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mizuko
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Posté le: Dim Sep 27, 2009 6:58 am Sujet du message: |
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2日目のキャスト(ムッサン/パケット/ポール)についてのHaydnさんのコメントの大雑把に訳しました~。 だいたいこんな感じで合ってると思います。
ムッサンはフランスのバレエ教育の粋とも言える、力強い演技力、エレガンス、繊細さ、ムーヴメントにおける叙情性、精緻なポワント・ワークをもっていて、ミルタで定評があるように、2幕のバレエ・ブランでは高いレベルのパフォーマンスを見せてくれることは誰も疑ってはいなかったと思うが、キャリアの終盤に差し掛かった今、果たして15歳の純朴な村娘ジゼルを説得力を持って踊ることができるのかという懐疑心があったことは確かである。 しかし、そんな先入観はすぐに洗い流されることとなった。 テクニック面はすべて克服してあったうえ、ムッサンは非常に注意深く構想を練ってドラマを組み立てていたようで、アルブレヒトに対する無邪気に恋から死に至るまでの過程は一貫したドラマになっていた。 緊迫感が最高潮に達した狂乱の場は、称賛に値する出来だった。
今回がアルブレヒト デビューとなったカール・パケットは、ニコラ・ル・リッシュほどの存在感はないとしても、信頼できる頼れるパートナーであり、2幕コーダの見せ場でもアントルシャ・シスを28回連続でこなせるだけの技術とスタミナを見せていた。 ムッサンとの相性がいいのも明白で、役デビューは成功だったと言える。 レパートリーの幅の広さはエトワールに匹敵するもので、彼の仕事に対する姿勢や努力が報われることを願う。
ニコラ・ポールのヒラリオンが大変素晴らしく、良い意味での驚きであった。 身体的にヒラリオンに適しているということもあり、ドイツのロマン派における森番というキャラクターを完璧に表現していたし、バレエの歴史的背景を非常に尊重していて、役柄の解釈という点で、近年のベストのヒラリオンだった。
ペザントのパドドゥを踊ったシャルリーヌ・ジザンダネとグレゴリー・ガイヤールも、初日の二人(パリエロ/ティボー)ほどではないけれども、大変良かった。
アメリ・ラムルーのバチルドも、アルブレヒトの不幸な婚約者という解釈で、成功を収めた。
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mizuko
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mizuko
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Posté le: Mer Sep 30, 2009 2:14 pm Sujet du message: |
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にわかに本家のジゼル・スレッドが活気を帯びてますが、9/28にイザベル・シァラヴォラとステファン・ビュリヨンの初登場があったからです。 熱気あふれる書き込みからすると、このカップルは大成功を収めたようですね~。 特に2幕は素晴らしかったみたいで(逆に1幕は想像がつかない私だが)、もちろんシァラヴォラの長~い脚から繰り出されるデヴェロッペで、ロマンティック・チュチュがぶわ~っと扇形になっていく様は思い描いただけでも「そりゃぁ、すごかろう」といったところです。 が、それより皆が口をそろえているのが、リフトがふわ~っとしていて素晴らしかった、と。
ですが、シァラヴォラ・ファンのハイドンさんによると、2幕より1幕のほうが良かったんだそうです。 演技力の面でも才能を見せつけた、と。 (ちょっと演技過剰という意見もあります。) 逆に2幕は、若干人間的過ぎたといってまして、この点においてはムッサンが凄かったそうです。 ま、もちろん2幕のシァラヴォラも褒めてますけど。 ビュリヨンについても、もちろん褒めていて、(特に2幕の)サポートについては誰もが特筆してます。 彼も2幕のコーダのクライマックスのところのアントルシャ・シスは途中からソデバスクに切り替えたようですね。 オペラ座にとって特に重要な作品である『ジゼル』ですが、ここのアントルシャ・シスは必ず指摘されてます。 それだけ重要な場面なのでしょう。 (女性ダンサーにとっての黒鳥のグランフェッテみたいなものかしら。) マチアス・エイマンの登場が待ち遠しいといった声もありました。
この日の他のキャストですが、先日カルポー賞の受賞が決定したアマンディーヌ・アルビッソンがペザントで登場してます。 パートナーはマルク・モローで、モローは踊る喜びにあふれていた、と。 ミルタはローラ・エケ。 高度かつ安定したテクニックで見せるミルタで、ジロともムッサンとも違うアプローチだったようです。 ウィリの中ではアリス・ルナヴァンと怪我から復帰したロレーヌ・レヴィが目立っていたようですね。
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mizuko
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mizuko
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Posté le: Ven Oct 02, 2009 3:05 am Sujet du message: |
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[本家より]
LesEchos.frに掲載された批評です。
Revoir Giselle, par Philippe Noisette (1/10/09)
ミルタのマリ=アニエス・ジロが映っている写真ですが、私、後ろに映っているコールドのボディがちょっと傾げているのが好きなんですよね。 壊れた人形みたいに見えて、不気味なんですもん。 ミルタの言いなりになってる様子も不気味。 この2幕で意志を持ってるウィリは、ミルタとジゼルだけなんですよね。
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mizuko
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Posté le: Ven Oct 02, 2009 3:06 am Sujet du message: |
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Haydnさんよりレポートが入っていました。
昨日の公演で、ミルタを踊っていたローラ・エケが本番中に怪我をしたようです。 グラン・ジュッテのディアゴナルのところの直前に起きた様子で、踊りきることができず、ドル・ウィリに入っていたリュドミラ・パリエロが途中からミルタを引き継いで踊ったそうです。
エケの怪我が大事に至ってないといいのですが。 早期回復をお祈りします。
haydn a écrit: |
Giselle mouvementée ce soir au Palais Garnier, avec un deuxième acte... sans Myrtha. Apparemment Laura Hecquet s'est blessée juste avant sa diagonale de grands jetés, qu'elle n'a pas pu faire. L'orchestre a joué seul, puis c'est l'une des deux "grandes" Wilis, Ludmila Pagliero, qui s'est vu coiffée de la couronne de Reine, et qui a dû marquer le rôle jusqu'à la fin de la représentation.
On croise les doigts pour Laura Hecquet, en espérant qu'il ne lui soit rien arrivé de trop fâcheux. |
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mizuko
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Posté le: Sam Oct 03, 2009 6:03 pm Sujet du message: |
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このところなかなか時間が取れない状況ですので、とりあえずhaydnさんからのキャスト情報だけアップしますね。
10月4日14:30公演のジゼル役は、クレールマリ・オスタからデルフィーヌ・ムッサンに変更になったそうです。 アルブレヒトはバンジャマン・ペッシュのまま、ヒラリオンはヤン・ブリダールが踊るそうです。
また、ローラ・エケの怪我の具合ですが、haydnさんによると・・・
haydn a écrit: |
Les dernières nouvelles de Laura Hecquet semblent - soyons prudents - plutôt rassurantes. Espérons que son indisponibilité ne sera pas trop longue. |
ということで、そんなに深刻ではないと解釈していいのですかね。 いずれにしろ、早く良くなることをお祈りします。
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mizuko
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Posté le: Sam Oct 03, 2009 6:07 pm Sujet du message: |
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Haydnさんからもうひとつキャストの変更のお知らせが入りました。
10月3日の夜公演(間もなく開演)ですが、アニエス・ルテステュに代わって、オレリー・デュポンがジゼルを踊るそうです。 アルブレヒトはジョゼ・マルティネス、ミルタはステファニー・ロンベールで変更なしです。
haydn a écrit: |
Pour la représentation de ce soir, samedi 3 octobre, Agnès Letestu, initialement prévue, sera remplacée par Aurélie Dupont, qui dansera aux côtés de José Martinez (Albrecht) et de Stéphanie Romberg (Myrtha). |
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mizuko
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Posté le: Mar Oct 06, 2009 2:02 pm Sujet du message: |
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[本家より]
今日(10/6) の公演も、ルテステュに代わってオレリー・デュポンがジゼルを踊るようです。 アルブレヒトはジョゼ・マルティネスで変更なしの模様。
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mizuko
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mizuko
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Posté le: Ven Oct 09, 2009 5:09 am Sujet du message: |
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昨日来日公演のキャストが発表になったところで、大注目カップルのドロテ×マチアスがパリ・デビューを果たしました! ハイドンさんのコメントしかまだ入っていませんが、かなり熱狂的に迎えられたようです。
この二人は既に1年前にモナコで一緒に役デビューをしていますが、パリでは初登場、また、その間にマチアスはエトワールとなり、アルブレヒト役というのはパリ・オペラ座の男性ダンサーとして"must"の役、ということで、バレエ・ファンたちにとってはちょっとしたイベントだったそうです。
ただ、ハイドンさんによると「まだまだ」といった出来で、これはまぁ若いのでこれからどんどん深めていけばいいということでしょう。 オペラ座の舞台で若いうちからこれを踊れるということが重要なのではないかと。
以下もハイドンさんのコメントですが・・
・ドロテについて - 1幕は、テクニックは見事であったけれども、演技面では説得力がなかった。 2幕は、優れたテクニックを持っているけれども、ムーヴメントに詩情が欠けていて、不満が残った。
・マチアスについて - 驚くべきアルブレヒトだった。 彼も生まれながらの俳優というわけではないが、『オネーギン』のレンスキーや『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』のコーラスを経て、演技力に大きな進歩が見られ、ドラマティックな1幕であった。 2幕は、踊り以外の部分(ジェスチャー等)にあまり余裕がないかんじだったのと、ステファン・ビュリヨンに比べてリフトが大変そうだったということはあるが、コーダのアントルシャ・シスは素晴らしかった。 (21回くらいやったようですね。今のところ依然としてカール・パケットが最長記録を保持してます。(haydnさん談))
・助演キャストについて - メラニー・ユレルとエマニュエル・ティボーによるペザントにも大きな拍手が送られていた。 ヒラリオンはヤン・ブリダール。 常に賛否両論を巻き起こすが、"ナチュラリスト"の彼のヒラリオンは、パリでは大変人気がある。 ステファニー・ロンベールのミルタは、威厳と詩情のバランスが非常によく取れたウィリの女王であった。
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mizuko
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Posté le: Jeu Oct 15, 2009 1:09 pm Sujet du message: |
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Altamusicaにジゼル評(3)が載っています。 今回もジェラール・マノニ氏によるもので、オレリー・ディポン×ジョゼ・マルティネスの日(10/6)とドロテ・ジルベール×マチアス・エイマンの日(10/8 )についてです。
> Giselle (3) : Générations confrontées
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mizuko
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Posté le: Jeu Oct 15, 2009 2:38 pm Sujet du message: |
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オレリー/ジョゼ組については、本家にはほとんど書き込みがないんですよね。 しかし、マノニ氏評では、オレリーについては大絶賛!、ジョゼは二面性を持っているアルブレヒト(農民の娘を愛しながらも貴族であることを拭えない)で、2幕は動きの美しさを前面に押し出してハイパー・ロマンティックであったというようなことを書かれています。
ちなみに、アニエス/ジョゼ組についてもハイドンさんの簡単なレポートのみです。 ローラ・エケの怪我というアクシデントがあったので。 なお、アニエスのジゼルはとてもプロフェッショナルな出来で、マイムも饒舌であったとハイドンさんはコメントしています。
ムッサン/ペッシュというキャストもあったのですが、今回の一連の『ジゼル』では、ムッサンのジゼルがとても好評なんですけど、ペッシュについてはほとんど書き込みがなく・・・あってもあまりいい評価を得ていないようなんですよね。
それから、最後のキャスト、クレールマリ・オスタとマチュー・ガニオの組ですが、非常に質の高い舞台を提供してたようですね。 ハイドンさんはとてもバランスの取れたカップルとおっしゃってますし、ソフィアさんはこの組が一番良かったと言っているくらいで、オペラ座に期待する全ての要素が含まれた夢のようなパフォーマンスだったと書き込まれています。 マチューはとにかく美しかったみたいですね~。
半年後の来日公演で現在予定されているキャストは、ルテステュ/マルティネス、ジルベール/エイマン、シァラヴォラ/ペッシュ、デュポン/ル・リッシュですね。
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mizuko
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