mizuko
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Posté le: Lun Juin 13, 2011 2:16 pm Sujet du message: Système de notation des chorégraphies |
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"ノーテーション" という言葉をお聞きになったことがある方もいらっしゃるでしょう。 バレエにおいて "ノーテーション" とは、振付を書いて記録することを言います。 「舞踊譜」 とも呼ばれますね。 バレエ作品の振付は、多くの場合、今でも、ダンサーあるいは振付家から直接伝えられますが、「書いて記録する」 という方法も編み出されてきました。 現在では 「記録映像」 という便利な方法がありますけど、この技術がなかった時代に、一部で行われたものです。 (だたし、映像にも限界があるので、結局は人から人へ直接伝える方法がとられますが。) しかし、いく種類もの 「舞踊譜」 が生み出されて発表されては消えていて、ある程度広まったとしても結局は、バレエの振付の記録方法としては定着しませんでした。 やはり、楽譜と比べて、「舞踊譜」 にする作業が非常に複雑であること、またそれを読み解く側も、「舞踊譜」 という形で記録されていると、たくさんの符号で書き記されていることになるので、かえってわかりずらくなるということに起因していると考えられます。 ただ、ステップ自体を正確に描写することは可能で、バロック・ダンスではわりと使われてきたようです。
ちなみに、パリ・オペラ座のドキュメンタリーに、コールド・バレエのダンサーが振付を覚えるためにノートに記録しているシーンが出てきたりしますが、彼らは自分だけにわかる方法で書き記していると思われます。 つまり、誰かの名前がクレジットされていない 「舞踊譜」 も星の数ほど存在するってわけです。
実は、本家にこの "ノーテーション" についての解説があります。 つい先日投稿されたもので、上の記述も本家の投稿を参考に書きました。 日本語での専門書も出版されているので、敢えてフランス語で読むこともないかもしれませんが、でも、敢えてフランス語で読みたいという方は是非どうぞ~。
> Système de notation des chorégraphies [本家]
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