La Belle au Bois Dormant – ABT [Bastille 02/09 – 10/09/2016]

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招聘公演　アメリカン・バレエ・シアター　ラトマンスキー復刻版 『眠れる森の美女』　La Belle au Bois Dormant　2016年9月2日～10日　於） オペラ・バスティーユ


パリ・オペラ座 2016-2017シーズン最初のプログラムは ABTによる 『眠れる森の美女』 全10公演です。　日毎キャストが ABTのサイトに発表されていま～す。

http://www.abt.org/calendar.aspx?startdate=9/1/2016

2 septembre
Cassandra Trenary
James Whiteside

3 septembre (M)
Isabella Boylston
Joseph Gorak

3 septembre (S)
Gillian Murphy
Cory Stearns

4 septembre
Hee Seo
Marcelo Gomes

6 septembre
Stella Abrera
Alexandre Hammoudi

7 septembre
Isabelle Boylston
Joseph Gorak

8 septembre
Hee Seo
Marcelo Gomes

9 septembre
Gillian Murphy
Cory Stearns

10 septembre (M)
Sarah Lane
Herman Cornejo

10 septembre (S)
Cassandra Trenary
James Whiteside



本家は誰を見るかで盛り上がってますよ！

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[本家より]

ABT 制作のビデオクリップ "Becoming Aurora" は舞台映像満載でけっこうおもしろいです。　インタビューに登場するのは、ジリアン・マーフィー、カサンドラ・トレナリー、ステラ・アブレラ、それに振付家のラトマンスキーです。




オペラ座のサイトにもちょろっとクリップがありますけど、ほんとにちょろっとです。　オーロラはイザベラ・ボイルストン、デジレはジョゼフ・ゴラック。
https://www.operadeparis.fr/saison-16-17/ballet/american-ballet-theatre/galerie#head

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[本家より]

ABTの 『眠れる森の美女』（ラトマンスキー） が開幕してます～。　まずはルポ映像から！

France 3 / LCI


あと、アップしてなかったですが、キャストの詳細です → distributions

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[本家より]

ラトマンスキーによる復刻版とあって、Haydn さんや Sophia さんはかなり注目していたし、それにつられて本家の面々も期待を込めて劇場に詰めていた様子。　ですが、蓋を開けてみたら、そーでもないといった雰囲気が漂っています。

まぁ、復刻版なので、見慣れたテクニック満載の振付ではないという点で、簡単には観客を熱狂させることはできないのですが、どうやらそれ以上に消化不良なパフォーマンスだったみたい。

以下、Haydnさんの初日の感想から抜粋すると・・・

ピルエットは （パッセではなく） クッペだし、脚を高々と上げることもしないけど、それについては心地よいものだった。　しかし、第3幕の GPDD のヴァリエーション、特に男性の Vは、テクニック的な見せ場がなく、グランジュテマネージュも最小限。　その代わりカブリオーレやブリゼがたくさん入っていた。

役柄の解釈については、パーフェクトからはほど遠く、いい点も悪い点もあったという感じ。

コールドバレエはひどくはなかったが、ポールドブラは硬く、踊りなれないスタイルのステップを確実に踏むために足ばかり見ることに気がとられ過ぎているのか （わからなくはないが）、特に女性ダンサーは音楽とは相当ズレていた。

素晴らしかったのはリラの精のクリスティーヌ・セヴチェンコ、カラボスのマルセロ・ゴメスもとてもよかった。　しかし、デジレ王子ジェームズ・ホワイトサイドは批判を免れない。　ラトマンスキーによって写しとられたプティバットリーの数々はこの役を踊るにふさわしい俊敏さと精緻さを欠いていた。　カッサンドラ・トレナリーはテクニック的にパーフェクトであったが、主役としての存在感はこれからといったところ。

がっかりだったのはブルーバードPDDで、ミスティー・コープランドはスタイルを無視した踊り、ダニール・シムキンにはスーパーテクニックを期待したが、ジャンプには力がなく、ブリゼヴォレは適当な感じで、全く精彩を欠いていた。

白猫と長靴をはいた猫 （Catherine Hurlin、Gabe Stone Shayer） と赤ずきんと狼 （ Betsy McBride、Arron Scott） は、踊った4人とも演技も上手で面白かった。

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この ABTの公演は回数が多く、全10回にもなるのですが、夏休みが明けてすぐというタイミングが災いしてか、チケットセールスには苦戦している模様。　ロシアのボリショイやマリインスキーが来るときほど資金も投入されていないみたいで、ロビーがゴージャスに花で飾られるということもないみたいです。　ま、これは国を挙げてのツアーか、民間団体のツアーかの違いでしょうね。　もしかしたら、まだミルピエがいたら、巨大なスポンサーがついてたかもしれませんけど。


しかし、公演自体がそーでもないのは残念なことです。　既に3公演終わっているのに最初の賑わいは一瞬でしぼんでしまって、本家では2007年のシャトレ座での公演と比較するコメントとかも出てきてす。　そのときのバヤデールの影の王国が悲惨だったとかいう話なのですが （マジ？ ）、あれから比べたらコールドも揃っているみたいなコメントもあるんですよね。　私は ABTは何故だか見ないので何とも言えないのですが、ルポ映像とか見る限りではいいのですけどねぇ。

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[本家より]

ABT の名誉のために、9/3 昼公演をご覧になった方のコメントもご紹介しておきますね。

ラトマンスキー復刻版は好きとは言えないし、マジカルなプロダクションでもないけれど、悪くはなかった。　チャイコフスキーの音楽は美しいし、振付も音楽的だったが、テクニックの見せ場が全然ないヴァリエーションもあった。　カラボスの登場シーンは効果的で、ドラマティックだし緊迫感があった。　リラの精のヴェロニカ・パルトはエレガントで音楽的な踊り、ブルーバードのジェフェリー・シリオも音楽的でテクニックも素晴らしく完璧だった。　白猫がとても上手かった。　オーロラ姫とデジレ王子の踊りにはもう少しテクニックが盛り込まれても良かったと思うし、膝丈のチュチュも見慣れないし、ダンサーのシルエットがあまり美しく見えないと思う。　客席はちょっと煮え切らない感じだったが、この公演は少し華やかさに欠けてた印象。

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ん？ 名誉挽回できてないかも。。。