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Manuel Legris 'Super Ballet Lesson' à la télévision au Japon
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mizuko



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MessagePosté le: Jeu Fév 22, 2007 4:36 am    Sujet du message: Répondre en citant

おー。カウンターが2000をゆうに超えている。ご足労下さっている皆様、どうもありがとうございます。
スーパーバレエレッスンもこの回を含めて残すところあと5回。気を引き締めて、まわしも締めなおして参りたいと思います。
注) 今回はいつも以上に長いです。



第11回 2007/2/20 (火)

『優しい嘘』<Doux Mensonges>-I (キリアン振付)

生徒:  シャルリーヌ・ギゼンダンネル(Charline Giezendanner)、マルク・モロー(Marc Moreau)
模範演技: エレオノーラ・アバニャート(Eleonora Abbagnato)、マニュエル・ルグリ(Manuel Legris)


初演を観た友人が「とぉ~っても面白かった~!」と言っていたのを聞いてどうしても観たくなり、2004年2月キリアン・プロでの再演時に、ちょうど『ジゼル』(これも観たかった!)もかかっていたので、パリまで観に行きました。感想=「とぉ~っても面白かった~!」

暗い照明の中、男女2組のダンサーと共に数人のコーラス隊も出演者として衣裳を付け舞台に乗るというこの作品、詳しい解説は省くとして(テキストを読んでね。)、私が観たキャストは、アバニャート×ルグリ+ムッサン×ニコラ(←第一キャスト)、アバニャート×ルグリ+ムッサン×ロモリ(ニコラ怪我により降板のため)、ミテキ・クドー×アレッシオ・カルボネ+セリーヌ・タロン×ロモリ。第一キャストはやはり素晴らしかったですが、アレッシオがルグリかと見紛うほどに緩急をつけた鋭敏な動きを見せていたのには、はっとさせられました。

厳かな雰囲気の楽曲とはうらはらに、キリアンの振付は非常に激しく、且つ官能的で、2組のダンサーが交互にとめどなく踊るので、見てるこちらは一瞬たりとも気が抜けず、あっという間に終わってしまったと感じたことを思い出します。

突然ですが、こぼれ話:
 この舞台は、コーラス隊の人々もダンサーと一緒にレベランスをするのですが、その体型の違いに唖然、呆然。下はたっぷりとしたロングスカートではありましたが、上はダンサーと同じようなネットみたいなTシャツのみだったため、そのてぷっとした腹は何?ということになりました。ダンサーのほうが3まわりくらい華奢だった。

もうひとつ:
 ご存知のとおり、この作品ではガルニエの舞台の奈落が存分に利用され、ダンサーが奈落に落ちたときの映像が舞台後方のスクリーンにでかでかと映し出されるのですが、振付ではありますが、要するに男女がからんでる?野獣(野犬?狼?コヨーテ?(は、アメリカ大陸か))と化した男が女を襲ってる?というようなもの(サウンド付き)もありました。それで、第一キャストの日、オーケストル席に座っていた私と友人二人の隣りの席(補助席)に、ドラノエさんと(ムッサンとの)息子さんのポール君(この時はまだ小さかった。)が座ったのです。(お~、ママを観に来たのね~。)とても大人しく観ていたのですが、舞台後方に奈落の底落ちたムッサンとニコラのこの映像が映し出されると、ポール君が、「ママ、ママ~」と指差して呼んだのです。(か、かわいい~!)  ですが、指差した先のママはただ今お取り込み中な状況で。でも、相手はパパじゃなくて・・・えっと、えっと、、、と思わずオロオロ。・・・って、私がオロオロしてどーすんだ?! というお話でした。

はい、先に進みます。 Neutral

今回のレッスンのパートは、オリジナルがファニー・ガイダとルグリ。2004年のときは、ガイダのパートはアバニャートが務めてましたので、模範演技も見ごたえがありましたね~。

(ちなみにニコラは2003年の世界バレエフェスのとき、ギエムをパートナーに自分のパートの抜粋を披露しましたね。初めと最後はちょっとだけアレンジしてあったようですが、ここだ、ここだーってわかりましたー。)

アバニャートはこういった現代作品を踊ると光りますね~。ただ、クラシックがねぇ。ジェラール・マノニさんに言わせると、「練習が足りない」んだそうですが、テクニックがあるんだかないんだかわからない人ですね。だって、フォーサイスは踊れるのよ。ん~、この人は胴体を固定することを覚えれば、ずいぶん違ってくるように思えるんだがなぁ・・・ 回転するとき胴体がぐにゃぐにゃしてるんですよ。胴が揺れる→回転軸がぶれる→回りものが決まらない(+グラン・フェッテが続かない)&必要以上に力を使う→スタミナが切れる→踊りがメタメタになる、ってことではないかと思うが、どうですか。けっこう好きなダンサーなんだけどな~。(と言うと、必ず批判を浴びるのよね。。。)

ルグリ先生は、ダンスクラシックにおいては右に出るものがいない。それでもって、キリアンを踊っても完っ璧。身体の使い方、筋肉の使い方が全く違うのに、どうしてどっちも完璧に踊りこなせるんでしょう。すごい。とてもすごい。

この模範演技は、照明をつけて(消して?)ほしかったかな。もしくは、舞台の映像をちょっとでもどこかに挿入するとか。写真でもいいですが。テキストの写真は白黒でダンサーのアップだけですし、全体が見えないじゃないですか。舞台全体のイメージをどこかに入れてほしかったわ。

とは言っても、このように分解して明るい場所で一部分のパートだけでもじっくり見られるのはやはり面白いです。それに、こんなふうにレッスンするのか、ここはこんなふうに動いているのか、と、表現者の視点から作品を理解するヒントも得られますし、自分もレッスンに参加している気分を味わえます。(ルグリ先生のレッスンが密度の高いものだからだと思いますが。)

マルク・モローはいいですよね~。すごく熱心だし、何しろ好青年。蹴っ飛ばされても許せるわ。 Mr. Green ははは。早くインタビューが聞きたいですねー。って、あらら、ダンサーとしてどうかという話になってないじゃん。え~、ダンサーとしては、先週書いた言葉を撤回します。既に完成しているようなという印象はなしにして、まだまだ伸びるでしょう~に変更しまーす。ルグリ先生の指摘に対する反応がいいですもんね。ちゃんと聞けてて理解している様子だし、実際よくなってますよね。今回はたっくさん注意してもらえてたのが、よかったです。彼には上まであがってほしい!と思いま~す。

シャルリーヌもとても感じのいい女の子ですね。とても真摯な印象。SBLでは『優しい嘘』だけの登場ですが、夏にルグリと仲間たち公演で来てくれるようなので、楽しみにしたいと思います。このシリーズの生徒さんの中で連れてきてもらえるのは彼女だけですものね。昇級には苦戦しているようですが(何しろ学校公演でマチューと『コッペリア』やってたのに、マチューはエトワールですから。異例ではありますけど。)、このレッスンだけでは今どんな踊りをするのかわからないけど、絶対にいい!と思うので、諦めないで頑張ってほしい。夏には目の肥えた日本の観客をきっと魅了してくれると思いま~す。

それにしても、キリアンって、ルグリ先生にとっても '難解' なんですね。でも、私好きなんですよね~。この音にこの動き?!って思うし、すごく感覚が刺激されてると感じるんです。んー、踊ってみたい。(←言ってみた。ただ言ってみただけ。真に受けないように。)

全ての音符に緻密に動きが付けられていて(ルグリ先生談)、常に正確に動かないといけない。かなりの集中力を要求されますし、ほんと運動量も多いですね。相当プリエがしっかり出来てて筋力がないとあの動きはできないと思いました。それに加えて、身体が利かないとキリアンに見えない。あと、スタイルもよくないとね。特に女性はきれいで細い足が不可欠ですな。

来週のレッスンもものすごく楽しみです。 Very Happy

以上、長々と失礼しました。




Dernière édition par mizuko le Jeu Mar 08, 2007 4:49 pm; édité 1 fois
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mizuko



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MessagePosté le: Sam Mar 03, 2007 6:19 am    Sujet du message: Répondre en citant

第12回 2007/2/27 (火)

デュエットで踊るモダンの世界(現代バレエ)

『優しい嘘』 <Doux Mensonges>-II (キリアン振付)

生徒:  シャルリーヌ・ギゼンダンネル(Charline Giezendanner)、マルク・モロー(Marc Moreau)
模範演技: エレオノーラ・アバニャート(Eleonora Abbagnato)、マニュエル・ルグリ(Manuel Legris)


しまった。先週ハリキリすぎて、今週書くことないじゃん。。。・・・む・・・ Confused


模範演技、素晴らしかったですね!レッスンで散々見た後だというのに、全く違う振付を見ているようでした。オレンジ色の光の中、稽古場がまるで別の空間になったかのような二人の踊りに引き込まれてしまいました。

私がベタ褒め中マルク・モロー、彼はやはり呑み込みが早いですね~。ま、しかし、この振付を自分のものにするには相当の時間と練習量を要するんだなぁと思いました。彼は、クラシックはどんなんなんでしょうね。

シャルリーヌもいいですよね。振付の途中の離れていた二人が再び出会って駆け寄り、シャルリーヌがマルクの肩に飛び乗って床と水平になって静止するところ、あんなことよく出来るなーと思いますねー。飛び乗ること自体も大変ですが、あの体勢で静止するのはもっと大変。ソファーの肘掛かなんかで一度試してみると、どんなにすごいかよくわかると思いまっせ。ソファーと一緒にひっくり返らないようにお気をつけて、是非どうぞ。

ところで、彼女の苗字(Giezendanner)はどのように発音するのが正しいのだ?NHKのテキストは、「ギーゼンダンネル」、NBSでは「ジザンダネ」、「ギゼンダネー」というのもありましたよね。私は「ジザンダネ」が一番近いような気がしますがね。おし、これからはこれで行こ。(ついでに、マチアスは「エマン」?「エイマン」?これ知りたい。)

なんだ、書き始めたらけっこう書けるじゃん。まだ続くよ~。

アバニャートがインタビューの中で、「12歳のときローラン・プティにオペラ座に入るよう勧められた」と語っていましたが、この二人の接点となるのが、スタジオ撮影されたプティ振付の『眠りの森の美女』です。現在VHSでの販売があるのかどうか定かではありませんが、CSで放送されたことがありましたよね。私はその映像を見ているのですが、みなさんはご覧になっていますか。プティの『眠り』ですから、いわゆる古典大作というのとは全然違って、ポップでキッチュで皮肉たっぷり。若かりし頃は全く受けつけませんでしたー。でも、今見ると楽しめます。オーロラ姫がドミニク・カルフーニ、カラボスがジジ・ジャンメール。(もちろんルイジ・ボニーノ氏も出てますが、えーっとあれは何の役でしたでしょうか。王様?あ、王子はシリル・ピエールではなかったですかね。) それでですね、この中に12歳のオーロラ姫が登場し、飼い猫(パトリック・デュポン!)と踊るのですが、それが当時12歳のエレオノーラなのです。そのエレオノーラが、まぁ、とにかく上手!素晴らしい!ここの「上手」とは、テクニックがとか回転がとかいうのではありません。だいいち振りにそんなのも入っていない。ただ彼女の踊りがとても「いい」=「魅力がある」のです。これこそがダンサーにおいて最も重要な点。プティ作品ですので多分に好き嫌いが出るとは思いますが、まだご覧になったことのない方、一度見てみるといいと思います。プティのまた別の一面です。

もういっちょ。

2/27発売のダンスマガジン4月号にルグリ先生のインタビューが掲載されていて、その中で、スーパーバレエレッスンについて短くコメントしてましたので、ちょびっと載せておこう。

・番組を制作することになったいきさつについて

ルグリ先生のWEBサイトを通してNHK側から提案があって、話はすぐに進んだのだそうです。(極めて実利的なWEBサイトですねー。)編集でカットされたくなかったため、「放送時間内にきっちり収まるようなレッスンを組み立てること」が、大変に難しかったと語っています。(大正解ですね。「徹子の部屋」も確か放送時間きっちりに収録するんじゃなかったっけか。)撮影は2006年7月。全15回分を6日間で収録。作品については、「自分が踊ったことのあるもの、自分に振付けられたものだけを選んだ。そうでなければ、僕が教える意味がないから。」だそうです。(ごもっとも。)

・若手に教えるにあたって重要なことは?

「まずは正確なテクニックを教え込むこと」「テクニックがあってはじめて自分なりの自由な解釈が生まれるのだ」と言っていました。あと、「振付の意味や解釈を説明することも大事だ」とも言っていましたね。

どれをとっても納得至極なルグリ先生のコメントでした。


さて、次回は、アクセルの再登場ですねー。ロミジュリのレッスンでの一所懸命さが日本女性の心に響き(?)、人気急上昇中の様子。蓋を開ければ来夏のルグリと仲間たち公演でも来日が決定しとります。これでさらに人気アップか???




Dernière édition par mizuko le Jeu Mar 08, 2007 4:50 pm; édité 1 fois
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mizuko



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MessagePosté le: Jeu Mar 08, 2007 3:18 pm    Sujet du message: Répondre en citant

第13回 2007/3/6 (火)

デュエットで踊るモダンの世界(現代バレエ)

『春と秋』 <Spring and Fall> (ノイマイヤー振付)

生徒: ロレーヌ・レヴィ(Lauréne Levy)、アクセル・イボ(Axel Ibot)
模範演技: エレオノーラ・アバニャート(Eleonora Abbagnato)、マニュエル・ルグリ(Manuel Legris)


うわ~ Surprised 、なんてきれいなパドドゥなんでしょうね~。スプリング アンド フォール。(通り名としては、こっちですね。)これは初めてみました。

ロレーヌとアクセルの踊りはとても瑞々しくて流麗で美しいですね~。いいですね、いいですね。この二人によく合ってると思います。もし、どこかのグループ公演に一緒に参加することになったら、これを披露するとよいのではないかしら~。

それに、ロレーヌもアクセルも、ロミジュリ・レッスンから比べて成長していたような気がしませんでしたか。特にアクセルなんぞ、何かのスイッチが入ったみたいに、むちゃくちゃ進歩してましたよね。おぉ~、私が書いておいたことが当たった~!なんて思い出したらなんだか嬉しくなり、すこぶる満足そうなルグリ先生を見て更にルンルン気分で、「これは、かなりいい線行ってるんじゃないの~?」と考えていたところで、模範演技突入。

・・・ Shocked 別次元じゃん。

美しく流麗な動きの中に、なんとも甘美な香りが漂い、たくさんの色が幾重にも重なっているかのような奥行きを感じました。生き生きとしていて、ドヴォルザークの音色まで違って聴こえた。わ~、素敵。しばらく余韻に浸ってしまったわ。

うむ、この差は大きい。そもそも若い二人がそ~んな簡単にルグリ先生の域に手が届くわけないですよね~。人生経験だって踊りに反映されるのですしね。でも、これはこれでいいのではないかなとも思いました。若い二人には若いうちにしか出せない青っぽさみたいなのもあり、これも魅力のうち。どちらにもそれぞれの味わいがある。けれど、軍配は断然アバニャート&ルグリ先生でしたな。うん。

これは全体としてはどんな作品なんでしょうね。東京バレエ団がレパートリーに持ってますが、観たことないです。あ、そうだ、そうだ。ルグリ先生のソロの部分だけ観たことがありました。何かのチャリティー・イベントで来日したときに踊ってくれたのです。ホテルの宴会場でのイベントで、小学校の体育館のステージより狭くないかい?という仮設の舞台に唖然としてしまいましたが、それでも少しも手を抜かないルグリ先生たち(ルディエール、ムッサン、ドラノエを伴っての来日)に、感動を覚えました。『スプリング アンド フォール』もとても印象に残ってます。このソロも(どのソロかわからんけど)生き生きとした踊りでした~。

話は戻って・・・
うなじで脚の動きがわかるんですね。へえ~。筋肉がピクッとするのかな。(と思って本日のレッスンでは他人のうなじをじっくり観察してみたが、筋肉ではなかった。あくまでも「感じ取るもの」みたい。) しかし、あんなふうにうなじを触られたら、わたしゃ、平然とはしてられませんよ。力抜けるってば。 Mr. Green

えー、ところで、、、昨日うちの近くのくまざわ書店に寄ったら、SBLのテキストが山積みになってました。それもどっちゃり。これって、この番組の評判がいいから増刷したのか、もうすぐ番組が終わってしまうからその前に余っているのを売り場に出しておこうってことなのか・・・?どっちだ?

そう、あと2回で終わってしまうんですよね。あ~ん、悲しい。 Sad  とは言え、来週は、先日ついにバジリオ・デビューを果たしたマティアス・エマンの登場です!バジリオのほうは怪我が治りきらないうちだったようですし、演技がね・・・という評も見られましたが、久々に「踊り」で勝負できる人みたいなので、まずはお手並み拝見と行きましょう。ルグリ先生大抜擢の模範演技ですからね。すっごく楽しみ♪


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mizuko



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MessagePosté le: Jeu Mar 15, 2007 5:23 am    Sujet du message: Répondre en citant

第14回 2007/3/13 (火)

ソロ・ダンスの魅力

『青い鳥のヴァリアシオン (眠りの森の美女)』 <l'Oiseau Bleu> (プティパ/ヌレエフ振付)

生徒: ファビアン・レヴィヨン(Fabien Révillon)
模範演技: マティアス・エマン(Mathias Heymann)



『ジェームズのヴァリアシオン (ラ・シルフィード)』 <La Sylphide> (ラコット振付)

生徒: アクセル・イボ(Axel Ibot)
模範演技: マティアス・エマン(Mathias Heymann)


はじめに言っておきますが、私はですね、アントルシャだのブリゼだのといういわゆる「バッチュ」ものが、だぁーいっ嫌い!なんです。苦手なんです。できないんです。ですから、打って打って打ちまくる類のヴァリエーション2連発のレッスンをこういった疑似体験ができちゃうようなので見るのは、それだけでつらい・・・は~、具合悪。。。

私が何故できないのかというと、第一にジャンプ力がないんですね~。そして腰痛を患ってからというもの、そのジャンプの低さに磨きがかかり、更に年齢と共に拍車もかかってるような状態。従って、跳んでも(脚を)打ってる暇がないのだ。だって、すぐ床に着いちゃうんだもん。それに、どうもセンスがないみたいです。感覚がつかめない。子供の頃から、バーにつかまってやってもシスすらやばいってどういうこっちゃ?

あ~、バレエの先生がこれを見て刺激をうけて、今日のレッスンがバッチュ攻撃になったら、どうしようぅ。泣いちゃう。

えっと、こんな話はどーでもよくって、ですのでねぇ、生徒さんお二人とも、すんばらしいとしか言えませんね。マティアスは崇めてしまう。ルグリ先生は拝む。今回はぴくりともお手本を見せてくれなかったのが残念でした。

まるでトイレに行きたいのを我慢するようにぐっと堪えつつルグリ先生のレッスンを見ていたのですが、「脚は前方で打つと楽にできる」のですね。はい、わかりました。やってみます。「上半身と下半身は別々に」って???はぁ~?そんなん無理無理~。とりあえずお腹びよ~んって伸ばさないように跳んでみますです。はい。 Neutral

あぁ、疲れた。他に何かありましたっけ。アクセルは今回も出来がよくてあまり直すところがなかったみたいですし(あ、また鏡見るなって言われてましたね。あと、上半身の癖がね。ちょっとやりすぎなところが難ですな。)、もう一度レッスン部分を見る気がおきるまでは数日必要につき、この件はおしまい。

でもですね、上手な人がこれを踊るのを、単に見るってだけなら、大歓迎よー!マティアスはやはりすごかったですね~。ただ~、今回は「良くできました◎」の生徒さん達との差が見えにくく、正直なところ、ちと期待しすぎたかもという感が無きにしも非ず。要するに、パリ・オペラ座・バレエ学校を修了し、バレエ団に入れるくらいの人たち、&ルグリ先生の御眼鏡に適う人々なら、このくらいは出来ますってことなのかな、と。マチューのジェームズがちらつきました。

そもそもこのヴァリエーションは二つとも実力の差がわかりにくいということは言えると思いますね。ドンキとか海賊とかだと非常にわかりやすいんですが。(それ故、技を見せびらかしたい人は、コンクールなどでこれを選択するのだ。) ルグリ先生がしきりに「難しい」と言っていたのが、理解できるような気がします。そこそこの人はとりあえず踊れるので、「すごい!」と思わせるようなレベルに自分の踊りをもっていくのが難しいということなのではないかと。

残念ながら、マティアスはまだそこまでではないのかな~。画面を二つ並べて、ファビアンもしくはアクセルとマティアスを見比べたら、マティアスのほうがいいと思う確信はありますがね。あの、ふわりと跳ぶアントルシャ・シスは、つま先までのラインも含めて、素晴らしい。言っておきますが、マチアスのほうが後輩です。

レッスン時間が何しろ短すぎて(私的にはこれ以上長かったら嫌だ)、なんとなく盛り上がりきれなかったような気がしないでもない第14回。 そして、来週がシリーズ最終回です。。。うわっ Shocked もうですか~!早っ! 最後に何かしら視聴者を喜ばせてくれるようなお知らせはないものかしらねー。(DVD化とか、シリーズ第2弾とか・・・) 祈。


(3月23日付 追伸)

この後のレッスンで「バッチュ攻撃」に見舞われてしまったのかどうか、ご心配くださっている皆様へ (いると仮定)

「バッチュ攻撃」ありましたよ~。思いっきり。しかも狙い撃ちまでされてしまった。先生に「シャンジェマン(跳んで足の前後を変えるだけ) よりアントルシャ・カトル(空中で1回足の前後を入れ替え、着地のときは元に戻っている) のほうが、ジャンプが低いってどういうことよっ!?」と注意されたのだが、先生、それは私も知りたい。。。 Neutral  順番もいつものパターンとちょっと違ったために、間違えまくって四苦八苦。鏡に映る滑稽な自分の姿があんまりにも可笑しくって、笑い死にするかと思った。 Laughing  周辺に同じ症状の人、他数名。そんな悲惨な我々を見て、先生も諦めたのか、「バッチュ攻撃」は半分くらいで済みました。ほっ。。。


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mizuko



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MessagePosté le: Ven Mar 23, 2007 3:37 pm    Sujet du message: Répondre en citant

よいしょ。遅くなってもうた。最後だから気合入れる予定だったのが、全く入らず。その理由は・・・


第15回(最終回) 2007/3/20 (火)

ソロ・ダンスの魅力

『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』
<In the Middle, somewhat elevated> (フォーサイス振付)

生徒: マルク・モロー (Marc Moreau)
模範演技: エルヴェ・モロー (Hervé Moreau)


終わってしまった。。。あ~ぁ。 Crying or Very sad 最後約3分を残してパリの街並みが映し出されたときには、うぎょっ、またルフェーブルさん?と身構えたのだが、そこへ、ちょっとはにかんだ、けど、とっても充実した笑顔のルグリ先生のアップがポンッと映し出されて、思わずドキッとしてしまったわ。彼にとって非常に嬉しく意義のある企画だったようで、NHKへ最大級の感謝の気持ちを表していました。この企画は視聴者としてもNHKに感謝しなくては~!(DVD買うから発売してくれ~!) しかし、あら、これは、初回のご挨拶のときと同じシャツ?オペラ座の屋根の上での撮影も同じだし、もしや一緒に撮ったのかなー?そういえば、番組内のしゃべりの部分も全部このシャツだったわー・・・などという雑念が・・・頭の中を征服しつつあったところへ、画面には過去のレッスン風景に番外編も織り交ぜたショットが走馬灯のように流れはじめたのでした。ほんとにみんな楽しそう。マティアスのブルーバードの衣裳の後ろのボタンをルグリ先生が留めてあげてたのには笑ってしまった。まめだなー。

さて、本題のレッスンですが、シリーズ最後を飾ったのは『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』(日本語で書くと長い。) よりルグリ先生の短いソロ・パート。冒頭で「僕も一緒にやるよ」とルグリ先生が言ったとき、おぉっ!と心沸き立った人はさぞ多かったことでしょう。実は私もその一人。ピンッと耳が立った。(ニャ) そして思った。これは動いて見せないとフォーサイスの意図が伝わらないんだ。難しいんだ~~~。

何しろこの革新的な作品の初演者ですからね。彼ほどにフォーサイスの意図したところを的確に伝えられる人はいないわけなのですが、さすがのマルクも今回は言われたことを消化しきれていない様子。うむむ。とにかく踊っている間に考えることがたっくさんあるってかんじで、かなりいっぱいいっぱいでしたね。見てるだけの私でも、これ全部をすぐにやれっていっても無理だろうと思いました~。でも、ルグリ先生も初期段階のレッスンで理解させることは難しいといっていましたもんね。だから、マルク、オッケーよ~。あとは言われたことをどれだけ覚えていられるか、だわね。ま、それもこのレッスンは幸い録画されてるから大丈夫さ。だから、ここで止めてしまわないで、それで、もし、次にインザミドルをオペラ座が上演することになったとき、この経験を最大限に生かしてほしいっとおねーさんは思います。とりあえず、来シーズンの上演はないので、その間にキャストしてもらえる位置に到達している可能性は十分にあるのだから。

「踊っている間に考えることがたくさんある」というのは、今回の発見でした。もちろん、バレエはいろいろ考えたり注意したりしながら踊るんですけども(これが出来るか出来ないかって大きいの。)、今までインザミドルがここまでいろいろ考えなくちゃいけないとは思っていなかった。いや、これはもしかしたらルグリ先生(=初演者、フォーサイスの振付作業に参加した人)だったからかもしれない。他のダンサーの突き詰め方が足りないのかも。?(← うぉっ、厳しい~。)

最近では「インザミドル・・・」は世界中で踊られ、ガラ公演でも定番に近いものになっていて、でも、なんか、ほぼ毎回、こんなもんか~?と感じていたのは、見慣れてきたせいだと思っていた。ダンサーの動き自体がもっとスリリングなものではなかったか?という不満がほんの少し残ったりもしていた。それがこのレッスンを見て、何故だかわかった!やっぱ、突き詰め方が足りないのだ~!ルグリ先生を見よ。古典のテクニックは崩さず、筋肉もバランスも最大限に引っ張ってるでしょう。あそこまでやらないとだめなのだ。いや、あそこまでやれる力量がないとだめだということなのかもしれないが、与えられるスリル感が全く違いますよね。で、これが本来フォーサイスが意図していたことなんですねー。『インザミドル・・・』はただクールなだけの作品ではないのだ。

そういった意味で、マルクにとってこのレッスンは驚きだったと思います。とりあえず振りは入っているのですが、全然違う!と思ったんではないかな。

そして、エルヴェの模範演技だが、んー、どうかな。どこかちょっと物足りないような気がしないでもないような・・・。あのレッスンを見てしまっただけに、どうも突き詰め方が足りてないように見えてしまうのかな~。うー、これはまずい。モヤモヤ感が払拭されたのはいいが、これでは、どのインザミドルを見てもケチをつけたくなってしまいそうだ。 Confused

ルグリ先生がおっしゃるには、この賞賛に値する作品が世界中でたくさん踊られることになった反面、作品自体が全く違うものになってきてしまったと、残念がっているようでした。そのため今回は「オリジナルに忠実な振付をレッスンすることにした」んだそうだ。

そうなのね!そういうことなら、今こそオリジナルキャストのものが見たいわっ!当時の映像はどこかにないものかしら~。抜粋の抜粋みたいなのならありますけどねぇ。 実は私、全編を見たのは1度しかないんです。それも生ではなく、遠目に映る舞台が暗くてよく見えないという・・・。 何よりも、199X年のパリ・オペラ座来日公演の時に『インザミドル・・・』をもってきたはずですが、なんと、私はこの公演を見ていなーい!(だから何年だかわからなーい!) んもぉ、なんてこと! たぶん、バレエから離れていた時期だったと思うんだ。それにお金もなかった。あぁ、一生の不覚。 Rolling Eyes


そういうわけで、新たな発見をしつつも、大きすぎる課題の前になんとな~く消化不良に終わった最終回のレッスンでした。

しかしながら、それらは全て、ルグリ先生の笑顔(上記参照のこと)で洗い流され、スーパーバレエレッスン1はこれにて終了。

ご愛読、ありがとうございました。


-完-



<あとがき>

だらだらと長く拙い文章にお付き合いくださった皆様、どうもありがとうございました。 Very Happy
終わってしまって、寂しいですね~。
期待していたDVD化の告知もなく、第2弾の気配もありませんでしたが、気長に待ちましょうね。


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