Voir le sujet précédent :: Voir le sujet suivant |
Auteur |
Message |
mutsumi
Inscrit le: 27 Oct 2011 Messages: 39
|
|
Revenir en haut |
|
mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14872 Localisation: tokyo
|
|
Revenir en haut |
|
mutsumi
Inscrit le: 27 Oct 2011 Messages: 39
|
|
Revenir en haut |
|
mutsumi
Inscrit le: 27 Oct 2011 Messages: 39
|
Posté le: Jeu Nov 10, 2011 9:33 am Sujet du message: |
|
|
昨夜の舞台。
一昨日の舞台が私にとってベストになるだろうと思っていたら、昨日はそれを超える感動でした。
キャストは、ナイラは一昨日と同じウルド・ブラーム。
ジェミルはマニュネ、ヌレッダはエケ、モズドクは初登場のファヴォラン。
もともとの第三キャストです。
まずはファヴォラン。
髪とひげをふさふさにはやし、はっきりしたマイムで、怪しいモズドクでした。シャイエやデュケンヌのようにハンサムでは決してありません。
初日ということで、私が彼の役の輪郭を捕らえられていなかったのか、あるいはこれが彼のモズドクなのか、ややダークで、得体の知れない感があって、これが昨日の物語に効果的だったと思っています。
エケの昨日のヌレッダは、孤高でした。
コンクールの結果を踏まえて観たせいもあるとは思いますが、人生の喜びも、悲しみも、不安も、全て自分の内に秘めた、凛とした、清らかで美しいヌレッダでした。
すぐに思い浮かんだのは、同じく孤高で、白いイメージのオデットです。
シァラヴォラとジュスペルギのヌレッダは、1幕はじめ、それまでメランコリックであっても、コーカサスの一団の中で踊りだすと気持ちが高揚してきて笑顔が出て、彼女達のヌレッダは、基本、”陽”なんだと思います。
でもエケは、一団の中で踊っても他のヌレッダのようには笑いません。
知らない人のところに妾として嫁ぐのだから、笑えなくて当然です。(なので、いつも、エケのヌレッダは私の心にすっと入ってきます)
デュケンヌ・ジュスペルギは、その力強さから、外に向かって強く光を発散する”陽”の兄妹のように見えますが、昨日ファヴォランの怪しいモズドクを見て、”あぁこのふたり(ファヴォラン・エケ)は”陰”の兄妹なんだ”と感じました。
ファヴォランの怪しげな兄と共にいることで、エケのヌレッダの持つ影の部分が、一層際立ちました。
ウルド・ブラームのナイラは2幕、カーンの後宮から逃げるように去っていくヌレッダを、いつも、”可哀想に・・・”という表情で目で追いかけ、ジェミルに、彼女のあとを追うよう言います。
彼女のナイラは、ジェミルも愛しているけど、孤高のヌレッダの気持ちもちゃんと分っているように見えます。
なので昨日、ナイラがヌレッダの胸に、ヌレッダがジェミルを愛するよう魔法をかける花、タリスマンを落としたのは、愛するジェミルと愛を知らない孤高のヌレッダへの、ナイラの命がけの、最期のプレゼントだったのではないかと感じました。
ウルド・ブラームのナイラの、とても大きくて、深い愛です。
昨日のキャストの作りあげた物語に感動し、
ヌレッダが違うとこんなに物語が変わってくるのかと驚き、
キャストによって二つの違うナイラを作り上げるウルド・ブラームの役作り、演技力に脱帽した昨夜でした。
同じ演目でも日によって違う物語が見られる、劇場通いの醍醐味を、改めて感じた夜でした。
|
|
Revenir en haut |
|
mutsumi
Inscrit le: 27 Oct 2011 Messages: 39
|
Posté le: Ven Nov 11, 2011 8:05 pm Sujet du message: |
|
|
昨夜は第一キャストの最終日でした。
昨夜に関して特筆すべきは主役の二人でしょう。
ここに来てもまだ、彼らは進化を続けていました。
パケットは最終日が最も良かったと思います。
穏やかで誠実、愛情深い、とても彼らしいジェミルでした。
そう感じたのは、彼のこの作品での技術面での安定、向上からくるものなのかもしれません。
とても柔らかな踊りでよく体がコントロールされていましたし、パートナーのサポートにも細心の配慮がなされていることを感じました。
その彼のサポートを得て、本当に素晴らしかったのが、ナイラのパリエロ。
彼女も昨夜がベストだったと思います。
いつもの流れるような踊りに、軽さが加わりました。
ギレーヌ・テスマールのラ・シルフィードのフィルムを初めて見た時、「この人、本当に生身の人間?!」と思いましたが、
昨夜初めて、私は実物であの軽さを目撃しました。
ふわふわ軽くて、あのナイラなら雲の上にひょいと乗せても絶対落ちてこない。
あの軽さ、パリエロの音楽性、技術によるところももちろん大きいでしょうが、パケットのサポートもあってこそのことだったと思っています。
彼女は演技面でもとてもよかったです。
水の女神が人間に恋し、やがて彼が自分を愛していないことに気付き、最後は彼のために自分の命を差し出す。
彼女の作り出したこの物語に、昨夜は何の抵抗もなく入り込んでしまいました。
彼女のナイラに引き込まれるというよりは、自然に私自身が彼女のナイラの中に入っていく感じ。
彼女のナイラと自分が一体となってしまったような感覚になりました。
彼女の、音楽と一体となったよどみのない流れるような踊りに加え、
彼女の演技、解釈に何の引っ掛かりもなく、すーっと入っていけたからだと思います。
2幕が始まって、気がついたらあっという間にナイラの死の場面だった。
とても不思議な感覚でした。
(注:上演中寝ていて、気がついたら・・・という意味ではありません。念のため)
プルミエールながら、初日からここまで立派に主役として舞台を牽引してきたパリエロに、心から拍手を送りたいです。
|
|
Revenir en haut |
|
mutsumi
Inscrit le: 27 Oct 2011 Messages: 39
|
Posté le: Sam Nov 12, 2011 8:48 am Sujet du message: |
|
|
第三キャスト最終日。
コンクールも終わったせいか、公演も回数を重ねてきたせいなのか、コールドも含め、昨日はいまひとつの印象でした。
同じキャストでも9日は素晴らしかったので、少し残念でした。
マニュネは技術面ではほぼ完成ですが、役の解釈にもう少し改善の余地があるでしょう。
スジェながら、9日はエトワール級のパフォーマンスを見せたエケ、踊りも容姿も演技も美しさでエケに決して引けをとらなかった同じくスジェのベレも、最終日もうひとがんばりしてほしかったのですが・・・
昨日でも鑑賞には十分堪えられましたし、拍手もたくさんもらっていましたが、彼女達の真の力、衣装にちりばめられた無数のスワロフスキーをもしのぐ輝きに満ちたパフォーマンスを知ってしまった後では、
期待していただけに、彼女達のベストな状態で見納めということにならなかったのが、残念でなりませんでした。
良かったのはザエルのマダン。
今までで一番跳んではじけていました。非常に軽く、スピードもあります。よく引きあがった上体も、見ていてとても気持ちがいいです。
スジェながらこの観客をひきつける力、今後が楽しみな一人です。
もう一人良かったのは、ウルド・ブラーム。
2幕カーンの後宮でのナイラがあまりにも魅力的過ぎて、同じ女としてジェラシーを感じます。ムカッとするくらい可愛いです。
ウルド・ブラームは、本日もパートナーを替え踊ります。
プルミエ、プルミエールの3人ながら本公演の実質ベストキャストで、本日いよいよ最終日です。
コールドの皆さんも、ここまで連日本当にお疲れ様でした。
あと一公演、がんばって!
|
|
Revenir en haut |
|
mutsumi
Inscrit le: 27 Oct 2011 Messages: 39
|
Posté le: Dim Nov 13, 2011 12:30 am Sujet du message: |
|
|
La Source最終日、キャストは公式サイト通りで無事終了しました。
何と言っても今晩はジェミルのオファルト。
役の解釈は日に日に明瞭になり、原台本とは全く違う、好青年を作り上げました。
2幕のヴァリアシオンも完璧。大きく軽いジャンプ、正確な音取り。
開いた口がふさがらないという感じで、見惚れてしまいました。
ヌレッダのジュスペルギは、最終日まで安定して素晴らしいパフォーマンスを見せ続けてくれました。
彼女の新しい一面が見られた、今回はとても良い機会だったと思います。
ザエルのカルボネは、正直、ジャンプに関しては若いダンサーにかないませんが、
マイム、演技に彼オリジナルの工夫が見られ、毎日それらが少しずつ積み重なって、だんだん彼のザエル像が洗練されてきたので、
とても良かったと思います。
今回若手ダンサーの抜擢が多く、コンクールも重なり、コールドもほぼ1キャストのみ。
特に女性スジェで役がついたギザンダネー、エケ、ベレは、コールドも兼ねており、連日のリハーサルに舞台にコンクールの準備と、さぞかし大変だったろうと思います。
本当にお疲れ様でした。
怪我で離脱したダンサーも出ましたが、何とか18公演無事終わり、本日はカーテンコールが何度も続きました。
チケットも連日ソールド・アウトで、再演を望む声も多く聞きます。
事実、若手振付家のクリエーションの全幕もので、ここまで緻密に組まれた振り付け、構成は、世界中見渡しても、最近あまり見られなかったのではないでしょうか。
是非多くの人に観てもらいたい作品です。
|
|
Revenir en haut |
|
mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14872 Localisation: tokyo
|
|
Revenir en haut |
|
mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14872 Localisation: tokyo
|
|
Revenir en haut |
|
mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14872 Localisation: tokyo
|
|
Revenir en haut |
|
mutsumi
Inscrit le: 27 Oct 2011 Messages: 39
|
|
Revenir en haut |
|
mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14872 Localisation: tokyo
|
|
Revenir en haut |
|
mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14872 Localisation: tokyo
|
Posté le: Sam Nov 26, 2011 5:07 pm Sujet du message: |
|
|
本日発売のダンスマガジン2012年1月号にレポートが載ってます!
この作品、是非観てみたいので、来年か再来年の来日公演に持って来てくれるといいんですけどねー。 お願いっ!
|
|
Revenir en haut |
|
mutsumi
Inscrit le: 27 Oct 2011 Messages: 39
|
Posté le: Lun Nov 28, 2011 4:06 pm Sujet du message: |
|
|
11月4日の映画館中継の時の映像のDVD化が計画されているということでしたので、手もとのキャスト表がどこかにいってしまわないうちに、
遅ればせながら当日のキャスト表を書き出しておきます。
Naïla, esprit de la Source
Ludmila Pagliero
Djémil, chasseur
Karl Paquette
Nouredda, promise au Khan
Isabelle Ciaravola
Mozdock, frère de Nouredda
Christophe Duquenne
Zaël, elfe de Naïla
Mathias Heymann
Dadjé, favorite du Khan
Nolwenn Daniel
Le Khan
Alexis Renaud
Quatre Elfes
Allister Madin, Fabien Révillion, Adrien Bodet, Hugo Vigliotti
Huit Nymphes
Aurélia Bellet, Héloïse Bourdon, Valentine Colasante, Laura Hecquet,
Eléonore Guérineau, Pauline Verdusen, Fanny Gorse, Laurène Levy
Les Caucasiennes
Vanessa Legassy, Daphnée Gestin, Céline Palacio, Léonore Baulac,
Miho Fujii, Claire Gandolfi, Marine Ganio, Natacha Gilles,
Emilie Hasboun, Juliette Hilaire, Sofia Parcen, Gwenaëlle Vauthier
Les Caucasiens
Yannick Bittencourt, Emmanuel Hoff, Aurélien Houette, Sébastien Bertaud,
Vincent Cordier, Julien Cozette, Grégory Dominiak, Pierre-Arthur Raveau,
Takeru Coste, Mathieu Contat, Hugo Marchand, Mike Derrua
Douze Nymphes
Vanessa Legassy, Daphnée Gestin, Céline Palacio, Marine Ganio,
Claire Gandolfi, Léonore Baulac, Lucie Fenwick, Miho Fujii,
Emilie Hasboun, Juliette Hilaire, Sofia Parcen, Gwenaëlle Vauthier
Les Odalisques
Aurélia Bellet, Héloïse Bourdon, Valentine Colasante, Laura Hecquet,
Eléonore Guérineau, Charline Giezendanner, Fanny Gorse, Laurène Levy
今回、主役陣だけでなくコールドでも、意欲的なキャスティングがなされていました。
入団したばかりの Mathieu Contatと、おそらく契約団員であるMike Derruaは、初日から楽日までコーカサス男性のコールドを踊っていました。同じく入団したてのHugo Marchandも2日目からコーカサス男性のコールドに配されました。
契約団員になったSae-Eun Park も数日間コーカサス女性のコールドとニンフを踊りましたし、キャスト表には反映されていませんでしたが、同じく契約団員のHannah O'Neillも、最終日にコーカサスの女性コールドの中にその姿を認めました。
オニールさんは美人なので目を引きましたが、他のダンサーに劣ることなど全くなく、コールドバレエの役割をきちんと果たされていたと思います。
なお今回、アシスタント・コリオグラフィーとしてフローランス・クレールが、
アシスタント・メートルドバレエでベアトリス・マルテルが参加していました。
DVDももちろん待ち遠しいですが、私ももう一度、あの舞台を観たいです!
来日公演にぜひ持ってきてほしいです!
|
|
Revenir en haut |
|
chien en peluche
Inscrit le: 29 Oct 2011 Messages: 1884
|
Posté le: Lun Nov 28, 2011 5:15 pm Sujet du message: |
|
|
mutsumi a ecrit:
[DVDももちろん待ち遠しいですが、私ももう一度、あの舞台を観たいです!]
私も、是非、生の舞台で見てみたいです。特に、HeymannのZaelは別として、どちらかと言うと、DVD化されたキャストより、第2キャストの方が、魅力的に思えます。
ご本家の方の書き込みで、フランス本国では――Cendrillonのrencontreの際でしたか、Mme Lefevreは、再演を明言されていたようです。
私の場合、地方住まいなので、来日公演は、なかなか都合がつかないことも多くて、渡仏した時に、上手くタイミングが合えばいいなあ、と、願っています。
|
|
Revenir en haut |
|
|