien Pami, c'était un plaisir !
Je vois que les lecteurs japonais sont nombreux. C'est une bonne chose. Peut-être pourrions_nous traduire de plus en plus de topics en japonais en temps réel, du moins les grands titres tels que : Emmanuel Thibault promu premier danseur par exemple. Et surtout, please, do not hesitate to post your comment !

エマニュエル・ティボー、とうとうプルミエ・ダンサー
12月23日に行われたオペラ座バレエ団のコンクールでエマニュエル・ティボー、30歳がとうとうプルミエ・ダンサーに任命されました。
女性部門ではエミリ・コゼットがプルミエール・ダンスーズになりました。

皆様、ダンソマニーご愛読ありがとうございます。
こんな訳で申し訳ありませんが、コメントなどお気楽にお書きください。

Gamache


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