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La Source [J.G. Bart, ONP, 22/10 - 12/11/2011]
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Poster un nouveau sujet   Répondre au sujet    Dansomanie Index du Forum -> ダンソマニ 日本語バージョン- Dansomanie en Japonais
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mutsumi



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MessagePosté le: Lun Oct 31, 2011 5:24 pm    Sujet du message: Répondre en citant

続いて第2キャスト。
10月25日、26日を踊っています。

泉の精ナイラ       ミリアム・ウルド・ブラーム
猟師ジェミル       ジョシュア・オファルト
カーンの許婚ヌレッダ  ミュリエル・ジュスペルギ
ヌレッダの兄モズドク  クリストフ・デュケンヌ
ナイラのエルフ ザエル アレッシオ・カルボネ
カーンの寵姫ダジェ   シャルリーヌ・ジザンダネ
カーン           アレクシス・ルノー

今日の時点で計3キャスト観られていますが、この第2キャストが最も各役の解釈が無理なくしっくりきて、私は一番好きです。

まずは、ナイラのウルド・ブラーム。
ふわふわと軽くて、甘くて、可愛らしくて、チャーミングで、彼女のナイラはまさしく妖精です。
今回の3人のナイラの中で、バールの思い描くナイラ像、”femme-enfant”を最も体現しているのは彼女でしょう。
ナイラが妖精だからこそ、ジェミルはナイラではなく、人間ヌレッダを選んだのだと、ウルド・ブラームのナイラを見れば思えます。
ナイラを愛する愛さないそれ以前に、ジェミルは妖精を恋愛対象に思えなかった。
なぜ命を救ってあげたのに、こんなに美しく可愛らしいのに、ナイラはジェミルから愛されなかったのか、話の筋としては、とても説得力があります。

彼女のナイラは2幕最後、ジェミルに拒絶されても強く悲しんだり怒りを表わしたりはしません。
力なく沈んだ面持ちで、自分の中に入り込むように考えて、
それから、自身の魂、自身の命でもあるタリスマンを、ジェミルのために使うことを決心します。
何の邪念もなく、無垢な彼女が、自分の意思で、タリスマンをヌレッダの胸に落とす場面は、小さな彼女がいじらしくて涙を誘います。

恵まれた体型と身体能力と役作りで、第2キャストとはいえ、パリエロに勝るとも決して劣らない、素晴らしいウルド・ブラームのナイラです。

続いてジェミルのオファルト。
難易度の高い振り付けがいくつか入っている今回のジェミルのパートを、もっとも高く、柔らかく、最も正確に踊っていたのが彼です。
回を追う毎に彼の踊りも正確さを増しているので、これから先の公演が楽しみです。

演技面でも、猟師という設定らしく、やや朴訥で、少し不器用ながら、男らしい包容力を持った、よく考えられた解釈だと思います。

続いて、ヌレッダのジュスペルギ。
第2キャストの2回目公演を見て初めて、ヌレッダという役柄が理解でき、そして、ジュスペルギのヌレッダの解釈に感動しました。

初演当時の原台本では、ヌレッダは、自分大好き、権力好き、きれいなもの好き、宝石好きな、自己中心的で勝手な、嫌な女に見えます。
なので、初めて、ドガのフィオクルの絵を見た時、違和感を感じました。
ヌレッダは強くて高慢な女性だと思っていたのに、ドガにより描かれている、ぼんやりと何か考えているような、物思いにふけっているようなフィオクルの姿は、私が想像していたヌレッダ像とは全く異なっていました。

今回初日を見た時も、原台本でイメージしていたものとは全く異なるヌレッダだったので、戸惑いました。
1幕はじめ、コーカサスの女性達に囲まれ休息をとっているヌレッダは、少し肩を落としうつむき加減で、彼女が弱い存在で、ブルーな気持ちでいることが見てとれました。ドガのフィオクルの、あの雰囲気に似ています。
まるで、愛妾、あるいは国のために生贄になることを悲しんでいるように見えます。
ところがヌレッダは、キャラバンの中で踊りだすと、人が変わったように明るく強い表情で、コーカサスのキャラクターダンスを踊ります。2幕のカーンの後宮でも、カーンを誘惑するかのようなくっきりとした魅惑的なダンスを踊ります。
その姿は、原台本の通り、権力好き、きれいな洋服や宝石大好きな、強いヌレッダです。
そして2幕後半、カーンに出て行くよう言われたヌレッダは、悲しみと怒りを表現する、強い調子の踊りを踊ります。

はたしてヌレッダは弱い人なのだろうか?強い人なのだろうか?
愛妾になるのが嫌なのか?それともカーンの愛が欲しかったのか?
ひとつの物語の中に、相反する面が存在して、そこに一貫したキャラクターが見出せず、バールの、あるいはシァラヴォラの描くヌレッダ像が全く分かりませんでした。

ところが第2キャストの2回目の公演、ジェミルとヌレッダの対峙の場面。
ナイラに新しい妃の座を奪われ、逃げるように宮殿を後にしたヌレッダと、
ナイラの一行として、ヌレッダがこのような屈辱的な目にあわされるのに、間接的に関わることになってしまったジェミル。
心配で追ってきたジェミルにヌレッダが、悲しみと怒りとくやしさのないまぜになった感情をぶつけるこの場面。
この場面にはキリアンを強く連想させる振りが当てられています。
ジュスペルギのキリアンは特別なものがありますが、メランコリックな美しい音楽を的確に捉え、緩急をつけた彼女の踊りは、キリアンの振り付け作品そのもの。
オファルトは、彼女の強い怒りの感情を、寡黙に受け止め、
この二人の織り成すパ・ド・ドゥは、キリアンの世界を思い起こさせました。
弱い、でも愛すべき人間達・・・
その時にようやく私は、ヌレッダは、本当はとても弱い人で、それを、
プライドという鎧で隠し、強く生きようとした人なのかもしれないと感じました。
周りからいつも美しいと言われ、帝国の妃候補に選ばれ、カリスマ性のある兄がいて、
いつも美しく、強くあることを期待されていた彼女は、
弱さを見せることも、誰かに負けることも、許されなかったのかもしれないと感じました。
そこへ、初めての屈辱、挫折。
でも、負けた自分を、弱い自分を、ありのまま寡黙に受け入れてくれるジェミル。
だから、ジュスペルギのヌレッダの場合、原台本のように魔法の花の力を借りなくても、自然とジェミルを愛し始めることができるのです。

彼女のヌレッダは美人とは言えないかもしれません。
でも、人間の弱さを描き出した彼女のヌレッダに、私は強く惹かれます。
ウルド・ブラームの、無垢なナイラが死んでゆく場面も涙を誘いますが、
ジュスペルギの、魂の叫びが聞こえるようなジェミルとの対峙のパ・ド・ドゥも胸をうちます。

次は、モズドクのデュケンヌ。
カーテンコールでは”ダンサー ヴァンサン・シャイエ”に戻ってしまった第1キャストのモズドク・シャイエですが、デュケンヌは、カーテンコールの時も、”コーカサスのリーダー モズドク”です。
技術的な面から言えばシャイエ程の強さとシャープさはありませんが、彼の演技力はそれを十分カバーしています。

次に、ザエルのカルボネ。
エマンが完璧な踊りをしたため、カルボネがどこまで肉薄できるか少し不安でした。
ジャンプも跳躍もマチアスにはかないませんが、彼も経験豊富なので、その演技力、気持ちいい音のとり方で、とてもチャーミングなザエルを表現できていました。

次に、ダジェのジザンダネ。
溌剌として、的確で、チャーミングな彼女の踊りは、若くて美しい寵姫を十分表現していました。
さらに彼女は、第一キャストのダニエルに先んじて、愛妾の哀しみをきちんと表現できていました。
プジョルの降板に伴い、急遽第3のナイラを踊らねばならなくなり、彼女もほぼ連日舞台に上がっています。
その中でのこの踊りとこの演技のクオリティーは、高く評価されて良いでしょう。

最後に、カーンのルノー。
彼がどんなキャリアを持つダンサーなのか、正直言うと知識不足です。すみません。
舞台上でもデュケンヌのカーンと比べても特に遜色は感じられず、何よりも、ウルド・ブラームの魅力を充分引き出し、彼女の飛び込みもきれいに決まっていることから、演技力、サポート力共に、良いダンサーなのだと考えます。


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mutsumi



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MessagePosté le: Mar Nov 01, 2011 12:14 am    Sujet du message: Répondre en citant

10月31日は第一キャストの日でしたが、シャイエの代わりにデュケンヌがモズドクを、デュケンヌの代わりにルノーがカーンを踊りました。
シャイエは土曜の公演で足を引きずっているように見えましたが、あるツイッターでも、怪我との情報があります。
公式サイト上はまだキャストは変更になっていません。


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mutsumi



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MessagePosté le: Mar Nov 01, 2011 9:07 am    Sujet du message: Répondre en citant

英語の記事です。
ラクロワの衣装のことが中心ですが、彼がどのようなスタンスで舞台衣装を作っているのか等が、ラクロワ自身の言葉で語られています。

スライドショーで写真もいくつか見られます。第一キャストですね。

http://www.nytimes.com/2011/11/01/fashion/01iht-FDANCE01.html?_r=4&adxnnl=1&adxnnlx=1320096867-a8Tdj5lFS1iTZ3E/TJWsRw

順番に、
1幕 森の中 ザエルと4人のエルフ達と8人のニンフ達
1幕 森の中 コーカサスの一団の中で踊るヌレッダ
今回の公演プログラムの表紙でもある、プジョルのナイラ
2幕 カーンの宮殿 オダリスク達の踊り
1幕 森の中 ナイラとジェミル
2幕 カーンの宮殿 カーンとダジェとオダリスク達
2幕 カーンの宮殿 モズドクとコーカサス一団の踊り


 


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mutsumi



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MessagePosté le: Mar Nov 01, 2011 2:22 pm    Sujet du message: Répondre en citant

第3キャストの前に、コールドバレエの感想を。

まずは、ザエルの仲間とも言える4人のエルフ達。
連日、アリステ・マダン、ファビアン・レヴィヨン、アドリアン・ボデ、Hugo Vigliottiが踊っています。
マダンがザエルの日は、代わりにピエール・アルチュール・ラヴォーが入りました。
でも、顔まで青くペインティングされているので、遠くからは、誰が誰だかよくわかりません・・・
ザエル同様、跳躍力やフレンチスタイルの細かい脚さばきが要求されますが、4人共とてもよく踊れていて、この難しい振り付けをこなしています。
初日は4人共かなりとばしていましたが、18公演、日曜除くほぼ毎日踊らなければなりませんので、さすがにここのところは少し力をセーブしている印象です。
コミカルな演技でザエルと共に、連日客席の笑いを誘っています。

続いてニンフ達。
このパートの振り付けは、フォーキンや、バランシンの”エメラルド”からインスピレーションを得ているとのことです。
ニンフ達は、こんこんと湧き出る泉の水の流れを表わすかように、流れるような滑らかなラインを作りながら踊ります。
今回のバールの振り付けでは、女性ダンサーは、ラコット作品にみられるオペラ座独特の細かいステップはあまりありません。
男性ダンサーの方はフランス流の細かいステップや力強い脚の動き、跳躍が求められていますが、今回
女性ダンサー達、殊にニンフ役の時は、音楽性と動きのなめらかさ、自然さが求められています。

ここで目を引くのは、藤井さんです。
ニンフ達の中で彼女だけが、何の力みもなく、優雅に、事も無げに踊っています。
東洋人である彼女が、ニンフ達の中では最も、フランスロマンチックバレエ独特の美しいラインを体現していました。
華奢ななで肩のライン、豊かに張り出されたデコルテ、シルフ特有の顔の角度、ゆったりとした流れるような音取り。
これらを体得するために努力し続けている彼女を、私は尊敬し、同じ日本人として、誇りに思います。

次はコーカサスの男性達。
コーカサスの男女のキャラクターダンスについて、そのボキャブラリーをほとんど知らなかったため、バールは振り付けには苦労したようですが、私はこのパートがとても好きです。
音楽の力もあるのでしょうが、血湧き肉踊るという感じで、毎回ぞくぞくします。
男性的で力強く、戦いを挑むような、緊張感を持った踊りです。

そしてコーカサスの女性達。
コーカサスの男性の踊りとは対照的に、このパートはやわらかで、実に女性的です。
実際のコーカサスの女性のダンスも、動きはとても女性的で、慎み深く、”か弱い、傷ついた鳥のよう”なのだそうです。
上半身の動きは、柔らかにたなびくように動く腕のラインが、フォークロア調の衣装とあいまって、風にゆれるポピーのようです。
下半身の動きは、ジャンプはほとんどなく、男性コーカサスの下半身の脚の動きの大きさとは対照的に、すり足のような動きが多く見られます。
繊細な女性らしさが表現されたこのパートも、私は大好きです。

ここでも藤井さんは大活躍で、先頭ポジションを任されています。連日かわいらしさ全開です。
コーカサスの女性達のダンサーはニンフ達役も兼任しており、コーカサスのパートが終わったら着替えてすぐニンフの踊りがあるので、踊り分けが大変かと思います。


最後にオダリスク達。
ハーレムの愛妾達の踊るダンスは、ラ・バヤデールを連想させます。
このオダリスク達もニンフ達役を兼任していますが、ニンフ達とは対照的な、強いポワントテクニックと魅惑的なポールドブラで、オリエンタルな世界が表現されています。
圧巻はベールの踊り。ピンクの大きなベールが舞台上を蝶のように舞って、最も印象的な場面の一つです。


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mizuko



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MessagePosté le: Mar Nov 01, 2011 2:52 pm    Sujet du message: Répondre en citant

mutsumiさん、ダンソマニ日本語版へようこそ!
JG バールの 『泉』 について、詳細なレビューをどうもありがとうございます。 Very Happy  きっと大勢の方が待っていたと思いますよ。(はい、みなさん拍手~!) 私もその一人ですもん。

何公演もご覧になって、キャストごとの解釈の違いも楽しまれたようですね。 私の想像も膨らんでいます。 ダンサーたちもだんだんと良くなってきているということで、これは11/4の映画館中継&テレビ放送も楽しみになってきました~。 といっても日本では今のところ見られませんが、きっといつかどこかで見られるようになるハズ。

ところで、NY Timesの記事へのリンクですが、以下のほうがスムーズにアクセスできると思います。
http://www.nytimes.com/2011/11/01/fashion/01iht-FDANCE01.html


ヴァンサン・シャイエは、怪我との情報を私もツィッターで見ましたが、今のところ本家にはお知らせはないようです。


第二キャストの写真は、Agathe Poupeneyさん撮影のものが、以下のサイトで見られま~す。
http://photoscene.fr/index.php/rubriques/portfolios/danse/la-source-choregraphie-jean-guillaume-bart-costumes-christian-lacroix


途中に割り込んでしまいましたが、第3キャストの感想もお待ちしてますよ!


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chien en peluche



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MessagePosté le: Mar Nov 01, 2011 4:45 pm    Sujet du message: Répondre en citant

日本語版ダンソマニの皆さま。6月にパソコンを買い換え、やっと、正式に登録しました。
mutsumiさまのLa Sourceについてのレポート、私もとても興味深く、読ませて頂いていました。La Sourceは、ロマン主義バレエの一作品と言うことで、事前に、以前、購入したオペラ座の歴史を書いた書籍で、どのような作品か、概要を調べようと思っていたのですが、諸事に紛れている内にプレミアとなり、ご本家の方には、あっと言う間に書き込みが何ページにもなってしまったので、読むのがとても追いつかず、そこへ、mutsumiさまの詳しいレポートが入り、大変、嬉しく拝読させて頂いています。
第2キャストのウルド=ブラームについて「ふわふわと軽くて、甘くて、可愛らしくて、チャーミングで彼女のナイラはまさしく妖精です。」と書かれていたのが、印象的でした。以前、『椿姫』で彼女がオランピアを演じていた時(アルマンはルグリでした。)、彼女の踊りのあまりの軽さに「このダンサーには重力が働いていないのだろうか?」と思った程です。容姿は、勿論、今回の役柄では、彼女の踊りの特性が、存分に発揮されたのでしょう。
「ナイラはジェミルを愛しているけれど、ジェミルはナイラを恋愛対象としては考えられない。」と言う図式は、ロマン主義バレエの代表作のひとつとされる『ラ・シルフィード』の設定とは(大雑把に言って)逆になりますが、この世の者ではない存在への憧れは、ロマン主義時代の芸術作品に欠かせない要素です。ただ、当時、無数に上演された作品の中で、『ジゼル』が今日でも多くの観客に受け入れられ、ロマン主義バレエの最高傑作とされるのは、多分、「妖精」と「生身の女性」と言う二つの役柄を、ふたりの登場人物に割り振るのではなく、ヒロインひとりに両者の特性を演じ分けさせ、且つ、その分身として、ミルタ(彼女もかつては、現実に生きた女性でした。)を配した辺りにあったのだろうか、と、mutsumiさまの評を読みながら、漠然と、そんなことを考えていました。
レポートの続きを読むのを楽しみにしております。

蛇足ながら、ウルド=ブラームは、この6月~7月には、L'Anatomie de la sensationでも重要な役を貰っていました。ご覧になった方もおられると思います。私個人としては、彼女の新しい魅力を発見しました。同時に『天井桟敷の人々』も見て参りましたので、いささか、時期を外しておりますが、追々、それぞれのスレッドにレポートを書かせて頂きたいと思っております。




Dernière édition par chien en peluche le Mer Nov 02, 2011 1:49 pm; édité 3 fois
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mutsumi



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MessagePosté le: Mer Nov 02, 2011 7:01 am    Sujet du message: Répondre en citant

mizukoさん、フォローありがとうございます !

chien en pelucheさま
読んで頂きありがとうございます!
おっしゃるようにこの作品は、ウルド・ブラームの踊りの特性が存分に発揮されるものとなっております。

また、ご指摘の通り、今回の設定は”ラ・シルフィード”とは逆になっています。
そのことに関しては以下の記事にも少しふれられていますね。最後の方です。

http://www.danzaballet.com/modules.php?name=News&file=article&sid=4895


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mutsumi



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MessagePosté le: Mer Nov 02, 2011 9:06 am    Sujet du message: Répondre en citant

第3キャスト。
10月28日、11月1日を踊っています。

泉の精ナイラ       シャルリーヌ・ジザンダネ
猟師ジェミル       フロリアン・マニュネ
カーンの許婚ヌレッダ  ローラ・エケ
ヌレッダの兄モズドク  クリストフ・デュケンヌ(10月28日)、オーレリアン・ウエット(11月1日)
ナイラのエルフ ザエル アリステ・マダン
カーンの寵姫ダジェ   オーレリア・ベレ
カーン            エマニュエル・オフ   

まずは、ナイラのジザンダネ。
1回目と2回目では、がらりと感じが変わりました。
初日は技術面で不完全なところが見受けられましたが、昨日は最後パドブレがヒヤッとした以外は、ほぼ問題なく踊れていたと思います。
2幕の飛び込みも危なげなしでした。
パリエロのようなスムースさやウルド・ブラームのような軽さはまだありませんが、若々しくて、とてもチャーミングなナイラでした。

演技面でも、よく考えられていたと思います。初日ははっきりしなかったのが、昨日は彼女の解釈が良く伝わってきました。
登場のシーンがいたずらっ子のようで、ナイラが”子供”であることをよくアピールできていました。
2幕カーンを魅惑する踊りでも、かわいらしく、何か引き付けるものがあります。
他のナイラとの大きな違いは、最後の場面、ジェミルに拒絶されてから。
他の2人は、拒絶されても愛しているから、ジェミルのために魔法の花を使います。
でもジザンダネは、拒絶されると、自殺するために魔法の花を使ったように見えました。
それまでは子供のようだったのが、急に女神の顔になり、”あなたが私を愛さずヌレッダの方をとるなら、私は死にます。でもそれと同時に泉は枯れて、あなたたちも生きてゆけなくなるのですよ!”と言っているように見えました。

バールは、私たち人間が自然からたくさんの恩恵を受けてきながら、今どれほどひどい環境破壊をしていることか、ということまで、この作品を通じて表現したいそうです。
ジザンダネのナイラからは、バールのこの大きなメッセージが見えてきました。
涙を誘うナイラではないかもしれませんが、非常に知的で興味深いジザンダネの解釈と演技でした。
踊りと演技で舞台をしっかり引っ張った、まさに昨日の主役でした。

続いてジェミルのマニュネ。
技術面では良くなってきています。
1幕、いつも見えないはずの妖精たちに囲まれて戸惑っているところもチャーミングです。

続いてヌレッダのエケ。
この作品が怪我あけ初の大役だったでしょうか?
初日はくっきりとした正確な踊りで、シァラヴォラとは違う形の、”これぞ美女ヌレッダ”と言えるものでしたが、今日はちょっと元気がない感じでした。
内へとこもるタイプのヌレッダという解釈も出来なくはないですが・・・
彼女は対峙のパドドゥに至ってもジェミルを愛することはないように見えました。きっぱり”No”と言っていたように見えます。
なので、このキャストにとっての魔法の花は、原台本のように、惚れ薬的要素を持つことになるかもしれません。惚れ薬が欲しくて自然を壊す、愚かな人間像を表現しているようにみえます。

次は、昨日がモズドク初日のウエット。
技術的にはシャイエ、デュケンヌには劣ります。アンダーだったので、リハーサルも十分出来ていなかったようですが、この役に欠かせない踊りのシャープさが欲しかったです。
しかし、頭をそり上げたスキンヘッドは、踊らなくても見れば一発でモズドクのキャラクターを表現していました。見た目はとても重要です。

次に、ザエルのマダン。
昨日のもう一人の主役は彼でしょう。
これから先の公演のためにもやや力をセーブしてきている印象のエマンと同等か、それ以上のパフォーマンスでした。
あまり筋肉質に見えませんでしたが、そのせいか小さい鳥のように軽くて、ぽんぽん飛んでいくその勢いで舞台からそのまま消えていってしまいそうな、そんな感じでした。
全力で役に取り組んでいるのが見てとれ、とても好感が持てました。とてもチャーミングなザエルでした。

次に、ダジェのベレ。
踊り、体型、演技から、すらっとスマートで、知的で、”きれいなお姉さん”という言葉が思い浮かびます。
きれいだから愛妾にと連れてこられたけど、とても美しく聡明で本来ここにいるべき人ではない、そう感じさせ、それが虐げられている女性の哀しさを連想させ、非常に良い役作りだったと思います。

最後に、カーンのオフ
ルノー同様、ジザンダネのナイラの魅力を十分引き出す、安定のサポートでした。




Dernière édition par mutsumi le Sam Nov 05, 2011 9:03 am; édité 1 fois
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mutsumi



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MessagePosté le: Mer Nov 02, 2011 11:08 am    Sujet du message: Répondre en citant

続けて衣装、照明、装置に関しても少し言及させて下さい。

まずは衣装に関して。
”リッチ”という言葉につきると思います。
コーカサスの人々には、ツイード、毛皮、刺繍、マットな生地。
オダリスク(愛妾)達には、金や赤で豪奢で、透け感のある生地。
ニンフ達には、綿菓子のようなエアリー感とパステルカラーの、シッダールタでも使われた石川県産の世界一軽い生地に、水の雫を表わすスワロフスキーがちりばめてあります。
各キャラクターにそれぞれちがう素材を使い分け、衣装で各キャラクターを表現しているのは、今回
バールが各キャラクターにそれぞれ違う振り付け様式・型を振り分けているのと通じています。

次に、照明に関して。
暗いとの声も聞かれるようですが、ダンサーの踊りもきちんと見えますので、暗すぎるということはないです。ヌレエフ版の眠り最終幕のような、幕が開いた途端どよめきがおきるような光り輝く明るさはありませんが・・・
舞台写真や公式ビデオを見られても分かるとおり、背景が黒一色なので、それが”暗い”と思われる要因かもしれません。
今回照明は重要な役割を果たしており、1幕森の場面では、時間とともに光の入ってくる場所と角度、強さ、色合いが変化し、刻々と変わる、太陽の動きを表わしています。
生きている森、生きている自然が表わされています。

最後に装置について。
賛否両論出ているようですが、私はエリック・ルフの知性が感じられてとても良いと思っています。

装置は、破れた紅い舞台幕と、飾り房のついたロープ。それだけで構成されています。
装置の材料はすべて、劇場からきているのです。

森の場面は、ぼろぼろに破れた緞帳とロープで構成されています。
ルフは、南アメリカでかつて、何年も使われず放って置かれた古い劇場を見たそうです。建物はぼろぼろになり、でもそこに木や緑がからまって、とても印象的だったと。
それを聞くと、自分が今座っているガルニエの劇場と、舞台で描かれている森とが、装置でつなげられている感じがします。

森の場面では、ロープが木やつたを表わし、上方で垂れている幕がうっそうとした木々の緑を表現しているように見えます。
それらは、呼吸しているようにゆっくり少しずつ上下に動いています。
それは、照明と共に、”生きている”自然を表現しています。

一方カーンの後宮の場面では、ロープは動きません。
ロープは鳥かごをイメージしているそうです。
寵姫達は、かごに閉じ込められて死ぬまで一生ハーレムから出られないということを表現しているそうです。

動く自然界と、動かない人間界。
目に見えない、非物質性の妖精の世界と、目に見える、人間の住む現実世界の対比を描きたかったバールを、ルフの装置は助けています。

また、別の見方も出来ます。
私は初め、この破れた緞帳は、初演当時のペルティエのオペラ座のものという設定かと思っていました。
初演から100年以上、火事によりほとんどのものが失われ忘れられていた作品が、緞帳もぼろぼろになる位時間がたった今、ここに新たに命を吹き込まれ復活した。初演当時と現在がつながっている。そう感じました。

シンプルだからこそ、見る者の想像に任せる、見る者の想像力をかきたてる装置だと思います。
観る前は、ラクロワの豪奢な衣装とモダンな装置があうのかと心配しましたが、シンプルな装置が衣装とダンスをよく際立たせています。


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mutsumi



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MessagePosté le: Mer Nov 02, 2011 2:22 pm    Sujet du message: Répondre en citant

最後になります。振り付けに関して。

きらきら輝く色とりどりのダンスの宝石が、La Sourceという宝箱にぎっしりつまっている、そんなイメージです。

ナイラ、ジェミル、ダジェの振りは、白鳥の湖、ドンキ、ラ・バヤデール等、プティパの古典作品を思い浮かべます。
ニンフ、エルフ達はフォーキン、ラ・シルフィード、バランシン作品を連想させます。
ヌレッダの踊る姿を見れば、時にはマノンが、時にはキリアンの世界が、ダンサーの後ろに見えてきます。
ヌレエフ版サンドリヨンのような、客席をクラシック作品の緊張から解き放つ、笑いを誘う場面がたくさんあります。
いずれもバール自身がダンサーだった時、何度も踊り、関わった作品です。
そして今回私たちは、コーカサスの女性の民族舞踊の美しさに触れることとなりました。

バールが今まで集めたコレクション、バレエの宝物を、La Sourceという作品を通じて見させてもらっている。
そんな気がします。

Rue Le Peletierにあったかつてのオペラ座が火事にあい100年以上を経て、曲と台本といくつかの衣装スケッチと装置模型、いくつかの新聞記事と写真だけが今に残り、振り付けに関してはほとんど何も残っておらず、一からの製作だったそうです。
構想から20年経て、今回ようやく上演にたどり着きました。

Bravo, Jean-Guillaume Bart!


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chien en peluche



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MessagePosté le: Mer Nov 02, 2011 2:29 pm    Sujet du message: Répondre en citant

mutsumiさま。 La Sourceの第3キャストについての詳細で丁寧なご報告、拝読させて頂きました。
先ず、昨日の書き込みでお名前を間違えていたことをお詫びいたします(昨日の書き込みは訂正させて頂きました。)。大変、失礼いたしました。
(ご本家の方でちらっと触れられていましたが)Giezendannerの主役は、皆さん、ご存じであろう『コッペリア』の他は、昨夏のLa Petite danseuse de Degasに継いで、と、言うことのようです。私は、最近、彼女をストーリーのある全幕物のソリストでは見ていないので、今回の舞台は大変、楽しみにしていました。具体的に詳しいお話を聞けて嬉しいです。
エケですが、『天井桟敷の人々』の7月5日の公演で、第2幕のいわゆる、スカルラッティ・パ・ドゥ・ドウのバレリーナ役でも出演していました。彼女の顔は、一応、分かるので、本人だったと思います。他の日も出演していたかも知れませんが、私が見たのは一日だけでした*。
ウェットのスキンヘッドは、同じく『天井桟敷の人々』の伯爵役の時、ご本家の方で、物議をかもしておりましたが、今回は、効果的だったようですね(尚、私は、彼の「伯爵」は、結構、好きでした。詳しくは、別途、『天井桟敷の人々』のスレッドに書きます。)。
舞台の暗さ(明るさ)の問題ですが、ガルニエ宮の場合、座席によって、随分、見え方が異なるのではないでしょうか?上の方の舞台に近い桟敷席の最前列辺りから見ていますと、オーケストラボックスの明かりも手伝って、真正面からは見えない(そして、多分、本来なら、観客には見せないつもりの)舞台裏まで、きれいに見えることがあります。本筋から話が逸れてしまいますが、そう言った「座席による雰囲気の違い」のようなものを楽しめるのも(新しい劇場にはない)ガルニエ宮の魅力かも知れません。勿論、バレエの場合は、見切りが出来ては困るのですが。
「la salle Peletierの緞帳という設定か、と思」われた、と言うようなお話を聞くと、ロマン主義バレエの全盛期に思いを馳せて、あれこれ、想像力を膨らませてしまいます。教えて下さったサイトの方の記事も先程、ざっと目を通させて頂きました。大変、勉強になります。本当にありがとうございます。

*エケは、『天井桟敷の人々』で、実質上のプレミアとなった6月30日にも「バレリーナ」役で出演していました。初めて、楽しみにしていたバレエを見ると言うことで、舞い上がっていたのか、記憶から抜け落ちていました。失礼いたしました。お詫びすると共に、訂正させて頂きます。




Dernière édition par chien en peluche le Dim Nov 27, 2011 6:33 pm; édité 1 fois
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mizuko



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MessagePosté le: Mer Nov 02, 2011 3:11 pm    Sujet du message: Répondre en citant

chien en peluche さん、ダンソマニ日本語版へようこそ! Very Happy

ロマン主義の作品についての考察もありがとうございます。 『ジゼル』 のくだりは、そんな風に考えたことがなかったので、新鮮な発見でした。 『天井桟敷の人々』 や 『L'Anatomie de la sensation』 の感想もお待ちしています~! 



mutsumi さん、第三キャスト、衣装、装置、照明、振付に至るまでのレビューをどうもありがとうございます。 ほとんどの観客が、mutsumi さんのように作品を細部まで理解しようと舞台を観ているわけではないので、特に装置や照明についての感想は、パッと見の印象だけであれこれ言っているのだと思います。 笑いが起こる場面がたくさんあるとは、意外! それにしても、mutsumi さんは奥深いところまで考えながら観察しながらご覧になっているのですね。 私も勉強になります。 翻訳して本家に紹介したいくらいですが、残念ながら私にはそこまでの力量はありません~。


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mutsumi



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MessagePosté le: Mer Nov 02, 2011 11:46 pm    Sujet du message: Répondre en citant

3日木曜日、バールがラジオでラクロワと対談します。
france musique のLe Magazine 12:35から約1時間です。

http://sites.radiofrance.fr/francemusique/em/magazine/emission.php?e_id=65000065&dd=20111103


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mutsumi



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MessagePosté le: Jeu Nov 03, 2011 9:36 am    Sujet du message: Répondre en citant

chien en pelucheさま

ジザンダネ、エケ、ウエットに関し、情報ありがとうございました!
ルフの今回の装置には、公演前のネット上の記事でも、” évocateur”という形容詞がよく見られていたように感じます。
おっしゃるように、今回の装置を見ていると様々なことが想像でき、いろいろな時間と空間の次元を行ったり来たりできるように感じます。

mizukoさん

ありがとうございます。でも事実、”パッと見の印象 ”はとても大事だと思うのです。
一回しか観に来れないとか、公演前に作品に関する情報を持っていないとか、情報を得たくても(私みたいに)「フランス語読めない・・・」という方もいらっしゃいますので・・・。
でも、事前にいくらか情報があると、同じ”パッと見”ただけでも、より作品への理解が深まるのではないかと考え、今回長くなりましたが、感想を書かせていただきました。
なお、これから観られる方になるべく変なバイアスや事前知識を与えたくありませんでしたので、個人的な感想の部分以外はできるだけ、公演プログラムや”EN SCENE!”、ネット上で読める公演前の記事に載っていることを超えないように書いたつもりです。
なので、どのシーンで「わ~ぉ!」と思わず声が上がり頬が緩むかは、見てのお楽しみということで。
バールの現役時代の踊りからは想像できないファニーなシーンがあちこちにちりばめられ、でも最後は泣ける作品です。

公式サイトでキャスト変更が反映されています。
フィルム撮りモズドクはデュケンヌ、カーンはルノーの予定です。
キャスト表を見る限り、シャイエも来週には復帰してくれるのでしょうか。
ティボー、ファヴォランもいよいよ登場です。




Dernière édition par mutsumi le Jeu Nov 03, 2011 1:01 pm; édité 1 fois
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mizuko



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MessagePosté le: Jeu Nov 03, 2011 12:59 pm    Sujet du message: Répondre en citant

男っぽくてキレもいいと評判のシャイエのモズドクがフィルムに残らないのはちょっと残念ですが、来週には復帰ということで、大事に至らなくてよかったです。

そのフィルム撮り、明日 (11/4 19:30~) の公演は映画館へ生中継されますが、テレビの France 3 では、11/5 (土) 深夜0:00~、Une journée avec La Source と題したドキュメンタリーが放送されるそうです。 公式サイトで予告編が見られま~す。 ちょっと面白そうですよね。

UNE JOURNÉE AVEC LA SOURCE - SUR FRANCE 3


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