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Etoiles Gala 2016 [3-11/08/2016, Tokyo,Nagoya,Osaka]
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Poster un nouveau sujet   Répondre au sujet    Dansomanie Index du Forum -> ダンソマニ 日本語バージョン- Dansomanie en Japonais
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mizuko



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MessagePosté le: Dim Juil 10, 2016 10:15 am    Sujet du message: Répondre en citant

Bunkamura のエトワール・ガラ公式サイトに、6/21 (火) にバンジャマンが緊急来日して行われたトーク・イベントの詳細なレポートがアップされてますので、どうぞ~。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/topics/post_6.html


そういう私もレポートをアップせねばならないのですが、なにしろこの2~3週間は完全に仕事に忙殺されとりまして・・・。 (毎日夜10時前後まで超特急で仕事してたんですよ。 早く帰る日は用事があるからで、結局毎日家に帰るのは夜11:00とか11:30とか。 土日は死んでたり家のことをやってたり、頭の中は仕事のことでぐるぐるだったり~。 さすがに痩せましたよ~。) でも大丈夫。 私からもちょこっとレポートしますね!


守山実花さんの司会 (通訳は岡見さえさん) で始まったイベントですが、最初は当日朝に日本に到着したというバンジャマンへの 「時差ボケはないですか?」 という質問から。 世界中で踊るダンサーたちは毎回時差ボケと戦っていますよね、きっと。 各自対策を講じてると思いますが、今回バンジャマンは出発前には遅い時間に寝るとかして、現地に就いたらすぐ動けるように準備してきたそうです。 飛行機の中で眠れるようにと言っていたような気がします。

来日については、「30回くらい? 数えてないけど。 でもそろそろ日本語を話さないといけないよね。」 と。 ははは~。 ルグリのガラ、オペラ座の来日公演、エトワール・ガラの前には井上バレエ団への客演とかでも来日してましたね。

本格的な質問は、アデューについてから。 会場ではモニターに TF1のレポートが字幕付きで流されました。 こちらでございます~。 (字幕なし)
http://lci.tf1.fr/jt-we/videos/2016/benjamin-pech-dit-adieu-a-l-opera-de-paris-mais-pas-a-la-danse-8717993.html

■ アデューを終えた今の心境については、こんな風に話してました。

過去は振り返ららないタイプだけど、32年間も過ごした場所だから複雑な思い。 アデューの夜はあっという間の一晩で、今 (改めてルポ映像を見て) その夜のことが鮮やかに蘇ってきた。

■ アデューに選んだ演目とパートナーについて。

アデューの演目は、そのシーズンのプログラムから芸術監督の許可を得て決めることになっている。 ジェローム・ベルの 「墓」 という新作は、一般の人を舞台に上げるというコンセプトの作品。 アデューの後は今度は自分 (舞台上のダンサー) が客席へ降りることになるので、興味深いと思った。 『ル・パルク』 は怪我をする前に踊った作品。 ロビンズは若い時に踊った作品で、この 「In the Night」 はエトワールになって最初に踊ったもの。 「ル・パルク」 を一緒に踊ったエレオノーラ・アバニャートは、芸術的兄妹のような存在で、二人だけでわかり合えるものがある。 「In the Night」 のドロテ・ジルベールは、怪我のタイミングもあってあまり踊ってはこなかったけど。。。  (そういえば、オペラ座の公演での 「In the Night」 のドロテのパートは2番目のカップルでしたよね。 バンジャマンのアデューで一緒に踊ったのは第1カップル。 レティシアという よりプライオリティの高そうな選択肢もあったと思いますが、この時期レティシアは踊ってないですし、いろいろな都合が合わなかったのでしょう。)

■ オペラ座に入団してからの24年間を一言でいうと? という (趣旨の) 質問には。

よく聞かれるけど、24年間を一つにはまとめられないから答えられない。 数限りない思い出があって、その中にはちょっとした視線とか、舞台裏でのこととかもあるから。 大きな出来事も覚えているけど、(前述のような) 人間的な瞬間が一番思い出に残っている。

■ オペラ座の変化について

たくさんあったと思う。 多くの芸術監督と仕事をしてきた。 パトリック・デュポン、ブリジット・ルフェーブル、バンジャマン・ミルピエ。 ルフェーブルの時代にはレパートリーが広がり、コンテンポラリーが多く取り入れられるようになった。 ミルピエになってからは、彼自身が振付家であることが大きく作用したし、アメリカ人振付家の作品が増えた。


この後は 「エトワール・ガラ」 へ話題が移りました。 公式サイトと内容は被りますが、一応レポートしますね。

■ 今回5回目を迎えることについて

最初の 「エトワール・ガラ」 は2005年でしたが、実際には2003年から準備を開始してたんだ。 13年後になっても関わっているとは、当初は想像もしてなかったと思う。 もちろんたくさんの努力はしたけど、参加してくれるダンサーや作品、裏方の人たち、スポンサー、それに観客の皆さん、全てがあったから続けていられるのだと思う。

(いやはや、最初は本当に自分たちが踊りたい作品を並べただけでしたからね。 私は若い勢いがあって面白い企画! と思いましたが、同時に、パリ郊外での小さなグループ公演ならいざ知らず、日本まで来てこれだと、次はどうかなーとも思いました。 そもそものダンサーの実力はあるけれど、日本でのオペ座人気と日本の観客の寛大さで何とかなったような第1回目でしたからね。 空席も目立ってたなー。 それでも第2回目をやったのは、やっぱり続けてほしいとみんなが思ったのだと思います。 しかしこのときはダンサーの怪我降板続出で、それでもそれが幸運にもルグリという助っ人を登場させることになり、結果、プログラムも力強くなって大きく盛り上がったのでしたよ。 でもってこのことがここまで続いたきっかけになったような気がします。 Mr. Green

■ プログラムの決め手

コンセプトはシンプル。 ダンサーに何を踊りたい? と聞いて、日本で見せたいものも同時に考え、日本ではたくさんの公演があるからプログラムが被らないようにしたいし、できるだけ新しいものを上演したい (今回のスカーレットの新しい作品のような)、というところから、ダンサーと一緒に決めていく。

■ 若いダンサーを選ぶポイント

良いプログラムを実現するためには、ダンサーの選択は大切。 若いダンサーたちにとって、エトワール・ガラを通過点にしたい。 明日のエトワールたちに様々な経験をさせたい。 今回選んだ3人の中で、まずユーゴ・マルシャンはフランス的なスタイルを体現するダンサー。 つまり、エレガンス、純粋なダンス、気品を持つ貴重な真珠のようなダンサーです。 レオノール・ボーラックとジェルマン・ルーヴェも素晴らしいダンサーで、彼らはオペラ座の未来。 自分も21歳とか22歳という若いころにルグリに紹介してもらった経験がある。 彼らにも同じようにチャンスを与え、日本に紹介することが今の自分の役割だと思う。 それに若い彼らをロミジュリの3つの PDDに入れることによって、アーティストの芸術的成熟を見せられるとも考えた。 (出会いの場面のマトリガルはボーラック×ルーヴェ、バルコニーはジルベール×マルシャン、寝室をアルビッソン×ガニオ)

で、このとき、3人の若いダンサーたちが映像で紹介されました。
ユーゴはコンクールの時の映像で、ロビンズの Dances at a Gathering からブラウンボーイのソロ。 わたしゃ、しびれまくりです~。
https://youtu.be/8QMcBW75-lw

レオノールとジェルマンはロミジュリからでしたね。 オペラ座が twitter で出したのと、Tutti Magazine に出てたのを組み合わせた感じでした。
ちなみに、レオノールのジュリエットのソロはこちら。
http://www.tutti-magazine.fr/news/page/Leonore-Baulac-Danser-Juliette-Noureev-Germain-Louvet-Ballet-Opera-Paris-Episode2-fr/

ついでにジェルマンのロミオとビュリヨンのティボルトの対決シーンもありましたので、どうぞー。
http://www.tutti-magazine.fr/news/page/Germain-Louvet-Danseur-Ballet-Opera-Paris-Romeo-Juliette-Noureev-Leonore-Baulac-fr/

あと、オペラ座衣装部門への取材ルポですが、最後のほうにレオノール×ジェルマンのロミジュリが出てきますよ!
http://lci.tf1.fr/jt-13h/videos/2016/metiers-d-art-5-5-dans-les-coulisses-du-palais-garnier-aux-cotes-8729673.html


■ 今回もだが、急なダンサーの怪我降板によって、変更を余儀なくされることに直面した場合の対処の秘訣は?

急なトラブルには慣れてきたよ。 (笑) (そうだすな~ Laughing) 大事なのは負けてはいけないということ。 僕は代わりにエトワールを入れるより、初めて見せるダンサー、オペラ座の未来を入れようと考えたんだ。


ではここで、今回参加するダンサーを紹介してくださいと言われ、バンジャマンは突然席を立って、ステージ脇に立ててあったポスターのところへ。 このポスター好きなんだと言いながら、ポスターのダンサーたちを指差しながら紹介してくれたのでした。 私は写真を撮りまくってたので、メモを取り損ねました~。 写真も大して上手に取れなかったけれど、内容は公式サイトのほうをご参照ください。 写真は後でアップしま~す。

[追記] で、アップしました!

ポスターの前に立つバンジャマン。

えぇと~



そう、マチューは・・・



(ダンサーについていろいろお話し中)



(通訳中) ちゃんと伝わったかな・・・



(「ありがとうございました~」)
うん☆ じゃ、戻るよ。



喜んでくれて、ありがとう~




■ 今後について

ダンスを続けていくし、日本との関係も続けたい。 ダンス、振付、プロデュース、これらの活動を続けていきたいが、Artistic Director としての活動に力を入れていくことになると思う。 エトワール・ガラのような公演を大きくしていって、将来カンパニーを持つのが夢。

(2018年もエトワール・ガラをやるかどうかについては、はっきりとは答えてなかったと思います。
また、ダンスマガジン最新号掲載のインタビューで、7/15までのオペラ座での副芸術監督としての契約が切れること、その後はエレオノーラ・アバニャートの招きで、ローマ国立歌劇場バレエで副芸術監督に就任することを明らかにしていますね。)

■ 尊敬しているダンサー、ライバルのダンサーは? (客席からの質問だったかも)

難しい質問だね。 どちらもいないから。 ライバルといったことには興味がないし、全てのダンサーを尊敬しているから。


- 以 上 -


ちょっと荒っぽくてすんませんが、トーク・イベントからのレポートは以上です!
イベント終了後にはバンジャマンがファンたちに囲まれてセルフィーを撮りたいというので、会場は一気にヒートアップ! きっと画像に納まりきれなかったと思いますが・・・、まぁ、バンジャマンの個人的なお楽しみということで。 あの画像はどっかにアップされたんですかね。 その後バンジャマンはひととおり写真撮影やサインに応じてくれてたと思います~。

たっぷり1時間、けっこう満足なイベントでございました!


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mizuko



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MessagePosté le: Mer Juil 13, 2016 1:44 am    Sujet du message: Répondre en citant

トークイベントの写真をアップしました~。 上のレポートに挿入しましたよ!


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mizuko



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MessagePosté le: Dim Juil 17, 2016 4:07 pm    Sujet du message: Répondre en citant

先週もまた仕事に忙殺されておりました。。。 結局昨日も出勤するし、どんどんひどくなるわ。

・・・という間に、演目の追加とキャストの変更が出てたのですねー。 また誰か来なくなっちゃったのかと思ったら、そういうわけではなかったみたいで、ほっ。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/topics/post_7.html

Citation:
2016.07.11 UP
演目の追加・出演者変更のお知らせ

出演者の都合により演目の追加、出演者の変更がございますので、お知らせいたします。
何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

【プログラムA】

●以下の演目が追加となります。

『瀕死の白鳥』
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:カミーユ・サン=サーンス
出演:ドロテ・ジルベール

●出演者が変更となります。

『スターバト・マーテル』
出演:ドロテ・ジルベール&バンジャマン・ペッシュ
 ↓
出演:エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ


【プログラムB】

●以下の演目が追加となります。

『それでも地球は回る』 *女性版ソロ 世界初演
振付:ジョルジオ・マンチーニ
音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ「バヤゼット」より“私はないがしろにされた妻”
出演:アマンディーヌ・アルビッソン


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mizuko



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MessagePosté le: Dim Juil 17, 2016 4:08 pm    Sujet du message: Répondre en citant

レオノール・ボーラックのインタビュー、しばらく前に出てたんですけど、皆さん読まれました?

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/topics/_vol3.html


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summerluna



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MessagePosté le: Mer Juil 20, 2016 4:18 pm    Sujet du message: Répondre en citant

ダンス・キューブにペッシュのインタビューが載っていました。

新聞等に載っていたものとは違う話が読めます。

あと、オーニール八菜さんとのレッスンDVDの話もありました~。

”「エトワール・ガラ」開幕直前インタビュー:バンジャマン・ペッシュ”(7/14付け)
http://www.chacott-jp.com/magazine/interview-report/interview/post-120.html


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mizuko



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MessagePosté le: Sam Juil 23, 2016 5:12 pm    Sujet du message: Répondre en citant

summerluna さん、こちらについてもどうもありがとうございます!

バンジャマンのインタビュー、新聞のほうのリンクもご紹介しますね Wink

エトワール・ガラ2016 ペッシュ「バレエの革命見せる」 (毎日新聞 7/13)
http://mainichi.jp/articles/20160713/ddf/012/040/011000c

Topics
今夏のバレエ公演 世界のダンサー日本集結 40代の芸術監督2氏が語る「魅力」 (毎日新聞夕刊 7/21)
*前半が遠藤康行さんへのインタビュー。 バンジャマンは後半です。
http://mainichi.jp/articles/20160721/dde/012/040/004000c

引退公演の演目踊るペッシュ、日本の観客に「アデュー」 今夏も熱狂 パリ・オペラ座「エトワール・ガラ」 (産経ニュース 7/16)
http://www.sankei.com/entertainments/news/160717/ent1607170005-n1.html

オペラ座のB・ペッシュ、日本の観客に「アデュー」 『エトワール・ガラ』で引退演目 (デイリースポーツ 7/23) *会員向け
http://www.daily.co.jp/gossip/2016/07/23/0009313393.shtml


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mizuko



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MessagePosté le: Sam Juil 23, 2016 5:15 pm    Sujet du message: Répondre en citant

それから、更に演目に変更があるようですね。 先日ドロテによる瀕死が追加されて、そのためスターバト・マーテルはアバニャートがバンジャマンと踊ることになり、アルビッソンのソロ (マンチーニ 『それでも地球は回る』 から)ったと発表されてましたが、そこからさらにです~。 ボーラック・とルーヴェの Bプロの演目がくるみからラシルに変更になったようです。 うん、いい感じ!

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/topics/post_8.html


最新プログラムはこんな感じ!

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/index.html#program

Aプログラム

『瀕死の白鳥』
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:カミーユ・サン=サーンス
出演:ドロテ・ジルベール


『グラン・パ・クラシック』
振付:ヴィクトル・グゾフスキー
音楽:フランソワ・オーベール
出演:ローラ・エケ&ジェルマン・ルーヴェ


『シンデレラ・ストーリー』
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ


『クローサー』*日本初演
振付:バンジャマン・ミルピエ
音楽:フィリップ・グラス
出演:エレオノラ・アバニャート&オードリック・ベザール
ピアノ:久山亮子


『三人姉妹』
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&オードリック・ベザール
ピアノ:久山亮子


『カラヴァッジョ』
振付:マウロ・ビゴンゼッティ
音楽:ブルーノ・モレッティ(クラウディオ・モンテヴェルディの原曲に基づく)
出演:レオノール・ボラック&マチュー・ガニオ


『くるみ割り人形』より
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:レオノール・ボラック&ジェルマン・ルーヴェ


『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャン


『感覚の解剖学』
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:マーク=アンソニー・タネジ
出演:ローラ・エケ&ユーゴ・マルシャン


『スターバト・マーテル』
振付:バンジャマン・ペッシュ
音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ
出演:エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ


『ル・パルク』より“解放のパ・ド・ドゥ”
振付: アンジュラン・プレルジョカージュ
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
出演:エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ


『Sanzaru』*日本初演
振付 : ティアゴ・ボァディン
音楽:フィリップ・グラス
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ


『アザーダンス』
振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:フレデリック・ショパン
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ
ピアノ:久山亮子



Bプログラム

『それでも地球は回る』 *女性版世界初演
振付:ジョルジオ・マンチーニ
音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ
出演:アマンディーヌ・アルビッソン


『病める薔薇』
振付:ローラン・プティ
音楽:グスタフ・マーラー
出演:エレオノラ・アバニャート&オードリック・ベザール


『With a Chance of Rain』*日本初演
振付:リアム・スカーレット
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
出演:ローラ・エケ&オードリック・ベザール、ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ
ピアノ:久山亮子


『ラ・シルフィード』より
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル
音楽:ヘルマン・レーヴェンショルド
出演:レオノール・ボラック&ジェルマン・ルーヴェ


『See』*日本初演
振付:大石裕香
音楽:アルヴォ・ペルト
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ


『人魚姫』
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:レーラ・アウエルバッハ
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ


『ランデヴー』
振付:ローラン・プティ
音楽:ジョゼフ・コスマ
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&バンジャマン・ペッシュ


『ロミオとジュリエット』
第1幕より“マドリガル” “バルコニーのパ・ド・ドゥ”
第3幕より“寝室のパ・ド・ドゥ”
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:レオノール・ボラック&ジェルマン・ルーヴェ(マドリガル)、ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャン(バルコニーのパ・ド・ドゥ)アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ(寝室のパ・ド・ドゥ)


『シルヴィア パ・ド・ドゥ』
振付:ジョージ・バランシン
音楽:レオ・ドリーブ
出演:ローラ・エケ&ユーゴ・マルシャン


『ル・パルク』より“解放のパ・ド・ドゥ”
振付: アンジュラン・プレルジョカージュ
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
出演:エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ


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mizuko



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MessagePosté le: Ven Juil 29, 2016 2:03 am    Sujet du message: Répondre en citant

エトワール・ガラが来週いよいよ開幕します! わたくし、平日の初日には仕事はすっぽかす覚悟でおります。 あぁ、楽しみ☆

さて、公式サイトにはマチューとレオノールの 「カラヴァッチョ」 のリハーサルレポが載っています~。 気分が盛り上がりますよ!
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/topics/_vol5.html

あと、ジェルマン・ルーヴェのインタビューをまだ読んでない方は、是非どうぞ~。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/topics/_vol4.html


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mizuko



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MessagePosté le: Sam Juil 30, 2016 3:36 pm    Sujet du message: Répondre en citant

公式サイトに上演時間と予定上演順が発表されています。 もうすぐですね!

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/topics/post_9.html

Citation:
2016.07.29 UP
【上演時間・上演順(予定)決定のお知らせ】

上演時間および現時点での上演順予定とキャストが決定いたしましたので、お知らせいたします。
※当日変更の可能性がございますので、ご了承くださいませ。

《プログラムA》
【第1部:約60分】 休憩:20分 【第2部:約70分】 

「グラン・パ・クラシック」
振付:ヴィクトル・グゾフスキー
音楽:フランソワ・オーベール
ローラ・エケ&ジェルマン・ルーヴェ

「スターバト・マーテル」
振付:バンジャマン・ペッシュ
音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ
エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ

「シンデレラ・ストーリー」より
振付 : ジョン・ノイマイヤー
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「カラヴァッジョ」より
振付:マウロ・ビゴンゼッティ
音楽:ブルーノ・モレッティ (クラウディオ・モンテヴェルディの原曲に基づく)
レオノール・ボラック&マチュー・ガニオ

「クローサー」より 〈日本初演〉
振付:バンジャマン・ミルピエ
音楽:フィリップ・グラス (「Mad Rush」より)
ピアノ:久山亮子
エレオノラ・アバニャート&オードリック・ベザール

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (「白鳥の湖」より)
ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャン

~休憩 20分~

「くるみ割り人形」第2幕より グラン・パ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
レオノール・ボラック&ジェルマン・ルーヴェ

「三人姉妹」より パ・ド・ドゥ 
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (「ロマンス」op.51-5、「昼の輝きの中にも」op.47-6より)
ピアノ:久山亮子
アマンディーヌ・アルビッソン&オードリック・ベザール

「Sanzaru」 〈日本初演〉
振付:ティアゴ・ボァディン
音楽:フィリップ・グラス (ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」楽章2より)
シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:カミーユ・サン=サーンス (「動物の謝肉祭」より第13曲「白鳥」)
ドロテ・ジルベール

「感覚の解剖学」より
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:マーク=アンソニー・タネジ (「Blood on the Floor」より)
ローラ・エケ&ユーゴ・マルシャン

「アザーダンス」
振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:フレデリック・ショパン (「マズルカ」op.17-4、op.41‐3、「ワルツ」op.64‐3、「マズルカ」op.63‐2、op.33‐2)
ピアノ:久山亮子
アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ

「ル・パルク」より“解放のパ・ド・ドゥ”
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (ピアノ協奏曲第23番 K.488 第2楽章)
エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ


《プログラムB》
【第1部:約:45分】 休憩:20分 【第2部:85分】

「ラ・シルフィード」より
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル
音楽:ヘルマン・レーヴェンショルド
レオノール・ボラック&ジェルマン・ルーヴェ
 
「ランデヴー」
振付:ローラン・プティ
音楽:ジョゼフ・コスマ
アマンディーヌ・アルビッソン&バンジャマン・ペッシュ
 
「人魚姫」第1幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:レーラ・アウエルバッハ
シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ
 
「シルヴィア パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:レオ・ドリーブ
ローラ・エケ&ユーゴ・マルシャン

~休憩 20分~

「ロミオとジュリエット」
第1幕より“マドリガル” “バルコニーのパ・ド・ドゥ”
第3幕より“寝室のパ・ド・ドゥ”
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
レオノール・ボラック&ジェルマン・ルーヴェ (マドリガル)
ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャン (バルコニーのパ・ド・ドゥ)
アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ (寝室のパ・ド・ドゥ)
 
「病める薔薇」より
振付:ローラン・プティ
音楽:グスタフ・マーラー (交響曲第5番 第4楽章)
エレオノラ・アバニャート&オードリック・ベザール
 
「See」 〈日本初演〉
振付:大石裕香
音楽:アルヴォ・ペルト (「アリーナのために」「鏡の中の鏡」より)
シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ
 
「それでも地球は回る」 〈女性版世界初演〉
振付:ジョルジオ・マンチーニ
音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ(「バヤゼット」より“私はないがしろにされた妻”)
アマンディーヌ・アルビッソン
 
「With a Chance of Rain」より 〈日本初演〉
振付:リアム・スカーレット
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ (「10の前奏曲」op.23-5、op.23-6、「幻想的小品集」op.3-1“エレジー”)
ピアノ:久山亮子
ローラ・エケ&オードリック・ベザール
ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ
 
「ル・パルク」より“解放のパ・ド・ドゥ”
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (ピアノ協奏曲第23番 K.488 第2楽章)
エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ

※7月29日現在の予定です。最終的な出演者・演目・上演順は当日発表とさせていただきます。


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mizuko



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MessagePosté le: Sam Juil 30, 2016 3:37 pm    Sujet du message: Répondre en citant

それと、レオノール×マチューの 「カラヴァッジョ」 のリハーサル動画を出してくれてます~。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/topics/
直リンク : https://youtu.be/NxNS9xYbOrk


あと、バンジャマン・ペッシュ指導、八菜オニールとジェルマン・ルーヴェが出演している例の DVDのスペシャルイベントが、バレエショップ・フェアりーであるそうです。 8/1 (月) ってことは、明後日??!!

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/topics/_dvd.html


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mizuko



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MessagePosté le: Lun Aoû 01, 2016 4:08 pm    Sujet du message: Répondre en citant

Twitter 情報ですが、NHK BSプレミアムでエトワール・ガラのBプロが放送されるようですよ~! 放送日は、9月11日(日) 深夜24:00~!!!


【 ちょっと遅いですが追記 】

NHK BSの放送予定から消えているらしい! でも、8/5 (金) には収録が行われていたみたいなので、放送がなくなったわけではないと思いたい。 翌日土曜日の Bプロの客席にも TV カメラが設置されてました。 しかしカメラマンがいなかったような・・・。 最終日の Aプロも収録するために設置したままにしてるのかと思ったら、撤去されてたので、放送があるとしたらやっぱ Bプロのみですね。 1回しか撮ってない感じなのがちょっと不安。


【 更に追記 】

放送が正式に発表されました! 放送日時は当初出たのと同じです~。 よかった!




Dernière édition par mizuko le Sam Aoû 13, 2016 2:08 pm; édité 1 fois
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MessagePosté le: Jeu Aoû 04, 2016 2:08 am    Sujet du message: Répondre en citant

エトワール・ガラ開幕しました! 客席はけっこういろんな人がいるといった感じで、賑わっていましたよー。 Tシャツやトートバッグ等グッズも販売されていて、バンジャマンが指導するヴァリエーションレッスンDVDも購入可能。 数量限定と思いますが、バンジャマンのアデュー公演のときのポスターがついてきます!

さて、公演自体はというと、非常にしっかり構成されたプログラムで、見応えがありました。 あり過ぎて、終演は22:00を過ぎてましたが (19:00開演)、十分満足といったところでしょう。

そして! やっぱりオペラ座はいいですね~ Very Happy あの美しさ、あのエレガンス。 グラン・パ・クラシックで幕が開いた瞬間から観にきてよかったと思いました。 ジェルマン・ルーヴェ、マジきれいですよ~。 んで、マチューが安定感のあるエトワールといった雰囲気ですっかり中堅になって、月日の流れをひしひしと感じた次第であります。

始まるとすぐに終わっちゃうの。 あとは週末に観にいきまーす。


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MessagePosté le: Jeu Aoû 11, 2016 12:18 pm    Sujet du message: Répondre en citant

どんなに仕事が忙しくたって、バレエだけは観に行きます! エトワール・ガラ、上記初日の 8/3と、土日の 8/6、8/7に行ってきましたー。

ちなみに、Aプロは公式サイトでの発表から若干上演順に変更があったみたいです。


《プログラムA》 2016年8月3日(水)、7日(日)
 
「グラン・パ・クラシック」 (グゾフスキー / オーベール)
ローラ・エケ&ジェルマン・ルーヴェ

初日のエケのなんと輝いていたこと! パリ・オペラ座のエレガンスと輝きをまさしく体現するエケの踊りに大満足いたしました。 やっぱり 「グラン・パ・クラシック」 は技術だけを見せることにこだわらない、オペラ座のダンサーが踊るのが一番好きです。 アダージオの最大の見せ場のところを音どおりにやってくれるのも久しぶりに見ましたよ。

ヴァリエーションですが、エケはバロネのとこを通常のとは反対方向でやってましたね。 初日、(軸になるはずの) 右足の調子が悪いのかなーと心配になりましたが、東京最終日まで不調は感じられなかったので、んー、なんだろ、こっちのほうがやりやすいからという理由だけで変えるとは思えないですけど、やっぱ右足に不安があったんですかね。 やー、しかし、本当に素敵なダンサーです。

それと、ジェルマン・ルーヴェ! 美しいだけ のへなちょこ かと思ったら、とーんでもないっ。 踊らせてもソリストとして十分すぎるほどテクニックにもパートナリングにも安定感がありました。 それに、初日よりも最終日のほうが踊りにメリハリがあって、良くなっていた! 前日の土曜日に見に来ていたルグリにアドバイスでももらったのかしらね~。 まさしく伸び盛りのダンサーです。 エケのような経験のあるエトワールと組んで今回たくさん学んだだろうし、今後の活躍が大いに楽しみになりました! 


「スターバト・マーテル」 (ペッシュ / ヴィヴァルディ)
エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ

前回日本で上演されたとき (Love from Paris でしたかね)、うっかり睡魔にやられてしまってしっかり見られなかったのですが、今回は全編ちゃんと見ました! さすがに一流の現代振付家とたくさん仕事をしているだけあって、よくできた作品といった印象です。 確か前回踊ったドロテの衣装は深いブルーだったと思いますが、今回のアバニャートはベージュでしたね。 ピナの 「オルフェとユリディス」 の衣装を使ったのですかねー。 バンジャマンも前回はパンツいっちょだったような・・・ 今回はシャツにズボンといったタウンカジュアル風でした。

けっこう動きも速いし、様々なリフトも駆使されている振付ですが、さすがに息の合った二人だけあって、見事な踊り。 ただ聖母マリアの悲しみを詠っているこの作品のテーマは、衣装のせいもあるのかないのか、最後のポーズにしか感じられなかったなぁ。


「シンデレラ・ストーリー」より (ノイマイヤー / プロコフィエフ)
シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

舞踏会で出会った二人がお互いの想いを確かめる場面。 二人とも若々しくて、踊りも表現力も本当に素晴らしく、胸キュンの幸せな気分に浸らせてもらいました~。


「カラヴァッジョ」より (ビゴンゼッティ / モレッティ (クラウディオ・モンテヴェルディの原曲に基づく))
レオノール・ボラック&マチュー・ガニオ

美しい身体でこそ踊られるべき作品ですが、まさしくこの二人にぴったり。 ま、でも、そんなに面白くないのよね。


「三人姉妹」より パ・ド・ドゥ (マクミラン / チャイコフスキー (「ロマンス」op.51-5、「昼の輝きの中にも」op.47-6より))
ピアノ:久山亮子
アマンディーヌ・アルビッソン&オードリック・ベザール

二人が踊りたいと申し出てプログラムに加わったと聞きました。 うん、なんかわかる感じ。 でも、これ、誰が踊ってもダサくなっちゃうのは何故~? 昼メロだから? ルグリをもってしてもダサかったのを思い出しちゃいましたよ。 ただ、一度タマラ・ロホとイニャーキ・ウルレザーガがバレエフェスで踊った時は素晴らしかったのよ。 だから、それと比べて見ちゃうのです。

初日は見事な大根 (ごめんなさい!) でしたけど、最終日はアマンディーヌの演技も感情が伝わってくるものになってきた、かな。 オドリックは、ルグリに連れてきてもらってた頃の、何を踊ってもなんだかなーに戻っていたような、気がしたのは、この役と軍服のせいであろう、と思いたい。


「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」 (バランシン / チャイコフスキー (「白鳥の湖」より))
ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャン

お待ちかね、ユーゴ・マルシャンです! もうすっかり自信に満ちていて、余裕な感じ。 フレッシュさを期待していたのですが、そのあたりはジェルマンに持ってかれましたかね。 しかし、この若さでパートナリングだってこの安定感、この安心感。 ドロテが嬉しそうに踊っております。 あとは、身体が大きいだけに体重の管理だけはしっかりしていかないね! というくらいです。

アダージオはもうちょっと音が早くても良かったかなーと思いましたが、それでも間延びしないあの音の取り方は私好み。 ドロテのヴァリエーションはまさしく風のようで、気持ちいいです。 あの移動距離は半端ないし、走って出てきてそのまま始まるのはやっぱりいいですね~。

コーダも盛り上がって、Aプロで最も客席が熱くなったチャイパでした!


~休憩 20分~


「くるみ割り人形」第2幕より グラン・パ・ド・ドゥ (ヌレエフ / チャイコフスキー)
レオノール・ボラック&ジェルマン・ルーヴェ

まー、衣装がほんとにキラキラゴージャスで、二人がそれに負けないくらい輝いていて、「私たちはこの こ難しくて意味がわからない ヌレエフ版を踊っていくんだ!」 というような決意まで感じられる踊りでした。 頼もしいっ。 ミルピエがいた2年間は、結果として、こういった若い才能を引き上げただけでなく、オペラ座のダンサーたちに自分たちが持つもの、オペラ座の伝統と特色を改めて認識させ、それを背負う誇りや意志といったものをはっきりと目覚めさせたのではないかと思いましたよ。

それに、この究極に難しい PDD を二人とも踊りこなしていたのが本当に素晴らしかったです!


「クローサー」より 〈日本初演〉 (ミルピエ / グラス (「Mad Rush」より))
ピアノ:久山亮子
エレオノラ・アバニャート&オードリック・ベザール

ん? あっ! なんと、私、今気がつきました。 去年のバレエフェスでオーレリーとエルヴェが踊ったのは 「Together Alone」 で、これとは違う作品だったんですねー。 衣装変えたのかなーとか、この二人は合わないよなーとか、オーレリーとエルヴェのほうが雰囲気があるよなーとか邪念に満ちたことを考えながら見てたんすけど、そもそも違う作品じゃん。 大変失礼いたしました。

フィリップ・グラスの音はとても美しく耳に残ります (ピアニストさんは腱鞘炎になりそうですけど) が、ちょっと長いし、かっこいいけどそれなり~な感じのミルピエでした。


「Sanzaru」 〈日本初演〉 (ボァディン / グラス (ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」楽章2より))
シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

どっかで見たことのあるような・・・でも誰の作品だろうと思っていたら、ティァゴ・ボァディン! どっかで見たことあるっていっても、これはすごいですよ。 Bプロの 「See」 もそうでしたけど、本当の芸術家たちが作り出していると感じました。 女性は赤紫色 (?) の上側がシースルーの長袖レオタード、男性は同じ色の長袖シースルー Tシャツに長パンツ。 振付はいわゆるコンテンポラリーですが、音との連動が非常に緻密で、普通だったらスルーか間を取るためにほっておく音にも振りを当てたりしてました。 振り付けるときはどうやってダンサーに伝えたんだろう。 ま、もちろんそれを捉えることのできるダンサーだからこれを踊れる、と言ったら失礼か。 世界最高のダンサーたちが表現するものを私は素直に楽しめばよいのです。 ずっと目を見開いて、たくさん刺激を受けて、毛が逆立つのを感じながら見てました。 素晴らしいの一言。


「瀕死の白鳥」 (フォーキン / サン=サーンス (「動物の謝肉祭」より第13曲「白鳥」))
ドロテ・ジルベール

最近ドロテは瀕死をよく踊ってますよね。 表現したい何かがあるのでしょう。 でも、ちょっとフツ―に見えたかなー。


「感覚の解剖学」より (マクレガー / タネジ (「Blood on the Floor」より))
ローラ・エケ&ユーゴ・マルシャン

エケだしマルシャンだしマクレガーだしってんで期待してたんですけど、これが意外にもつまらなかった。 zzz...


「アザーダンス」 (ロビンズ / ショパン (「マズルカ」op.17-4、op.41‐3、「ワルツ」op.64‐3、「マズルカ」op.63‐2、op.33‐2))
ピアノ:久山亮子
アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ

初日はですね、この前のマクレガーのせいですっかり睡魔に取り込まれて、最後のル・パルクまで撃沈だったんですけど、最終日はシャキっと見ましたよ! 二人ともシーズン中にも踊ってるし、去年のフェスの時よりもリラックスして、遊び心も加えられるようになって、いい感じでした。 ほんとこれを踊れるなんて幸せ者だわ~。 来年のオペラ座来日公演のプログラムにも入りましたので、また見られますね。


「ル・パルク」より“解放のパ・ド・ドゥ” (プレルジョカージュ / モーツァルト (ピアノ協奏曲第23番 K.488 第2楽章))
エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ

バンジャマンにとってアデューで踊った作品です。 思い入れはあると思いますが、なんかそれを全然感じなかったのは私だけでしょうか。 キスしてぐるぐるするとこで客席から拍手が出たのさえ、大して気にならなかったっていうのはどうなんすかね。


さて、フィナーレは毎度お馴染み、うーっマンボ! 毎回かなり遊びがあるんですけど、今回はみんな出てきてひととおりレヴェランスした後左右にはけて、真ん中に一列で出てきて一人ひとりなんかやって観客を楽しませるっていう演出だけ。 それもわりとあっさりしててました。 張り切ってたのはマチューというちょっと意外な人物。 みんな大人になっちゃったのかしら。 最終日もお遊びなしで、プログラム自体は見応えがあったけれど、普通のガラ公演に近いものになってしまった寂しさみたいなものは残りましたかね。


Bプロは改めて投稿しまっす!


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MessagePosté le: Sam Aoû 13, 2016 2:07 pm    Sujet du message: Répondre en citant

《プログラムB》 2016年8月6日(土)

「ラ・シルフィード」より (ブルノンヴィル / レーヴェンショルド)
レオノール・ボラック&ジェルマン・ルーヴェ

"絵から抜け出て来たような・・・" という表現がぴったりのビジュアル、申し分のないテクニック、美しいつま先と跳躍力、フレッシュな若さに自然な演技力! たくさんの魅力が詰まった驚くべきパドドゥでした!

 
「ランデヴー」 (プティ / コスマ)
アマンディーヌ・アルビッソン&バンジャマン・ペッシュ

舞台は一転して現代へ。 やっぱりこれも名作ですよね。 アマンディーヌはシァラヴォラほどグラマラスで激しくはなかったけれど、まずまず良かったのでは。 彼女は時折キラッと光る表現を見せるのだけれど、全体的にはあれれ・・・? となることが多い気がするんだなぁ。 しかし、こういった女性も演じられるという片鱗は見えたように思います。

 
「人魚姫」第1幕よりパ・ド・ドゥ (ノイマイヤー / アウエルバッハ)
シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

毎度このお二人の舞台にはひれ伏しているのですが、本当に演技が的確で、たくさんのことが伝わってきます。 何度も見ているはずのこの PDD、今回はさらに細かいところまで人魚姫の心理の動きが手に取れるように伝わってきた。 始めは 「この人なんだろう?」、その後、王子を助けようと思った瞬間、好きになる瞬間、全部が見えて泣けてきました。。。

 
「シルヴィア パ・ド・ドゥ」 (バランシン / ドリーブ)
ローラ・エケ&ユーゴ・マルシャン

燦然と輝く二人の PDDを堪能。 この日エケはアラベスクでの驚異的なバランスを見せて、それをユーゴが Instagramに投稿してましたよ! これ→ https://www.instagram.com/p/BIxYi65AiQu/


~休憩 20分~

「ロミオとジュリエット」 (ヌレエフ / プロコフィエフ)
第1幕より“マドリガル”
レオノール・ボラック&ジェルマン・ルーヴェ

期待以上。 全幕を何回か踊っているだけあって振付もしっかり身体に入っているし、演技もばっちり。 ジェルマンは、ほんっとに美しいロミオだし、レオノールは若々しくエネルギーにあふれ、好奇心旺盛で、 "まさしくジュリエット" と絶賛を浴びていたのが納得できる踊りでした。 


第1幕より “バルコニーのパ・ド・ドゥ”
ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャン

この二人も良かったっす。 ユーゴの身体が大きいし難しいパートナリングもしっかり学んでるから全てのパがスムーズで全然スピードが落ちない。 この場面は逸る気持ちが溢れ出るところですもん。 もたつかれるとこっちが躓いちゃう。 でもね、あまりにもスピーディ過ぎても、今度は忙しなくなって、こちらの気持ちが追い付かなくなるのかも、と最後のところで思いました。 贅沢だ。 いやしかし、ドロテがユーゴを信頼してるのがよくわかったし、彼と踊りたいと言っているのもよくわかりました。 今まで大きい人と踊ってこれなかったですもんね。


第3幕より“寝室のパ・ド・ドゥ”
アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ

ロミオ3人目。 幸せですね~。 でもこの場面はロミオはあんまり踊らないのよね。 それにこの場面だけ切り出すのは難しいと感じました。 あと、ベッドの上でリフトしたりという振付があるのだけど、そのベッドのサイズが小さくて~。 いろいろな制約とかもあって大きいのが準備できなかったんだと思いますが、どうしても気になってしまったのが残念でした。


「病める薔薇」より (プティ / マーラー (交響曲第5番 第4楽章))
エレオノラ・アバニャート&オードリック・ベザール

んー、ロパートキナが踊るのを見た時のような陶酔感はなかったなぁ。

 
「See」 〈日本初演〉 (大石裕香 / ペルト (「アリーナのために」「鏡の中の鏡」より))
シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

素晴らしい。 振付も構成も舞台セットも照明も小道具のマスクもアイデアに満ちて視覚効果も優れていたし、表現されるものは心の奥底に触れてくるような作品。 もちろん振付家大石裕香の意図を存分に表現するアッツォーニとリアブコは最高のダンサーです。 振付はコンテンポラリー、照明は暗いのですが、舞台の背景に可動式の黒い幕を使って、それが動くと後ろの夕日のような色の背景が現れる。 二人が腰に纏った布はアフリカのどこかの民族衣装のようで、無表情の白いマスクと共に、アフリカの大地を思わせる。 唖然とするほど驚かされた作品でした。

以下、プログラムから。

Citation:
"See" はドイツ語で女性名詞ならば "海"、男性名詞ならば "湖" であり、英語ならば "見る" となる。 本作は男女のダンサーによるデュオ。 どちらも部族のような布を腰に巻き、仮面を着けている。 お互いに仮面を取ったり、再び着けたりしていくことで生まれる葛藤と緊張を、エストニアの作曲家アルヴォ・ペルトのうら悲しい、それでいて素朴な調べが優しく包む。 原初の雰囲気が漂い、人間の根源的な部分にそっと問いかけてくるような小品だ。


客席で見ていたルグリが絶対 「買った」 と思ったと思うわ~。


「それでも地球は回る」 〈女性版世界初演〉 (マンチーニ / ヴィヴァルディ(「バヤゼット」より“私はないがしろにされた妻”))
アマンディーヌ・アルビッソン

マチューが気に入っていて、すでに過去に2回日本で踊ってます。 "女性版" となってますが、同じ振付を女性が踊っただけかな? クラシックダンサーでも踊りやすい身体に無理がない感じのコンテンポラリー。 普通のガラで普通に踊ってもとりあえず様にはなるけど、すっごく良かったというわけでもないので、「新しいものをお見せしたい」 というこのガラのコンセプトから考えても、これ、いる? と思わず思ってしまった次第です。 あ、すみません、マチューのを見てない方も多いのですよね。 だからいいのか。

 
「With a Chance of Rain」より 〈日本初演〉 (スカーレット / ラフマニノフ (「10の前奏曲」op.23-5、op.23-6、「幻想的小品集」op.3-1“エレジー”))
ピアノ:久山亮子
ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ
ローラ・エケ&オードリック・ベザール

私、この作品、すーごい楽しみにしてたんですよ。 観たことがなかったんですけど、リアム・スカーレットですからね。 最初の組はドロテ×マチュー。 女性は黒っぽい半袖で部分的にシースルーのレオタード、男性も同じ色の半袖のシャツに長パンツ。 ネオクラシックのアブストラクト作品で、シンプルに振付とダンスを楽しむ作品です。 ちょろっとユーモアがスパイスとして加わっていて、見事にオードリックのセンスが発揮されるという。。。 最初の二人の踊りが終わって最後のポーズを決めた後、下を向いているマチューを置いてドロテが袖にはけるのね。 それに気がつかないマチューはそのままポーズを続けているとオードリックが入ってきて、「何やってんだ? コイツ」 とばかりにドロテがいた場所に立つと・・・。 このガラでやっとオードリックが存在感を示した瞬間でした。 

一組目はわりと軽快な PDDでしたが、二組目のエケ×ベザールはしっとりとした PDD。 笑いから入ったのでそのまま行くかと思ったんですが、違いましたよ。 オードリックにもっと雰囲気があれば素敵だったんですけどね~。 ははは。 ちなみに衣装は白でした。


「ル・パルク」より“解放のパ・ド・ドゥ” (プレルジョカージュ / モーツァルト (ピアノ協奏曲第23番 K.488 第2楽章))
エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ

初日が撃沈だったので、8/6 の Bプロでやっとちゃんと見て、一昨日投稿した Aプロの感想のとおりとなりました。 でも、この日よりやっぱり最終日の 8/7のほうが良かったですよ。 バンジャマン、この日はちょっと集中力が切れてた感じでした。


フィナーレはこの日も、うーーーマンボ!


さて、カメラはあれど収録してないんじゃない? と思ってましたが、私はそのテレビカメラよりも前方の席に座ってたので気づかなかったのかしらん。 NHK BS での放送も正式に発表されて、それがこの Bプロで、よかった! 私の感想は辛口かもしれませんが、このプログラムが映像に残ってラッキーですよ。 放送が楽しみです!




Dernière édition par mizuko le Dim Aoû 14, 2016 4:57 am; édité 1 fois
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MessagePosté le: Sam Aoû 13, 2016 2:12 pm    Sujet du message: Répondre en citant

前述のとおり、NHK BS での放送が公式サイトで正式に発表されました! 一度 NHKの放送予定から消えたみたいですが、復活して、よかった~。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala/topics/

Citation:
『エトワール・ガラ2016』公演 NHK放送日決定のお知らせ

「プレミアムシアター」(NHK BSプレミアム)にて
『エトワール・ガラ2016』《Bプログラム》が放映されます。

◆2016年9月12日(月)0:00~ (日曜深夜)
※時間等変更になる場合があります



NHK BSプレミアムシアターのサイトにも載っています~。

http://www4.nhk.or.jp/premium/

Citation:
9月12日(月)【9月11日(日)深夜】午前0時00分~
◇本日の番組紹介
◇エトワール・ガラ2016
◇英国ロイヤル・バレエ・ガラ【5.1サラウンド】

◇本日の番組紹介

ナレーション: 水落幸子(みずおち ゆきこ)

◇エトワール・ガラ2016
<演 目>
「ランデヴー」
振 付 ローラン・プティ
音 楽 ジョゼフ・コスマ

「ロメオとジュリエット」
第1幕から「マドリガル」、「バルコニーのパ・ド・ドゥ」
第3幕から「寝室のパ・ド・ドゥ」
振 付 ルドルフ・ヌレエフ
音 楽 プロコフィエフ ほか

<出 演>
バンジャマン・ペッシュ
エレオノーラ・アバニャート
アマンディーヌ・アルビッソン
ドロテ・ジルベール
ローラ・エケ
マチュー・ガニオ
レオノール・ボラック
オードリック・ベザール
ユーゴ・マルシャン
ジェルマン・ルーヴェ
シルヴィア・アッツォーニ
アレクサンドル・リアブコ

久山亮子(ピアノ)

収録:2016年8月5、6日 Bunkamuraオーチャードホール



◇英国ロイヤル・バレエ・ガラ

(...)

(以下、略)


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