Kaguyahime (Kylián) [11/06-15/07/2010]

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イリ・キリアン　『輝夜姫』　2010年6月11日～7月15日　於）オペラ・バスティーユ


Haydnさんより、ソリストについてのみキャスト情報が入っています。
出演が予定されているのは、
女性ダンサー： マリ＝アニエス・ジロ、アニエス・ルテステュ、リュドミラ・パリエロ、ミュリエル・ジュスペルギ
男性ダンサー： ジェレミー・ベランガール、マチアス・エマン、ステファン・ビュリヨン、アレッシオ・カルボネ、クリストフ・デュケンヌ、ジョシュア・オファルト、ステファン・ファヴォラン
だそうです。



このキリアンの『輝夜姫』ですが、今シーズンのラインナップが発表されたときにちょくっと調べてあったので、それを転記しておきますね～。　もっと詳しくご存知の方がいらっしゃいましたら、是非おしえてください。

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Haydnさんよりプレ・キャストです。　　お！　エルヴェ・モローの名前が帝役にありますぞ！

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[本家より]

Haydnさんによると、エルヴェ・モローは既にクラスレッスンも受けているそうで、この『輝夜姫』が舞台復帰となります。　よかったですね！

さて、このキリアンによる『輝夜姫』ですが、しばらく上演されてない作品のため、本家では予備知識となる読み物はないの？なんていう話も出てましたけど、そのあたりはオペラ座も抜かりなしです。　オペラ座の刊行誌「En scène」（昨シーズンまでの「Ligne 8」）の最新号では、大々的に特集を組んでるみたいです。　表紙は主演予定のマリ＝アニエス・ジロが飾ってます。


またこの号では、カール・パケットの特集記事もあるみたいですね。　そのほか、Ariane Dollfus による『ラ・バヤデール』に関する記事や、『ドガの踊り子』のエトワール役に扮したイザベル・シァラヴォラの写真もあるそうです。　そのイザベルさんですが、ハイドンさんのコメントによると、怪我の影響で今回の6～7月の公演には出演できないとのことです。。。　ハイドンさんが「une mauvaise blessure」と書かれているので、エトワール・ガラのほうも気になりますよね。。。　

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オペラ座の公式サイトに、キリアンへのインタビューがアップされています。　En scène に掲載されているものからの抜粋だそうです。
http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/actualites/index.php?lang=fr#news2225


題材が日本の「かぐや姫」なので、すごく興味があるのですよね～。

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オペラ座の公式サイトに、動画がアップされています。　進行中のリハーサルの様子と、キリアンへのインタビュー（英語）が見られます。　非常に興味深いですよ～。
> EN RÉPÉTITION AVEC KAGUYAHIME

キリアンが「かぐや姫はスピリチュアルな存在で、月から『美』をもたらすためにやって来た。」と説明してるのですが、は～、かぐや姫がなんでやってきたのかなんて、考えたことがありませんでしたよ。


あと、こちらは、マリ＝アニエスへのインタビュー記事です。
> KAGUYAHIME PAR MARIE-AGNÈS GILLOT

[zack]

うぅぅむ、夢を壊すようで申し訳ないのですが
かぐや姫は何かの罰で地球（？）に島流しになったのではなかったでしたっけ？

子供の頃に持っていた絵本ってはしょってあったり、結末を変えたりしていて
結構読んだつもりになっていても、正式なバージョンを知らなかったりすることがよくありますね。

それはそれとして、キリアンさんがそういったイメージで捉え、振り付けした作品は
きっと美しいものなのでしょうねぇ。

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でぇっ！　島流し？ 　それは知らなかった～。　幼子の身で何をしたんだ、かぐや姫・・・。

いやしかし、かぐや姫が何故来たのか、ということよりも、かぐや姫が来たことによって何が起こったのか、ということを説いてる話なんだろうなぁと捉えていました。　（だって、桃太郎だってなんで来たのかわかんないし。。。　あれ？結末はなんでしたっけ？）　外国からの視点で初めて気づかされることって、けっこうありますよね。


ちなみに、En scène 掲載のキリアンのインタビューを途中まで読んだのですが、キリアンは、「この竹取物語で説いていること － 「美」と「愛」と「戦い」と「破壊」 － は普遍的なことであり、不変的なものでもある」と言っていて、舞台セットも日本っぽいものにはせず、モダンなもので、近代的なバスティーユの広い空間にマッチするともおっしゃってます。　動画インタビューの中では、車、それも三菱の、を舞台上に配していたとか言ってますよね。　で、今回は車ではなく、黒い馬にするとか？

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本日 16:00～ 予定されている Rencontre について、公式サイトに情報があります。
> KAGUYAHIME Rencontre

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本家の情報によると、エルヴェ・モローは『輝夜姫』には出演しないことになったようです。　残念ですね。。。
モローに代わってに入るのは、ヴァンサン・シャイエとの情報もあります。

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En scène に掲載されているキリアンのインタビューから、ほんの一部をまとめましたのでご紹介します。

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この『輝夜姫』は、1988年が初演で、1991年にオランダのベアトリクス女王が初めてフランスを公式訪問したのにあわせて、ネザーランド・ダンス・シアター (NDT) がガルニエ宮で上演しました。　再び戻ってこられて嬉しい。


＜音楽について＞

石井眞木氏の作曲です。　石井氏からこの音楽を使って振り付けてはどうかという提案があり、迷わず受け入れました。　ピュアな響きとその根底に潜む感受性に、あっという間にインスパイアされました。　現代曲ですが、楽曲の一部は和太鼓によって演奏され、そのほかはヨーロッパの楽器を使っています。　雅楽の奏者も三人招いていて、東洋と西洋のオーケストラということになります。　また、大太鼓を舞台上において、同時に月を象徴させています。


＜「かぐや姫」役に求める資質とは＞

物語の中で、かぐや姫は光を放っていたと書かれています。　光を放つ竹の中に発見されたのです。　かぐや姫は光の姫なのです。　つまり、「かぐや姫」役を選ぶには、カリスマ性と美しさが重要な判断基準となります。　しかし、「かぐや姫」は単なる <<優しい心の持ち主>> ではありません。　怒ったり、かっとなって激怒したりもします。　破壊者にもなり得る要素を持っているのです。　ですので、感情の振幅を表現する必要があります。　「かぐや姫」という役は、身体的にも感情的にも心理的にも難しいバレエなのです。　ダンサーたちには、私から与えられるもの全てを伝えたいと思います。　彼女たちは、「かぐや姫」という人物を自分のものにして、彼女ら自身の個性と経験と感性を注いで役を作り上げていくことになります。　最終的に、それぞれが全く違ったかぐや姫を見せてくれたら、私は心から満足するでしょう。

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百聞は一見にしかず。
You Tube にキリアンの『輝夜姫』の映像がアップされています！　Wow
Part 1 から 7 まであります。
まだ冒頭しか見てませんが、音楽も美術も神秘的。　なお、和太鼓のパートについては、日本の鼓童が参加するのでしたよね。

Kylian Jiri - Kaguyahime part1.avi
http://www.youtube.com/watch?v=EUThgGP911Q

Part 2
http://www.youtube.com/watch?v=Md5JsRjRtHQ

Part 3
http://www.youtube.com/watch?v=FGWLEij-nMk

Part 4
http://www.youtube.com/watch?v=b-b-T6W_H1I

Part 5
http://www.youtube.com/watch?v=FwlZqWJYOvE

Part 6
http://www.youtube.com/watch?v=-0q4-AxZqkc

Part 7
http://www.youtube.com/watch?v=yaSIRMi9oAk

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こちらもちょっとお知らせするのが遅くなりましたが・・・

オペラ座公式サイトによると、昨日予定されていた Rencontre は中止となりまして、17日に改めて開催されることになったそうです。

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[本家経由]

オペラ座の公式サイトに、日毎キャストが出ました。

> KAGUYAHIME - Distribution

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[本家より]

レクスプレスにマリ＝アニエス・ジロへのインタビュー記事が載っています。　四人の偉大な振付家とジロが踊ってきた彼らの作品 － ベジャールの「ボレロ」、バウシュの「オルフェとエウリディーチェ」、エックの「ベルナルダの家」 －、これから踊るキリアンの『輝夜姫』について語っています。

http://www.lexpress.fr/actualite/dans-les-pas-de-l-autre_897983.html

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[本家より]

ルポ映像が来ました～。　正確にはマリ＝アニエスを追ったものですけど、France 3 19/20 Samedi 12 の 22分20秒付近から、舞台映像も少し見られます。　動画ウィンドウの下にあるリストから、Rencontre avec marie-Agnès Gillot, danseuse étoile を選ぶとジャンプすることもできます。

http://jt.france3.fr/1920/


予想はしてましたが、見た目逞しい感じのかぐや姫・・・