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mizuko
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mizuko
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Posté le: Mar Mar 01, 2011 1:26 pm Sujet du message: |
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Livespire から最新上映スケジュールをお知らせいただきました。 オペラ座の 『コッペリア』 まで出てきてますよ~。
Livespire WORLD CLASSICS @CINEMA 2011
英国ロイヤル・バレエ 『ロミオとジュリエット』 (マクミラン)
・ 新宿バルト9 - 2/19~2/25 *終了
・ 109シネマズ川崎 - 2/19~2/25 *終了
・ 横浜ブルク13 - 2/19~2/25 *終了
・ シネマイクスピアリ - 4/9~4/15
・ T・ジョイ新潟万代 - 4/9~4/15
・ TOHOシネマズららぽーと磐田 - 3/19~3/25
・ 109シネマズ名古屋 - 4/9~4/15
・ T・ジョイ京都 - 4/16~4/22
・ 梅田ブルク7 - 4/16~4/22
・ TOHOシネマズ西宮OS - 4/9~4/15
・ T・ジョイ出雲 - 4/9~4/15
・ 広島バルト11 - 4/9~4/15
・ T・ジョイ博多 - 4/2~4/8
・ T・ジョイRW北九州 - 4/9~4/15
・ 鹿児島ミッテ10 - 4/9~4/15
ボリショイ・バレエ 『白鳥の湖』 (グリゴローヴィッチ)
・ 新宿バルト9 - 4/9~4/15
・ 109シネマズ川崎 - 3/26~4/1
・ 横浜ブルク13 - 4/9~4/15
・ シネマイクスピアリ - 4/30~5/6
・ T・ジョイ新潟万代 - 5/28~6/3
・ TOHOシネマズららぽーと磐田 - 4/16~4/22
・ 109シネマズ名古屋 - 5/14~5/20
・ T・ジョイ京都 - 5/28~6/3
・ 梅田ブルク7 - 5/28~6/3
・ TOHOシネマズ西宮OS - 未定
・ T・ジョイ出雲 - 5/28~6/3
・ 広島バルト11 - 5/28~6/3
・ T・ジョイ博多 - 5/28~6/3
・ T・ジョイRW北九州 - 5/28~6/3
・ 鹿児島ミッテ10 - 5/28~6/3
ボリショイ・バレエ 「クラス・コンサート」 (メッセレル)/『ジゼル』 (グリゴローヴィッチ)
・ 新宿バルト9 - 7/9~7/15
・ 109シネマズ川崎 - 5/21~5/27
・ 横浜ブルク13 - 7/9~7/15
・ シネマイクスピアリ - 未定
・ T・ジョイ新潟万代 - 7/23~7/29
・ TOHOシネマズららぽーと磐田 - 未定
・ 109シネマズ名古屋 - 6/11~6/17
・ T・ジョイ京都 - 7/9~7/15
・ 梅田ブルク7 - 7/9~7/15
・ TOHOシネマズ西宮OS - 未定
・ T・ジョイ出雲 - 8/20~8/26
・ 広島バルト11 - 8/20~8/26
・ T・ジョイ博多 - 7/9~7/15
・ T・ジョイRW北九州 - 8/20~8/26
・ 鹿児島ミッテ10 - 8/27~9/2
パリ・オペラ座バレエ 『コッペリア』 (パトリス・バール)
・ 新宿バルト9 - 9/3~9/9
・ 109シネマズ川崎 - 6/18~6/24
・ 横浜ブルク13 - 9/3~9/9
・ シネマイクスピアリ - 未定
・ T・ジョイ新潟万代 - 9/10~9/16
・ TOHOシネマズららぽーと磐田 - 未定
・ 109シネマズ名古屋 - 6/25~7/1
・ T・ジョイ京都 - 9/3~9/9
・ 梅田ブルク7 - 9/3~9/9
・ TOHOシネマズ西宮OS - 未定
・ T・ジョイ出雲 - 9/10~9/16
・ 広島バルト11 - 9/10~9/16
・ T・ジョイ博多 - 9/3~9/9
・ T・ジョイRW北九州 - 9/10~9/16
・ 鹿児島ミッテ10 - 9/10~9/16
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mizuko
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mizuko
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Posté le: Sam Mai 07, 2011 2:32 pm Sujet du message: |
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こちらも引き続き上映があることを忘れてはいけません~。 オペラ座ではボリショイ・バレエの公演が始まり盛況のようですが、初日を飾ったマリア・アレクサンドロワ主演の 『白鳥の湖』 が順次上映されてます。 また、未定だった映画館の予定も埋まってますし、震災の影響でしばらく閉館していた川崎の 109シネマズも再開し、予定が公開されてます。
最新の予定は以下:
ボリショイ・バレエ 『白鳥の湖』 (グリゴローヴィッチ)
・ 新宿バルト9 - 4/9~4/15 *上映終了
・ 109シネマズ川崎 - 時期未定 上映予定
・ 横浜ブルク13 - 4/9~4/15 *上映終了
・ シネマイクスピアリ - 4/30~5/6 *上映終了
・ T・ジョイ新潟万代 - 5/28~6/3
・ TOHOシネマズららぽーと磐田 - 4/16~4/22 *上映終了
・ 109シネマズ名古屋 - 5/14~5/20
・ T・ジョイ京都 - 5/28~6/3
・ 梅田ブルク7 - 5/28~6/3
・ TOHOシネマズ西宮OS - 5/28~6/3
・ T・ジョイ出雲 - 5/28~6/3
・ 広島バルト11 - 5/28~6/3
・ T・ジョイ博多 - 5/28~6/3
・ T・ジョイRW北九州 - 5/28~6/3
・ 鹿児島ミッテ10 - 5/28~6/3
ボリショイ・バレエ 「クラス・コンサート」 (メッセレル)/『ジゼル』 (グリゴローヴィッチ)
・ 新宿バルト9 - 7/9~7/15
・ 109シネマズ川崎 - 5/21~5/27
・ 横浜ブルク13 - 7/9~7/15
・ シネマイクスピアリ - 5/14~5/20
・ T・ジョイ新潟万代 - 7/23~7/29
・ TOHOシネマズららぽーと磐田 - 6/18~6/24
・ 109シネマズ名古屋 - 6/11~6/17
・ T・ジョイ京都 - 7/9~7/15
・ 梅田ブルク7 - 7/9~7/15
・ TOHOシネマズ西宮OS - 6/18~6/24
・ T・ジョイ出雲 - 8/20~8/26
・ 広島バルト11 - 8/20~8/26
・ T・ジョイ博多 - 7/9~7/15
・ T・ジョイRW北九州 - 8/20~8/26
・ 鹿児島ミッテ10 - 8/27~9/2
パリ・オペラ座バレエ 『コッペリア』 (パトリス・バール)
・ 新宿バルト9 - 9/3~9/9
・ 109シネマズ川崎 - 6/18~6/24
・ 横浜ブルク13 - 9/3~9/9
・ シネマイクスピアリ - 6/18~6/24
・ T・ジョイ新潟万代 - 9/10~9/16
・ TOHOシネマズららぽーと磐田 - 7/9~7/15
・ 109シネマズ名古屋 - 6/25~7/1
・ T・ジョイ京都 - 9/3~9/9
・ 梅田ブルク7 - 9/3~9/9
・ TOHOシネマズ西宮OS - 7/9~7/15
・ T・ジョイ出雲 - 9/10~9/16
・ 広島バルト11 - 9/10~9/16
・ T・ジョイ博多 - 9/3~9/9
・ T・ジョイRW北九州 - 9/10~9/16
・ 鹿児島ミッテ10 - 9/10~9/16
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mizuko
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mizuko
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Posté le: Lun Juin 20, 2011 2:03 pm Sujet du message: |
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週末に、いよいよ公開されたパリ・オペラ座のパトリス・バール版 『コッペリア』 を見てきました!
3月に上演された際には、不評ばかりで、どうだろうと思っていたのですけど、1幕はとにかく踊りが満載!で、私は楽しく見ました。 ですが、2幕で頭が混乱。 だけど、総じて、もう一回見たいと思えるものでした。
フィルムは、ルフェーブルさんの司会で始まり、NHKの番組のように幕前に場面の説明が入っていました。 これがストーリーの理解の助けになったのですが、それでも唐突な踊りの挿入に加え、主要キャストの心の動きが不可解に展開していったりするんで、結局よくわからず終わります。 これはバール版のストーリー自体に問題があるのか、演出によって伝えきれていないのか、主人公たちの表現が適切でないのか、そのあたりもわかりません。 それでも最後をハッピーエンドのパドドゥで終わらせればスッキリできるのに、あのパドドゥも主人公の心理が全く読めないし、振付も中途半端で全然盛り上がらないものになってます。
というわけで、作品としてはやっぱりあまり評価できないですが、踊りは楽しめます! ヌレエフの模倣と言われているとおり、ステップの数がこれでもかってくらい詰め込まれてますが、それを踊りこなすダンサーたちがすんばらしいっ。 ドロテ・ジルベールは、最後の最後まで完璧。 これは驚異的です。 マチアス・エマンは、何とも言えない跳躍と生き生きとしたソロで、今まで以上に観るものを魅了します。 ジョゼ・マルティネスは、ダンディでセクシーなコッペリウス。 ですが、愛する女性を失った大きな悲しみからか、心の奥にゾクッとするような狂気が見えるのです。 コッペリウスだけ振付がコンテンポラリーなんですけど、なんとなく、生の舞台で見た方が、マルティネスの踊りの素晴らしさを感じられたような気がします。
スワニルダのお友達もとてもよく踊っているし、コメディも上手い。(特にフルステ。) フランツの仲間たちは爽やか好青年揃い。 大人数で怒濤のように押し寄せるマズルカには心が浮き立ちます。 ヤン・サイズ×アリス・ルナヴァン組ばかり見ていた私ですが。 普通の 「コッペリア」 のコッペリウスのような変わり者の科学者スパランザーニ役のファブリス・ブルジョワもすごく上手で、大笑いしてしまいました。
バール版は、普通の 「コッペリア」 と完全にストーリーが違うと言うより、半分くらいいじってあるという感じ。 スワニルダとお友達は普通のとほぼ同じで、コッペリウスの館に忍び込むときのドタバタもあります。 以下におおざっぱにあらすじを書いてきますね。 一回見ただけなので、順番が違ってたり記憶違いだったりするかもしれませんが、ご容赦を。
プロローグ <コッペリウスの館>
愛する女性を失い、失意の底にあるコッペリウス。 愛した女性そっくりの人形を作っている。 スパランザーニはコッペリウスのいまいましい協力者。
人形に魂を吹き込むことが出来ると考えている。 スパランザーニはコッペリウスに阿片と酒を勧める。
第1幕 <中欧の小さな街の広場>
恋人スワニルダのところへ、都会で自然科学を学ぶフランツが帰省してくる。 スワニルダ、その友達、フランツ、フランツの仲間たちがひとしきり踊る。
スパランザーニがフランツに近寄り、科学技術の本を見せる。 フランツは興味を示す。
マズルカの一団がやってきて踊る。
コッペリウスが館から出てくる。 スワニルダに近づく。 フランツは気が気でない。
スワニルダはコッペリウスの館に興味を示す。フランツも入ってみたい。
コッペリウスはスパランザーニにスワニルダに館の鍵を渡すよう言う。
スパランザーニは、スワニルダに鍵を渡す。一人で館に来るように促す。
スワニルダは友達とコッペリウスの館に入る。
第2幕 <コッペリウスの館>
再び阿片を吸うコッペリウス。
スワニルダと友達が入ってくる。 スパランザーニが怒って出てきて、スワニルダの友達を追い払う。
自動仕掛け人形に興味津々のスワニルダに、スパランザーニは奥から別の人形を出してきて見せたりして楽しませる。
コッペリウス登場。
スパランザーニはスワニルダの魂を人形に移すため、二人にお酒を勧める。 コッペリウスはあおるように飲む。
スワニルダがコッペリウスがかつて愛した女性の姿をして現れる。
何曲か踊る。(楽しんでいるのか、恐怖を覚えているのか、コッペリウスを誘惑しようとしているのか、不明。)
スワニルダにいよいよ危機が迫ったところに、フランツ登場。二人で逃げる。
夜の街のひっそりとした広場でのパドドゥ。
コッペリウスの影がスワニルダにつきまとう。
<終>
2幕がよくわからないんですよね~。
ところで、映像のクオリティについてですが、大画面で見るにはコマ数が足りないんでは?というように見えました。 残像があるのとはちょっと違うかんじで、速い動きに追いついていないというような印象。 ちょっと目が疲れます。 カメラワークにケチをつけ出すとキリがないのでやめておきますが、そんなに悪くはなかったと思います。 「引いて、引いて~」 って思ったり、「そっちじゃなくて!」 って思うことはありましたけどね。 ちなみに、ガルニエの舞台の傾斜がよ~くわかるようになってました。
とにかく、評判があまりよくない作品ではありますが、これは見るべし!
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mizuko
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Posté le: Lun Juin 20, 2011 2:17 pm Sujet du message: |
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ちなみに、わかった範囲でキャストを書いておきますね。
スワニルダ: ドロテ・ジルベール
フランツ: マチアス・エマン
コッペリウス: ジョゼ・マルティネス
スパランザーニ: ファブリス・ブルジョワ
スワニルダのお友達:
シャルリーヌ・ジザンダネ、マチルド・フルステ、ポーリーヌ・ヴェルデュッサン、シャーロット・ランソン(?)、ロレーヌ・レヴィ、ダフネ・ジェスタン、ほか二人
フランツの友達:
セバスチャン・ベルトー、アクセル・イボ、アドリアン・ボデ、アリステ・マダン(?)
マズルカ:
アリス・ルナヴァン、ヤン・サイズ、オドリック・べザール、ジュリアン・メザンディ、・・・
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mizuko
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Posté le: Mer Juin 22, 2011 2:40 pm Sujet du message: |
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ボリショイ・バレエの 『白鳥の湖』 が、フランスでも再度映画館で上映されたようです。 主演は、マリア・アレクサンドロワ、ルスラン・スクウォルツォフ、ニコライ・ツィスカリーゼ。 本家に感想がいくつか入っているのですが、あまり評価されていないのですよね。 このワールドクラシック@シネマでも公開されたのですが、どなたかご覧になりましたか~? 4月の東京近辺で公開されたときには、都合がつかず、観に行かれなかったのです。 と、思ったら、109シネマズ川崎で7月に上映されるみたいです! 7月9日~15日です!
http://livespire.jp/schedule/world-classics_2011.html
繰り返し申し上げますが、ワールドクラシック@シネマの公開期間は、わずか1週間、しかも一日一回の上映で、週末は1度だけですので、逃さぬように!
ところでですね、その 『白鳥・・』 の件での本家のやりとりの中に非常に気になる記述があったんですよ。 オペラ座の 『ライモンダ』 の舞台セットと衣装が、2009年の年末に上演された後、失われてしまったと書かれているのです。 あの豪華で夢のように美しい美術と衣装が。 廃棄されたのか、何か別のものに再利用されたのか、はっきりとはわからないみたいなんですけど。 ともかく、そのため、今後しばらく再演は見込めないようです。
Haydnさんのコメントの後半部分です。 そう書かれてますよね?
haydn a écrit: |
Si Cendrillon à Hollywood est d'un goût assez discutable, Raymonda est en revanche plutôt réussie, et c'est loin d'être la plus mauvaise chorégraphie de Nouréev. Cela dit, vous ne risquez pas de la revoir de sitôt, puisque après la dernière reprise de ce ballet, les décors et les costumes, au bout du rouleau, ont été détruits, ou récupérés pour une autre utilisation lorsqu'il y avait encore quelque chose de sauvable... |
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14867 Localisation: tokyo
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Posté le: Dim Juil 10, 2011 2:56 pm Sujet du message: |
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ボリショイ・バレエの 『ジゼル』/「クラスコンサート」 を見てきました! 新宿のバルト9で、客席数はそんなにありませんが、それでもかなり埋まってました。
この映像は、今年1月23日に行われたボリショイの公演をヨーロッパ各地の映画館で生中継したときのものをそのまま使用しているようですね。 バックステージからの司会が入るのですが、司会者の女性は、ボリショイ・バレエの広報のカテリーナ・ノーヴィコワさんです。 中継先はヨーロッパということで、堪能な英語とフランス語の両方で進行してました。 すばらしい。 日本語字幕つき。 うしろでウォーミングアップしてる人たちが、かなり気になります。
さて、公演はまず 「クラスコンサート」 から。 以前お知らせしてますが、キャストは以下のとおり、のはずです:
マリア・アレクサンドロワ、マリア・アラシュ、アンナ・アントニーチェワ、エレーナ・アンドリエンコ、ニーナ・カプツォーワ、アンドレイ・ボロティン、パヴェル・ドミトリチェンコ、ウラジスラフ・ラントラートフ、アルチョム・オフチャレンコ、イーゴリ・クロムーシン
幕間にこの作品を振り付けたアザーフ・メッセレルの甥であるミハイル・メッセレルへのインタビューがあるのですが、その中で、この作品は、アザーフ・メッセレルがパリ・オペラ座がロシア公演で上演したランダーの 「エチュード」 を見て、ボリショイ版を創ろうと思い立ち、1962年に創作したと紹介されています。
ボリショイ・バレエ学校の生徒さんからプリンシパルまでが出演し、下の学年から、普段のクラスで行われているレッスンの一部を見せていくような構成になってます。 が、「エチュード」 と少し違うのは、ちょっとしたストーリーが入っているのですよね。 バレエ団のプリンシパルのカップルが、仲睦まじそうにアダージオを踊る様子をちびっ子がうふふって見てたり、とか。 ただ、私にはちょっと作り過ぎな感もあり、ダンサー達がどんどん出てきていろいろ見せてくれるわりには、「エチュード」 に比べて振付がつまらなく感じてしまったのは否めないところです。 「エチュード」 の二番煎じにも届かないかもと思ってしまったのは、カメラワークのせい?ではないような。
とはいっても、そこは世界最高峰の一つ、フィジカルな部分では世界最高レベルのカンパニーとバレエ学校のメンバーが、ダンス技術をこれでもか!と繰り出すわけですから、楽しめないわけはありません。 何と言っても、バレエ学校の生徒さんたちの身体のきれいなことと言ったら! あの細くて驚異的に長~い脚が、一斉に頭上遥か上のほうまで上がる光景を目にしたら、思わず身が乗り出してしまいます。 見所はバーレッスンですかね。 バッチリ間違える人もいて面白いです。 あ、男性のグラン・ジュッテものの応酬もすごいですよ!
"クラス" コンサートなので、衣装はレッスン着です。 ランクによって色やデザインが多少違いますが、ソリスト以上はひとくくり。 特に 「エトワール用」 みたいにフィーチャーされるパートはないのですが、でもやはりマリア・アレクサンドロワは踊ると目を惹きます。 男子のほうでは、まだ日本ではあまり知られていないと思われるウラジスラフ・ラントラートフとアルチョム・オフチャレンコがいいです。 特に、ラントラートフは一際背が高く、脚もきれいで、アレクサンドロワと踊っても、軽々とリフトをするところを見たりなんかすると、このペアで全幕を見たいっ!と思わされます。 先ごろのパリ公演で、二人で主演して話題沸騰になったのが納得でありますよ。 彼はこのあとの 『ジゼル』 でもアルブレヒトのお付きをやってるのですが (ラントラートフで間違いないと思う)、大写しになっても演技も細かくて、すごくいい! 絶対注目です。
続いて、『ジゼル』。 グリゴローヴィッチ版です。 キャストは以下:
ジゼル: スヴェトラーナ・ルンキナ
アルブレヒト: ドミトリ・グダーノフ
ハンス: ヴィタリ・ビクティミロフ
ミルタ: マリア・アラシュ
ペザントのパ・ド・ドゥ: Chinara Alizade, Andrei Bolotin
ドゥ・ウィリ: Olga Kishnyova, Victoria Osipova
ルンキナの全幕ジゼルということで、これは見なくちゃ!と観に行ったのですが、いや、素晴らしかったです。 細やかな演技は首尾一貫した役柄の解釈に裏付けられ、全てが流れるようでいて、ごく自然。 一つひとつしっかりと相手と対話しているのです。 踊りのほうは文句のつけようがありません。 ルンキナのジゼルは、とても繊細で物静かな性格だけれども、"じっとりと内気で夢見がち" みたいなところは全然なし。 知能や精神的な部分の障害も見られず、心臓はもちろん弱いですが、それに託けてるようなところもないんです。 ありそうでなかった解釈。 では、狂乱の場は? 意外なことに、ほぼ正気。 ショックで少しエキセントリックなこともしますが、死因は完全に心臓発作です。 その発作をおこすところが、くぅ、泣けた。 ルンキナのジゼルは生きたかったんだな~と思いました。
そんなジゼルには誰もが惚れるところでしょうが、ドミトリ・グダーノフもやはり心底惚れてる感じでした。 私は遊び人アルブレヒトのほうが好みなんですけど、でもですね、グダーノフのアルブレヒト、いい!ですよ。 全く予測してなかったです。 ジゼルに対する愛情は本物だけれども、身分は忘れていないし、拒否もしていない。 ジゼルが死んでしまったときは、まるで初めて人の死を目の当たりにしたかのようでした。 すごく誠実なアルブレヒトでしたが、でも、もしジゼルが死ななかったら、どうしてたんでしょうねぇ。 彼も、ルンキナと同じく、演技がすごく自然で、感情のほとばしり!みたいなオーバーアクションも全然ないのにしっかり伝わってきます。 脚もきれいだし (きれいだったんだ!)、踊りもいいし、何で今まで気が付かなかったんだろうと思いました。 来週のルグリのガラで再確認したいと思いま・・・したが、ガラだと良さはわからないのかもなー。
この二人が非常に緻密に役柄とストーリーを表現している一方で、ハンス (ヒラリオン) には説得力がなかったですなぁ。 これがどういう人物で、何故ジゼルには受け入れてもらえず、ついにはああいう行動を取ったのか、それが見えてこなかったです。 残念ながら。
ウィリの女王ミルタは、マリア・アラシュ。 若いなりたてのミルタ、といったところでしょうか。 まだミルタがミルタになってない感じ。
ペザントのパドドゥは、良く踊ってましたが、特にどうとかはないですかね。
カメラワークは、どちらも、わりと全身を映して追いかけるというような映し方が多かったと思います。 事前に、「音声が乱れる箇所があります」 との告知が出ていたのですが、気が付きませんでした。 ダンサーの着地音が妙に聞こえることを言ってたのですかね。
上映は、既に終了している地域もありますが、まだこれからのところもあります。 今上映中の映画館は、今週金曜日までですので、お早めに! ちなみにこの 『ジゼル』 は、クリスマス頃に Bel Air Classiques からDVDがリリースされる予定です!
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mizuko
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Posté le: Dim Juil 10, 2011 2:57 pm Sujet du message: |
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スレッドのタイトルを変更しました。 Ballet in cinema (映画館でバレエ) がコンスタントに行われるようになってきましたので、ワールドクラシック@シネマのシリーズについて特化したこのスレッドは、それとよりよくわかるようにしました。
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mizuko
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14867 Localisation: tokyo
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Posté le: Dim Sep 18, 2011 9:11 am Sujet du message: |
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[本家より]
引き続きボリショイの 「クラス・コンサート」 と 『ジゼル』 の話題ですが、なんとですね、全編(!) がYTの中国版 youku にアップされとります。 うぅ、さすが。 「クラス・コンサート」 は笑っちゃうくらいすごいですし、何でこの場で間違えるんだ?! という楽しい瞬間もあります。 『ジゼル』 のほうでは、ルグリのガラでは奮わなかったグダーノフが実はいいことがわかるはず。 必見です!
http://v.youku.com/v_show/id_XMjgxMTg5NDk2.html
でもって、Enya さんが 「クラス・コンサート」 に出てくるダンサーについて教えてくれてます~。 ありがとう~。
Enya a écrit: |
sophia a écrit: |
Euh, peut-on savoir plus précisément où il apparaît dans Class Concert? |
Il apparaît en tenue verte dans la deuxième partie au centre de class, si je ne me trompe pas...
16:37, parmi les 5 garçons, il est en deuxième rang, à gauche, en derrière de Vladislav LANTRATOV, je crois.
22:26, parmi les 2 garçons, le premier à gauche.
24:13, parmi les 7 garçons, deuxième rang, le premier à gauche
25:12, diagnale, sissonne fermée en avant, le troisième garçon
27:46, diagnale, grand cabriole, solo
29:54, un des garçons
36:22, solo
source des images: www.acnepaper.com
Les images sont trop grandes , je ne sais pas comment les réduire... |
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14867 Localisation: tokyo
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Posté le: Sam Jan 14, 2012 8:53 am Sujet du message: |
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既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、東京・有楽町イトシアにある映画館ヒューマントラストシネマ有楽町で、「ワールドクラシック@シネマ ベストセレクション」 が開催されるそうです。 モーニングショーのみとはいえ、1月28日(土) から4週間にわたって、2011のラインナップ全演目に加えて、オペラ 『愛の媚薬』(グラインドボーン音楽祭より) と 「3大テノール世紀の競演~特別上映版」 が毎日入れ替わりで上映されます。 でもって、料金が一般/シニア 2,000円 (「3大テノール」 は1,500円) と割安になってますので、有楽町に出向ける人にはチャンス!
http://www.livespire.jp/news/2012/20120106121314.html
Citation: |
上映スケジュール
1月28日(土)10:00~ 『3大テノール』
1月29日(日)10:00~ 『コッペリア』
1月30日(月)10:00~ 『3大テノール』
1月31日(火)10:00~ 『コッペリア』
2月1日(水)10:00~ 『3大テノール』
2月2日(木)10:00~ 『コッペリア』
2月3日(金)10:00~ 『3大テノール』
2月4日(土)10:00~ 『ロメオとジュリエット』
2月5日(日)10:00~ 『白鳥の湖』
2月6日(月)10:00~ 『愛の妙薬』
2月7日(火)10:00~ 『ロメオとジュリエット』
2月8日(水)10:00~ 『白鳥の湖』
2月9日(木)10:00~ 『愛の妙薬』
2月10日(金)10:00~ 『ロメオとジュリエット』
2月11日(土)9:30~ 『シモン・ボッカネグラ』
2月12日(日)9:30~ 『クラスコンサート/ジゼル』
2月13日(月)9:30~ 『チェネレントラ』
2月14日(火)9:30~ 『シモン・ボッカネグラ』
2月15日(水)9:30~ 『クラスコンサート/ジゼル』
2月16日(木)9:30~ 『チェネレントラ』
2月17日(金)9:30~ 『シモン・ボッカネグラ』
2月18日(土)9:30~ 『カルメン』
2月19日(日)9:30~ 『ドン・ジョバンニ』
2月20日(月)9:30~ 『白鳥の湖』
2月21日(火)9:30~ 『愛の妙薬』
2月22日(水)9:30~ 『シモン・ボッカネグラ』
2月23日(木)9:30~ 『チェネレントラ』
2月24日(金)9:30~ 『ロメオとジュリエット』
※上映スケジュールは都合により事前の予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。 |
チケットに関する詳しいことはヒューマントラストシネマ有楽町のページへどうぞ:
http://www.ttcg.jp/human_yurakucho/comingsoon#i22396
で、この上映が終了する2月25日からは同映画館でも 「Pina」 が公開される予定です!
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14867 Localisation: tokyo
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mizuko
Inscrit le: 16 Avr 2006 Messages: 14867 Localisation: tokyo
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Posté le: Sam Juil 07, 2012 1:54 pm Sujet du message: |
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相変わらず新シリーズの気配は微塵もないのですけど、こんなところで!という情報を見つけましたので、お知らせしますね。
東京・葛飾での 「舞台芸術デジタルシネマフェスティバル in かつしか」 で、ワールドクラシック@シネマから3本が上演されるようです。 バレエは、ボリショイの 『白鳥の湖』。 ほかは、『3大テノール 世紀の競演~特別上映版』 と ミラノ・スカラ座のオペラ 『カルメン』 です。 2012年10月27日(土) 1日限りのイベント。 会場は、かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール。
http://www.livespire.jp/schedule/_in.html
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