Manuel Legris "Stars in Blue - Ballet & Music"

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ダンスと音楽の華麗なる饗宴、ちょっと、いや、かなり魅力的な「ダンスコンサート」が発表されました。バレエはルグリとお気に入りのスミルノワにチュージン、それと木本全優、音楽は三浦文彰（ヴァイオリン）に田村響（ピアノ）ですよ！


Manuel Legris "Stars in Blue - Ballet & Music"


■公演詳細

＜日程・会場＞
2019 年
3 月 8 日（金）/ 9 日（土）東京芸術劇場コンサートホール
3 月 11 日（月）大阪 ザ・シンフォニーホール
3 月 14 日（木）メディキット県民文化センター（宮崎県立芸術劇場）
3 月 17 日（日）愛知県芸術劇場コンサートホール


＜出演アーティスト＞
ダンサー：
マニュエル・ルグリ（ウィーン国立バレエ団芸術監督）
オルガ・スミルノワ（ボリショイバレエプリンシパル）
セミョーン・チュージン（ボリショイバレエプリンシパル）
木本全優（ウィーン国立バレエ団プリンシパル）

音楽家：
三浦文彰（ヴァイオリン）
田村響（ピアノ）


バレエと音楽というとエルヴェ・モローが企画した2年前の「Stars in the Moonlight」を思い出しますよね。あの公演も本当に素敵でしたが、今回、コンサートホールでの公演ということで、より一層一流の音楽家たちの音を存分に味わえますし、バレエだって距離が近い。（はず。）

とても楽しみです。

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すーっかり遅くなってしまいましたが、プログラムの一部が発表されてますので、お知らせしますねー。



◆プログラム（一部）

『タイトル未定』（新作）
振付：パトリック・ド・バナ
音楽：未定
出演：マニュエル・ルグリ、オルガ・スミルノワ


『鏡の中の鏡（仮）』（新作）
振付：パトリック・ド・バナ
音楽：アルヴォ・ペルト
出演：セミョーン・チュージン、木本全優、三浦文彰（ヴァイオリン）、田村響（ピアノ）

『Moment』
振付：ナタリア・ホレツナ
音楽：ヨハン・セバスチャン・バッハ
出演：マニュエル・ルグリ、滝澤志野（ピアノ）


『Moment』を上絵するということで、ウィーン国立のピアニスト滝澤志野さんの追加出演が決定したそうです。田村響さんが弾くってわけではないのですね。



3/11（月）の大阪公演のチケットはぴあとイープラスで既に先行発売されてます。大阪はいつも早い気がする。

3/17（日）の愛知公演のチケット情報は以下のとおりです。大阪はS席12,000円ですが、愛知は11,000円。（大阪にはSS席16,000円もあります。）

◆愛知公演チケット料金（全席指定・税込）
S席：11,000円
A席：8,000円（U25：4,000円）
B席：6,000円（U25：3,000円）
C席 ：4,000円（U25：2,000円）
プレミアムシート：14,000円
車椅子席：6,400円
チャレンジシート：1,000円

※チャレンジシートは、公演1週間前に空席がある場合、公演当日10:00～愛知芸術文化センタープレイガイド窓口にて数量限定で販売します。予約不可・一人あたり購入枚数制限あり。詳細は公演3日前までに劇場ウェブサイト、SNSで発表します。前売券の予約状況により、販売しない場合があります。なお、舞台の一部が見えない場合があります。


◆愛知公演チケット発売日
・一般発売：2018年10月27日（土）10:00
・愛知県芸術劇場メンバーズウェブ先行発売：10月19日（金）10:00 ～20日（土）23:59



東京と宮崎の情報は、またわかりましたらお知らせしまーす。

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東京公演の先行抽選受付も始まったところで、特設サイトがオープンしました。プログラムはもちろん、ルグリの動画インタビューも載ってますので、どうぞ！

http://danceconcert.jp/


プログラムはこれから追加もあるようですが、今のところこんな感じです。
http://danceconcert.jp/program/

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宮崎公演の一般発売が開始されましたね。

http://danceconcert.jp/schedule-ticket/miyazaki/

公演日時： 2019年3月14日（木）19：00開演
会　　場： メディキット県民文化センター（宮崎市）

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遅くなりましたが、プログラムにウィーンのヌレエフ版『白鳥の湖』第1幕よりジークフリード王子のヴァリエーションが追加されました！ ヴァイオリンとピアノの演奏で木本全優さんが踊ります～。

http://danceconcert.jp/program/



それから、Instagramも開設されてますよ！
https://www.instagram.com/starsinblue2019/

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Twitterではお知らせしていたのですが、オルガ・スミルノワのインタビューをご紹介しますね。英語ですけど、写真が素敵なので是非。ルグリについても触れていて、ルグリは憧れの存在で大好きな人みたいで、3月のこの「Stars in Blue」がとても楽しみなようです。

https://worldofballet.com/smirnova_en


ちなみに新しいチラシがウェブで見られるので、どうぞ～。
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/archive/detail2018/190317_dance-c/pdf/leaf3.pdf

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「Stars in Blue」公演まで2ヶ月を切りましたね。この度なんと！この公演に参加される木本全優さんへのインタビューが実現しました！ メールでのインタビューでしたが、とてもフレンドリーに答えてくださいましたので、是非どうぞ～。公演が楽しみになりますよ！



木本全優さん　ダンソマニ日本語版独占インタビュー！　by e-mail, 2019.1.6

ウィーン国立のプリンシパル 木本全優さんは日本のバレエファンの中では既にかなり知られたダンサー。まだコールドバレエだった2011年、マニュエル・ルグリの芸術監督最初のシーズン中、『ドン・キホーテ』（ヌレエフ）のバジル役に急な代役で抜擢され、一気に注目を集めましたね。しかし意外にもルグリの仲間たち公演への参加は、その2011年の「マニュエル・ルグリの新しき世界 II」以来2回目です。ここ最近ではメディアのインタビュー等にも時々登場し、その度に、飾らないしなんかちょっと面白いと感じていた私。これは絶好のチャンス！とインタビューさせていただきました。「Stars in Blue」のこと、ウィーンでの活動、今後について等話してくださっています。


1. ルグリのグループ公演には以前にも参加されたことはありますか？来日メンバーは毎回ルグリが選ぶダンサーということで非常に注目されますし、カンパニーでの来日公演とは心境が異なると思います。来日までの2か月ですが、どのように感じていらっしゃいますでしょうか。プレッシャーよりも喜びの方が強いですか。


2011年の夏にルグリのグループ公演で東京で踊ったことがあります。
その時は初めて東京で踊るという事もあり凄く緊張したのを覚えています。

今回も本番前は緊張すると思いますが、今は素晴らしい人達との共演でどうなるのかという期待と喜びの方が大きいですね！



2. このようなバレエ＆ミュージックといった公演には今までに参加したことはありますか。


こういったコラボレーションは初めてなので楽しみにしています。



3. 踊られる作品についてお伺いします。パトリック・ド・バナ振付の「鏡の中の鏡」は、セミョーン・チュージンとのPDDということで、とても期待しています。どのようなPDDか、またチュージンとの共演について等お伺いできればと思います。


テーマは”狼男の兄弟“で、1人が瀕死の重傷を負ってから死ぬまでの2人の苦悩や葛藤を表現しています。
振付を覚えるにあたりベースとなっている作品（未発表）のリハーサルのビデオを拝見しましたが、観れば観るほど作品の素晴らしさを感じ心を揺さぶられました。
今回セミョーンと僕の為に少し変更が加えられますが、僕と同じ感動を観客の皆さんに届けられる様に頑張ります。



4. 『白鳥の湖』から第1幕の王子のヴァリエーションがプログラムに追加されました。1幕終わりの長いソロだと思いますが、とにかくコントロールが求められる大変難しいヴァリエーションだと思います。木本さんはこのソロをどのように捉えられていますか。


この長いソロはテクニックと言うより王子の内面を表現していて、僕は心がからっぽなイメージで踊っています。もちろんゆっくりと流れる様に踊る技術も必要ですね。
全幕でこのソロを踊るときはもう疲れているので役に入りやすいですが、今回気持ちの準備が難しくなるかもしれませんが音楽に身をまかせて踊りたいと思います。



ルグリが美しいと絶賛する木本全優さんのジークフリード王子



5. 来日と同じ時期にはウィーンで『白鳥の湖』の公演があります。今回橋本清香さんが来日されないのは少し残念ですが、ウィーンでムンタギロフと白鳥に主演される予定ですね。木本さんはウィーンでは白鳥には出演されますか。


僕もヴァディムと清香の舞台が観れないのは残念です…
僕自身は2月に2回踊る予定です。ヌレエフ版は本当にハードなのでしっかり準備して本番にのぞみたいと思います。



6. 1月末にはフォルクスオーパーでラコット版の『コッペリア』に主演されますね。こちらのリハーサルもお忙しいことと思います。「Stars in Blue」のほうのリハーサルは並行して進められているのでしょうか。ヴァイオリンの三浦文彰さん、ピアノの田村響さんとはもう合わせられましたか。


パトリックとは新作のリハーサルを始めて、作品のテーマだったりステップの意味などを細かく指導してもらっています。
まだ三浦さんと田村さんとは会ったことないので、早くお会い出来るのを心待ちにしています。



7. ちなみに、ラコットを踊る機会はあまりないと思いますが、『コッペリア』を踊られてみていかがでしょうか。


コッペリアのリハーサルも順調に進んでいて、初日の2週間前からは舞台リハも始まります。
テクニック的に難しいですが、演技や物語は踊っていて楽しい作品ですね！



8. この質問も「Stars in Blue」公演とは直接関係ありませんが、ルグリ版の『シルヴィア』が気になります。ちょうど橋本清香さんとご一緒に主演された公演が ivestream の対象でしたが、障害によって配信がうまくいかなかったとお聞きしています。日本でのテレビ放送の話などもしありましたら、こっそり教えていただけませんか。


そうだったのですね。僕たちの舞台の日では無いですが、初演キャストの舞台が収録されていたので、もしかすると日本でもDVDかテレビで観れるかもしれないですね。詳しくはわかりません、ごめんなさい…



・・・という質問にはお答えいただかなくてもOKですが、ルグリ振付の全幕は『海賊』に続く二作品目です。踊る側として、リハーサルですとか、本番後の手応えですとか、いかがでしたでしょうか。


ルグリの作品は僕にとっていつも難しい振付で大変なのですが、彼はそれよりもストーリーや感情をどう表現するかをリハーサルでも良く言っていました。
本番はすごく楽しんで踊れましたし、終わった後の達成感も凄かったです。
また何度も踊りたい作品ですね。



9. 新年が明けたところでもう一つ。今年のウィーン・フィル ニューイヤーコンサートでは、バレエのシーンに出演されていました。ウィーン国立のダンサーだったアンドレイ・カイダノフスキーによる振付でしたが、"今" という感じでとても良かったと思います。彼との仕事はいかがでしたか。


彼とはお互いの事を良く知っているので、振付はスムーズに進みました。
僕達も完成作を観たのは皆さんと同じ元旦のテレビなのですが、劇場をフルに使って面白いアイデアだったと思います。



10. 来シーズンがルグリが芸術監督としての最後のシーズンとなります。シーズンプログラムの発表はまだ先ですが、どのようなシーズンを期待されてますか。


本当にこの夢のような環境で働かせてもらえているのも後1シーズンだけなので、
怪我なく彼から吸収できるものは全て吸収していきたいです。



11. 最後に、カンパニーの内外を問わず、2019年の今後のご予定とどのような年にしたいかをお聞かせください。


2019年はコッペリアから始まり、白鳥、日本公演、戻ってからはノイマイヤーのアルミダ宮、ロミオとジュリエット、トリプルビルと続きます。
夏は日本で数公演を予定しています。
本当に怪我せずに少しずつでも進化して、良い舞台を届けられるように頑張ります。



木本さん、どうもありがとうございました！

（ 2019年 1月6日 メールにてインタビュー）

[mizuko]

残念なお知らせが出ています。

1月末のウィーンでの『コッペリア』を降板した木本全優さん、3月の来日もなくなってしまいました。骨折だそうです。何より早期回復をお祈りしますが、残念です～。 。。

木本さんに代わって来日するのは、ハンブルグのシルヴィア・アッツォーニです。これにより演目も変更されています。
http://danceconcert.jp/

2019/2/8付最新プログラム。赤字が変更箇所になります。
http://danceconcert.jp/program/

ダンス作品

1. 『OCHIBA～When leaves are falling～』（新作 世界初演）
振付：パトリック・ド・バナ
音楽：フィリップ・グラス
出演：マニュエル・ルグリ、オルガ・スミルノワ
　　　田村響（ピアノ）


2. 『ソナタ』
振付：ウヴェ・ショルツ
音楽：セルゲイ・ラフマニノフ
出演：シルヴィア・アッツォーニ、セミョーン・チュージン
　　　三浦文彰（ヴァイオリン）、田村響（ピアノ）


3. 『Moment』
振付：ナタリア・ホレツナ
音楽：ヨハン・セバスチャン・バッハ ／ フェルッチョ・ブゾーニ
出演：マニュエル・ルグリ、滝澤志野（ピアノ）


4. 『タイスの瞑想曲』「マ・パヴロワ」より
振付：ローラン・プティ
音楽：ジュール・マスネ
出演：オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン
　　　三浦文彰（ヴァイオリン）、田村響（ピアノ）


5. 『瀕死の白鳥』
振付：ミハイル・フォーキン
音楽: カミーユ・サン＝サーンス
出演：オルガ・スミルノワ
　　　三浦文彰（ヴァイオリン）、田村響（ピアノ）


6. 『ノクターン・ソロ』「夜の歌」より
振付：ジョン・ノイマイヤー
音楽: フレデリック・ショパン　「ノクターン第２１番」
出演：シルヴィア・アッツォーニ
　　　田村響（ピアノ）



演奏曲

1. ニコロ・パガニーニ「ネル・コル・ピウ変奏曲」
演奏：三浦文彰（ヴァイオリン）


2. モーリス・ラヴェル「ツィガーヌ」
演奏：三浦文彰（ヴァイオリン）、田村響（ピアノ）


3. フレデリック・ショパン「ノクターン 第20番（遺作）」、「華麗なる大円舞曲」
演奏：田村響（ピアノ）

新しく加わったショルツの「ソナタ」は、昨夏のバレエフェスティバルでアイシュヴァルトとリアブコが本当に素敵に踊ったあの作品ですよね、恐らく。楽しみです。もう一つのノイマイヤーの「ノクターン」はローザンヌのコンテンポラリーの課題曲に選ばれていたこともある作品。本家本元のダンサーであるアッツォーニが踊ってくれます。

[mizuko]

Madame Figaro.jpにマニュエル・ルグリへのインタビューが掲載されていまーす。

https://madamefigaro.jp/culture/series/interview/190209-manuel-legris.html

[mizuko]

東京公演がCSのテレ朝チャンネル2で放送されまーす！

放送時間： 2019年3月31日（日） 19:00～

https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/variety/0358/


素晴らしい公演でしたので、多くの方に見てほしいです。特にパトリック・ド・バナさんの「OCHIBA ～ When leaves are falling ～」は、たくさん動くわけではないし短い作品でしたが、スミルノワがとにかく美しく、田村響さんのピアノも素晴らしくて、本当によかったので、どんな風に画面に収まるのか気になります～。

か、感想がまだ書けていない・・・。ごめんなさい～。。。