Denmark - The Royal Danish Ballet, etc...

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先月デンマーク・ロイヤル・バレエが9年ぶりの来日を果たしたよしみで、デンマークのバレエ事情のスレッドを。

ほとんどデンマーク・ロイヤルの情報に集約されると思われますが、先の来日公演では、ブルノンヴィル・バレエの継承者であるだけでなく、演劇的要素に非常に優れていることで鮮烈な印象を残しました。　ダンサーの世代交代が進んでいる時期にもあり、さらに、2008/2009 シーズンより芸術監督がニコライ・ヒュッベに変わって、今後ますます注目を集めていくように思います。

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デンマーク・ロイヤル・バレエ　The Royal Danish Ballet
http://www.kglteater.dk/OmKunstarterne/Ballet.aspx

- 2008/2009 シーズン・ラインナップ
http://www.kglteater.dk/sitecore/content/site/Forestillinger/Ballet/Ballet_08_09.aspx

- 2009/2010 シーズン・ラインナップ
http://www.kglteater.dk/sitecore/content/site/Forestillinger/Ballet/Ballet_09_10.aspx

『ウェスト・サイド・ストーリー』　West Side Story and Dances　（ジェローム・ロビンズ）
2009年9月25日～11月2日

『ジゼル』　Giselle　（ジャン・コラーリ＆ジュール・ペロー）
2009年10月9日～11月7日

『ナポリ』　Napoli　（オーギュスト・ブルノンヴィル＆ニコライ・ヒュッベ）
2009年11月10日～12月16日

『くるみ割り人形』　The Nutcracker　（ケネス・グレーヴ）
2009年12月2日～27日

「ブルノンヴィル＆バランシン」　Bournonville and Balanchine
2010年1月7日～2月24日

『真夏の夜の夢』　A Midsummernights Dream　（ジョン・ノイマイヤー）
2010年2月26日～4月22日

ゲスト・カンパニー　Les Ballets C de la B　『Out of Context』
2010年3月14日～16日

『シェイクスピア・イン・モーション』　Shakespeare in Motion　（Louise Midjord & Pontus Lidberg）
2010年4月24日～5月11日

「MK Ballerina」　（フレデリック・アシュトン、キム・ブランストルップ、ジョージ・バランシン、ジェローム・ロビンズ）
2010年5月20日～6月5日

「MK Danseur Noble」　（キム・ブランストルップ、オーギュスト・ブルノンヴィル、ジェローム・ロビンズ、ピーター・マーティンス、ホセ・リモン）
2010年5月19日～6月5日

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『ナポリ』は、ニコライ・ヒュッベが改訂を加えるようですね。

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デンマーク・ロイヤル・バレエ来日公演時の東京国際フォーラムでのプレ・イベントの映像が、You Tubeにアップされています。　このイベントは、来日公演のスポンサーであったデンマークの家具メーカー Republic of Fritz Hansenとのコラボ・イベントで、ハンセンのエッグ・チェアーを使って、ティナ・ホイルン Tina Højlund がパフォーマンスを行ったものです。　振付は、同バレエ団のエスター・リー・ウィルキンソン。　ティナ・ホイルンが山手線で移動しているところから撮影されていて、けっこう面白いです。　しかし、裸足で歩いているのにはビックリ。

"Egg" Ballet in Tokyo 2009
http://www.youtube.com/watch?v=CPyeGoExilw

ちなみに、この動画はYou Tube にあるフリッツ・ハンセンのチャンネルに投稿されているものです。

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[本家より]

久々のデンマーク・ロイヤル情報です。　どうもすいません～。

デンマークの公共テレビ・ラジオ局のウェブサイトで、デンマーク・ロイヤルの5つのレパートリー作品の動画が公開されているそうです。　それも抜粋ではなく全編のようです。　ただちょ～っと昔の映像ですけれど。　でも、作品のテイストは濃いかも。

http://www.dr.dk/P2/tema/Ballettens+Verden/20101116164800.htm


Haydnさんが書き出してくださっているところによると、

- 『ラ・シルフィード』（ブルノンヴィル）　1977年
- 『レッスン』（フレミング・フリント）　1975年
- 『ナポリ』（ブルノンヴィル）　1985年
- 『ロミオとジュリエット』（ノイマイヤー）　1988年
- 『死の勝利』（フレミング・フリント）　1973年

です。

『ナポリ』 については、DVD化されているのとは違うバージョンだと Haydnさんはおっしゃってます。　最近も改訂していたりするので、昨年の来日公演の時のとも違うでしょうね。　どれも興味をそそられるのですが、中でも『レッスン』は一度は観てみたい作品だったので、これだけでも時間を見つけて見たいと思います。

ん～、それにしても素晴らしい。

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デンマーク・ロイヤルのクリスマス・シーズンに向けたプログラムは、クリストファー・ウィールドンによる 『眠れる森の美女』。　新製作です。　公式サイトでトレイラーが公開されてますが、剣を持って激しく戦うデジレ王子以外は、もしかしたらそんなにいじってないのかも？

http://video.kglteater.dk/video/903117/tornerose-2010-trailer-2


ちなみに、関連動画みたいのに出てくるスザンネ・グリンデルのビデオが私は気に入りました～。　2009年の来日公演でジュリエットを踊りましたね。　レッスンとはいえ、髪を素敵にアップしてるんです

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本家に voyageur さんがウィールドンの 『眠れる森の美女』 について、感想を書いてくださっています。　英語なのでよろしければどうぞ！

http://www.forum-dansomanie.net/forum/viewtopic.php?p=44094#44094


ウィールドンは、狩りのシーンやパノラマをカット、3幕のディヴェルティスマンの数も減らして、休憩1回の2時間半に仕上げたようですね。　それから、序曲と第2幕の冒頭に、眠るオーロラ姫の絵画が展示されている現代の美術館のシーンを挿入して、そこを訪れた少年がその絵画の中に入り込んでしまうという設定になっているみたいです。

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[本家より]

デンマーク・ロイヤル・バレエの芸術監督ニコライ・ヒュッベが数人のダンサーを率いて、3月20日と21日、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で、the Works & Process シリーズの一環としてパフォーマンスを行うことになっているのですが、その様子が、インターネットで生中継されるそうです。　こちら：
http://www.ustream.tv/channel/worksandprocess

ヒュッベはデンマーク・ロイヤルの方向性についてのヴィジョンを紹介するほか、ブルノンヴィルの 「ジョッキー・ダンス」、「ラ・シルフィード」、「フォーク・テイル」、「ブルノンヴィル・ヴァリエーションズ」、そしてニコライ・ヒュッベ改訂版の 『ナポリ』 らからの抜粋と、ヨルマ・エロの 「Lost on Slow」 を上演するとのことです。

ニューヨーク時間の3月20日と21日夜7:30～とのことなので、日本時間だと21日と22日の朝9:30～です～。 21日は日本は祝日ですね。

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ニューヨークのグッゲンハイム美術館での the Works & Process、ちょうど今インターネットで生中継されてるところです。

http://www.ustream.tv/channel/worksandprocess

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グッゲンハイムでのワークス＆プロセスですが、以下のリンク先で見られるようになってます。　約1時間半ですが、内容としては、芸術監督のニコライ・ヒュッベを迎えてのトークとバレエで、最後に 『ナポリ』 からの抜粋が出てきます。

http://www.ustream.tv/recorded/13465001


デンマーク・ロイヤルは、ちょうど1ヶ月に渡るアメリカ・ツアーを開始したところのようですね。

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あぅ、間違えてました。。。orz　デンマーク・ロイヤル・バレエのアメリカツアーは、2011年5月24日～19日です。　どうもすいません～。
カリフォルニア州のオレンジ・カウンティ (5/24-28 ) からスタートし、バークレイ (5/31-6/4)、ワシントンDC (6/7-12)、そしてニューヨーク (6/14-19) と巡るツアーでっす。　NYでの公演は、David H. Koch Theater。　実に1988年以来のNY公演だとか。　このNY公演でのプログラムは三つ、ブルノンヴィルとフレミング・フリント、それにヨルマ・エロの作品のミックスプロになってます。　Danza Ballet に詳細が載ってましたので、コピーしましょ。

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（エマニュエル・ティボー in 井上バレエ団 『ラ・シルフィード』 スレッドから続く・・・）

で、デンマーク・ロイヤルといえば、Vanity Fair 2011年6月号に記事が載ってます～。　5月24日からの全米ツアーを前に、先日NYのグッゲンハイム美術館でプロモーション・イベントをやりましたので、そのときのインタビューですかね。　記事の内容は、相変わらずセクシーでかっこい～い ニコライ・ヒュッベにスポットライト☆、＆全米ツアーのご紹介です。　言わずと知れてますが、ヒュッベは2008年までNYCBのプリンシパルでしたのです。

http://www.vanityfair.com/culture/features/2011/06/nikolaj-hubbe-danish-ballet-201106

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それから、デンマーク・ロイヤルにはつい最近二人のプリンシパルが誕生したことも付け加えておきますね。

アルバン・レンドルフ　Alban Lendorf　20114月30日
http://kglteater.dk/Aktuelt/Nyheder/Nyhedsarkiv/2011/Alban%20Presse.aspx

マルチン・クピンスキー　Marcin Kupinski　2011年3月12日
http://kglteater.dk/Aktuelt/Nyheder/Nyhedsarkiv/2011/Marcin%20udnaevnt%20presse.aspx



はい、マルチン・クピンスキーは、BBLのダヴィッド・クピンスキーとはご兄弟です。　確か。

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デンマーク・ロイヤルは現在アメリカ・ツアー中ですが、最初に訪れているカリフォルニアでの公演もいいレビューを獲得したようですね。　全部はさらえないのですが、え～と、順不同でいくつかご紹介しておきましょう。

> Royal Danish Ballet review: Superb 'Sylphide' (San Francisco Chronicle, Allan Ulrich 2011/06/02)
> Royal Lesson From the Danes (San Francisco Classical Voice)
> Dance review: Royal Danish Ballet performs a revamped, updated 'Napoli' at Segerstrom Center for the Arts (Los Angles Times 2011/05/29)


相変わらずニコライ・ヒュッベのメディアへの露出が多いようですね。　ウォールストリートジャーナル紙はスライドショー付き。　ヒュッベって、まだ43歳だったんですねー！
> A Reinvigorated Danish Ballet (The Wall Street Journal 2011/06/03)

ヒュッベへのインタビュー、もういっちょ。
> Royal Danish Ballet’s Nikolaj Hubbe, stepping boldly into the lead (The Washington Post, Sarah Kaufman 2011/06/03)


カンパニーは東海岸に移動し、ワシントンDCでの公演が7日にスタートします。

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ウォールストリートジャーナル紙の記事に付け足し。　短くて面白かったので。

ヒュッベは3年前にNYCBでの15年間に及ぶプリンシパル・ダンサーとしての活躍にピリオドを打ち、故郷であるデンマークに戻って、2008-2009シーズンからデンマーク・ロイヤル・バレエ (Royal Danish Ballet) の芸術監督の任についています。　もうレッスンはしていないそうなのですけど、身体はフィットしたままですよね。　しかし、つまり、40歳で現役を退いているわけで、もうちょっと行けたでしょ～と思うのですが、まぁ、そこはご本人のみぞ知る決断だったのですよ。　で、そのヒュッベは芸術監督としてカンパニーを率いることに大変な情熱を注いでいるようです。　デンマーク・ロイヤルといえば、非常に歴史あるカンパニーであり、なんと言ってもオーギュスト・ブルノンヴィルです。　そのブルノンヴィル作品の継承についても一際力が入っているようで、インタビューの中で、今回のアメリカ・ツアーでも上演されている 『ナポリ』 の改訂版について尋ねられ、「Bournonville "is ours"（ブルノンヴィルは私たちのものです。）」 、「私たちがやらなければいけないこと、私たちが取り組まなければいけないこと」 と答えています。 このアメリカ・ツアーは、ほかのインタビューでも繰り返しコメントしているように、ヒュッベにとっては重要なツアーであり、ひるんでしまうほど大きな仕事であると同時に、特にニューヨークでの公演は待ちきれないほど楽しみなんだそうです。　前任のフランク・アンダーソン時代に既にRDB はモダンなカンパニーになっていましたが、ヒュッベが就任してからは、カンパニーの空気が変わって、より規律正しくなり、大いに活気づいて、いい意味での競争心が生まれているようです。　RDB のアメリカ人ダンサー、エイミー・ワトソンがインタビューで答えているのですが、「カンパニー全員に対する要求度が高くなった」 とも付け加えています。　また、つい最近プリンシパルに昇進したばかりの Alban Lendort は、ヒュッベについて、「すごく "アメリカ的"。　情熱的で、まるでバレエのためになら死ねる、っていうくらいだ。」 と話しています。　ヒュッベも同じようなことを自分自分に感じているようで、ヒュッベが語ったとして、記事はこのようなフレーズで締めくくられています。　「私はバレエと結婚したようなものです。 病めるときも、健やかなるときも、 ― 死が二人を別つまで」。 　上手いっ

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デンマーク・ロイヤルのつい最近プリンシパルに任命されたばかりの Alben Lendorf へのインタビューが Time Out New York 紙に掲載されています。　まだ21歳のLendorf ですが、バレエを始めたのは12歳。　それまではサッカーばかりやってたんだそうですけど、母親の強い希望でRDBのバレエ学校へ。　ちょうど映画 「リトル・ダンサー (Billy Elliot)」 が公開されていて、それを見て、「よし」 と思ったんだとか。　わずか2ヶ月のコースの後、いきなり入学を許可され、16歳でRDBの研修生に。　このカンパニーではバレエ学校を終えた生徒はまず2年間研修することになっているそうなのですが、その後ちょうどニコライ・ヒュッベが芸術監督に就任した2008年に正式に団員となります。　それからわずか3年でプリンシパルまで上り詰めたわけなんだが、電話でのインタビューを受ける彼は、若者！　それも飾らず素直で明るくてキュート☆　Jumper と称されるほどジャンプが得意みたいです。　本人も跳ぶのが好きだって。　来日公演の時は、さすがにまだコールドバレエでしたよね。　それにしても、バレエを始めてたったの9年、RDBのワンダーボーイがソリスト役を踊るのを日本でも観たいところです。

http://newyork.timeout.com/arts-culture/dance/1505909/alban-lendorf