Ballet/Dance in cinema

[Bera]

フレデリック＝ワイズマン監督（『パリオペラ座のすべて』、懐かし～い！）の『ナショナル・ギャラリー～英国の至宝』を見てきました。
ラスト近く、ティツィアーノの神話を題材にした作品の間で踊るロイヤルバレエ団のリャーン＝ベンジャミンとエドワード＝ワトソン。確かリャーン＝ベンジャミンはこの頃引退でしたっけ？リャーン＝ベンジャミンのエッジの効いた踊り、とても引退間近には見えない…。
バレエシーンはほんの少しですが、映画を見に行かれる方、ぜひご注目を

[mizuko]

Bera さん、コメントどうもありがとうございます～。　リャーン・ベンジャミンは本当に素晴らしいダンサーでしたよね。　翌シーズンで引退だったと記憶してますが、そのときの来日公演でワトソンと踊った 「クオリア」 でもエッジの効いた踊りでしたわ。

『ナショナル・ギャラリー～英国の至宝』 は美術館の舞台裏を捉えた映画として、非常に面白そうで、予告編を見たらますます観に行きたくなりました！　現在は Bunkamura ル・シネマで公開中、この後順次全国で公開されるみたいですね。

http://www.cetera.co.jp/treasure/

ちなみに Bunkamura ル・シネマの上映スケジュールが代わったみたいですので、観に行く予定の方は再度チェックしてくださいね！
http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/15_nationalgallery.html



ところで、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ノルウェーが制作したドキュメンタリー映画 「バレエ・ボーイズ」 が日本で公開されます。　渋谷で開催されている北欧映画のフェスティバル 「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2015」 上映作品の一つで、そのため、公開はひとまず限定的。　しかし、映画.com には劇場公開日 2015年8月 と書かれていますので、夏には全国で見られるかも？

ストーリーは、ノルウェーのバレエスクールで学ぶ3人の少年を4年間追ったもの。　予告編には3年間と出ているので、3シーズンですかね。　バレエ学校の生徒を追ったものとしては長いので、親の気持ちになってしまいそう。


トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2015
「バレエ・ボーイズ」
http://www.tnlf.jp/ballet.html

[mizuko]

パリでは本日3/8にボリショイの 『ロミオとジュリエット』 映画館上映があるようですが、日本での上映はもう終わっているのですね～。　超うっかりでしたよ、私。




日本では次のボリショイ in cinema は、『愛の伝説』。　3月20日（金） と21日（土） です。　Bunkamuraル・シネマのみ4月3日（金）と4日（土） ですので、お間違いなく。　ちなみに、ザハロワが主演予定でしたが、急病のため降板、代わってマリア・アラシュが主演してまして、ライヴ上映だったパリでは大評判となっておりました～。　2014年10月の収録です。　キャストをもう一度貼り付けておきますね。

＜キャスト＞

26 october 2014

Queen Mekhmene Banu : Maria Allash

Ferkhad, court painter : Denis Rodkin

Princess Shireen, her sister : Anna Nikulina

Vizier : Vitaly Biktimirov

A Stranger : Evgeny Golovin

Friends to Ferkhad :
Karim Abdullin
Artemy Belyakov
Dmitry Dorokhov
Klim Efimov

Court Dancing Girls :
Angelina Karpova
Nelli Kobakhidze

Jester : Igor Tsvirko

Friends to Shireen :
Daria Khokhlova
Yulia Lunkina
Svetlana Pavlova

Officers :
Batyr Annadurdyev
Dmitry Efremov
Anton Savichev
Ivan Semirechensky
Alexander Vodopetov
Alexander Vorobiyov

Conductor :
Pavel Sorokin


Pathé Live YT チャンネルから、リハーサルの動画です。

Part 1 : http://youtu.be/QB2BV2WTty8
Part 2 : http://youtu.be/IiM6ailBIW0

幻のザハロワ @ メフメネ＝バヌー : http://youtu.be/WF0ZCQqXJqs / http://youtu.be/B3KfvJ3e-dU

[mizuko]

しかし、ボリショイの前に、ロイヤルの 『白鳥の湖』 ライヴ中継があるのでした！　現地3月17日、日本は3月18日（水） 19:00～の1回のみです。　主演は、ナタリア・オシポワ×マシュー・ゴールディングの予定。

http://t-joy.net/roh_2014/movie.html#swan_lake
http://t-joy.net/roh_2014/theater.html

http://www.roh.org.uk/productions/swan-lake-by-anthony-dowell

賛否両論もしくは不可解 (?) なオシポワの白鳥を観てみたい～。

[mizuko]

[本家より]

Pathé Live プレゼンツ ボリショイ・バレエの 2015-2016シネマ・シーズンが発表されました！　日本に来るときはどうなっているかわかりませんが、期待しましょう。

ラインナップ書いておきますね。　日付はパリでの上映日になりますので、ご注意を。

『ジゼル』（グリゴローヴィチ）　2015年10月11日　生中継
『ジュエルズ』（バランシン）　2015年11月8日　録画 （出演： スミルノワ、チュージン、ラントラートフ、ティホミロワ、クリサノワ）
『椿姫』（ノイマイヤー）　2015年12月6日　生中継
『くるみ割り人形』（グリゴローヴィチ）　2015年12月20日　録画 （出演： ロヂキン、ニクーリナ、メルクーリエフ）
『じゃじゃ馬馴らし』（マイヨー） 　2016年1月24日　生中継
『スパルタクス』（グリゴローヴィチ）　2016年3月13日　録画 （出演： ロブーヒン、ザハロワ、ラントラートフ、ニクーリナ）
『ドン・キホーテ』（ファジェーチェフ）　2016年4月10日　生中継

http://www.pathelive.com/fr/saisons/ballet-du-bolchoi-2015-2016

Bolchoï - Pathé Live

Saison de ballet 2015-2016 au cinéma

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11 10 2015 17h00 Giselle Direct

08 11 2015 16h00 Joyaux Rediffusion

06 12 2015 16h00 La Dame aux camélias Direct

20 12 2015 16h00 Casse-Noisette Rediffusion

24 01 2016 16h00 La Mégère apprivoisée Direct

13 03 2016 16h00 Spartacus Rediffusion

10 04 2016 17h00 Don Quichotte Direct

チケットは3月26日に発売されるようです。　早いですね～。
http://www.pathelive.com/

[mizuko]

映画館でロイヤル・バレエの白鳥を見てきました！　主演は、オシポワ×ゴールディング。　いやぁ、すっごかった！ 　オシポワは当代随一と言ってもいいほど、大バレリーナへの道を歩んでますね～。　桁外れの身体能力は皆さんご存知と思いますが、今回うならされたのは音楽的表現力。　回転の速さが可能にしてると言えます。　でもって、数を欲張ってない！　回れる時ってあと1回って欲張ってしまうものなんですが、彼女はそれをしなかった。　リハーサル指導のお陰もあるかと思うけど、でも、オシポワは納得してそう踊っているのです。　役柄の解釈も非常にクレバー。　こりゃすごいという公演でしたよ。

続く。

[Bera]

『愛の伝説」、マリインスキーの予習も兼ねてイクスピアリで見てきました～。
はあぁ～、ボリショイパワー炸裂、お腹いっぱい！って感じです。
mizukoさんがお知らせくださっているように、パリで大評判だったというのもうなずけます。
終電が気になりますが、Bunkamura ル・シネマ組の皆さん、楽しみになさってくださいね。

…ぴかちゅう？りらっくま？

[mizuko]

Bera さん、私はイクスピアリは夜遅くなるのがやで、品川プリンスのほうで見てきました～。　ほんと、ボリショイパワー炸裂でしたね。　なのに、大臣の手下共のヘンテコな踊りが長過ぎて後半体力が持たず、所々記憶がない私です。　トホホ。。。　主役陣 （特にマリア・アラシュ） が素晴らしかっただけに悔しい～。

映画館中継のプレゼンターは今回もカテリーナ・ノーヴィコワさん。　回数を追うごとにだんだん肩の力が抜けてきたって感じですが、相変わらず間髪入れずに3ヶ国語で話してまして、『愛の伝説』 の歴史的な意義みたいなお話が非常に興味深く、作品理解に大いに貢献してくれました。　確かに当時としては斬新な振付で、振付のグリゴローヴィチと作曲のアリフ・メリコフは二人とも非常に若かったことを考えると、改めて圧倒されます。　が、やっぱりあの衣装はなぁ、とか、あの医者は怪しすぎるし何で女たちの踊りがくっつくのだ？しかもあの衣装・・・とか、いや、そんな格好 （ポーズ） しなくても・・・とか、いろいろありまして、ロシア人にしか踊れないわという結論に至りました。

マリア・アラシュはハマリ役。　美貌を奪われた後は顔を薄布で隠すので、ノーヴィコワさんの解説のとおり、目だけで演技しなければならないのですが、絶望、怒り、アラシュの目は非常に雄弁に表現していました。　デニス・ロヂキンのふわりと上がるジャンプ、普段はショートカットでボーイッシュなのに舞台ではリリカルなアンナ・ニクーリナ、大臣ヴィタリー・ビクティミロフは切れの良い動きが音に完璧にマッチしていて存在感と迫力があり、ちょっとすごかったです。　コールドのダンサーたちも、ボリショイがいかにハイレベルなカンパニーであるかを存分に示す踊りを見せてくれていましたよ！

[mizuko]

マシュー・ボーンの 『白鳥の湖』 を3D映像で収録した映像が、日本でも映画館で公開されることになったようです。　2011年のサドラーズ・ウェルズ公演の時に撮影されたそう。　6月6日より恵比寿の EBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開とのこと。

http://www.cinematoday.jp/page/N0072175

[mizuko]

あっという間に明日ロイヤルの 『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』 ですね。　この間、ボリショイの 『イワン雷帝』 の映画館中継がありましたが、日本での上映はなかったので、ひとまずスルー。

本国での上演は本日5/5、主演はナタリア・オシポワ×スティーヴン・マクレー。　批評家たちの評がすこぶる高くて、大変楽しみです！

http://www.theguardian.com/stage/2015/apr/26/la-fille-mal-gardee-royal-ballet-review-natalia-osipova-steven-mcrae

http://www.telegraph.co.uk/culture/theatre/dance/11550100/La-Fille-mal-gardee-Royal-Ballet-review-Natalia-Osipova-defies-gravity.html


La Fille mal gardée

http://www.roh.org.uk/productions/la-fille-mal-gardee-by-frederick-ashton

Performers

Conductor - Barry Wordsworth
Lise - Natalia Osipova
Colas - Steven McRae
Widow Simone - Philip Mosley
Alain - Paul Kay
Thomas - Christopher Saunders
Concert Master - Vasko Vassilev
Orchestra - Orchestra of the Royal Opera House




ちなみに、フランス語版ですが、PDFのキャスト表が本家にありましたので、どーぞ！　公式サイトよりも詳しいです。
http://static.roh.org.uk/showings/la-fille-mal-gardee-live-2015/fr.pdf


上映劇場等については、下記日本の公式サイトでご確認くださいね！
http://t-joy.net/roh_2014/movie.html#la_fille_mal_gardee

[mizuko]

ロイヤルの 『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』 映画館上映見てきました。　楽しかった！　ラ・フィーユ自体が楽しくて心温まる作品ですが、今回はキャストも魅力的でした。

まずはナタリア・オシポワ。　予想以上に、何も変に作ったり作りすぎたりすることなく、すごく自然体のリーズで、とっても良かったです。　何より演技が自然で、相手ともちゃんとやり取りしているので、見ていて気分がいいし、コメディのセンスもばっちり。　エネルギーに満ち溢れたリーズは、新たな当たり役かも。　あのジャンプの高さ含め、劇場で生の舞台で観たらもっとすごかっただろうと思います。　アシュトン、もしくはイギリス的ではない部分もあるかもしれませんが （んー、随所にあると思う）、変化は後からついて来るような気がします。　レズリー・コリアがコーチしているのだから大丈夫。　オシポワはどんどん成長していて、コヴェントガーデンの観客とも良い関係を築いているのもよくわかります。

スティーヴン・マクレーは、コーラス役はもはやお手の物ですよね。　すーごい好青年のコーラスです。　オシポワに寄り添いつつ上手に引っ張りながら、自分も精緻でシャープなテクニックで見せ場を作る。　彼の踊りもまた生の舞台で観たいもの。　ジャンプの移動距離はカメラでとらえた映像ではわかりにくいですから。　自分の経験によりかかることなく、観客に媚びることもない、そういった部分も含め、マクレーらしくケチのつけようのないコーラスです。

フィリップ・モーズリーのシモーヌもポール・ケイのアランも、大袈裟にコミカルに演じられたり、どぎつくカリカチュアされてたりというのが全然なくて、大変好ましいものでした。　でも、すごい可笑しかった！　シモーヌは "ダイナミック" なかんじ。　温かい優しさも透けて見えます。　アランは、良くも悪くも純真。　この子どーしましょってかんじです。　このケイのやり方は私がもっとも望んでいる演じ方なので、みなさんにも是非見て確かめていただきたい～。

そのほか、クリストファー・ソーンダーズ（裕福なぶどう園主トーマス）、ギャリー・エイヴィス （村の公証人） なんかは、古典では素敵な王様やドロッセルマイヤーだったりするのに、それが全然想像できないくらいの変貌ぶり。　ほんとに芸達者です。　笛を吹く青年役はアクリ瑠嘉さん。　いい役をもらってますね。　開幕前に挿入されたフィルムでニワトリのリハーサル風景に後ろでやってる姿がありましたので、別の日には雄鶏をやってたのでしょうか。　リーズの友人役には金子扶生さんの姿も。　とても目を惹く存在感で、きれいな踊りをするので、思わず探して追ってしまいます。　素晴らしい。

それから、ポニーのペレグリン！　ポニーはラ・フィーユでは外せない主役級スターですが、Peregrineは twitter でハッシュタグが付くほどの人気者と紹介されていて、スペシャルブーケ（ニンジンやりんご等） をプレゼントされるやモグモグ食べてたりして、超かわいかった～♪　本家に sophiaさんがその様子を貼り付けてくれてました。　ほら。




今回開演前と幕間に挿入されたフィルムも公開されてますので、是非。　最初のは作品についてをリハーサル風景と出演者へのインタビューで紹介。　ニワトリさんたちのリハーサルもあります～：




今回もプレゼンターを務めたダーシー・バッセルと名リーズとして映像にも残っているレズリー・コリアのお茶会。　アシュトンとのリハーサルの話、オシポワについて等、とても興味深いです。

[mizuko]

で、このフィルムは DVD/Blu-ray で市販されるそうです！　発売日は追って発表とのこと～。

http://www.roh.org.uk/news/la-fille-mal-gardee-starring-natalia-osipova-and-steven-mcrae-to-be-released-on-dvd-and-blu-ray

早速動画出てきてますケド。
>> petit extrait du pas de deux de Fanny Elssler


ちなみに、『白鳥の湖』 のほう （感想が完了していない・・すんません。） も DVD/Blu-ray で出ることが決まってまして、6月1日発売となってます。　やることが早いっ。
http://www.roh.org.uk/news/swan-lake-starring-natalia-osipova-and-matthew-golding-to-be-released-on-dvd

[mizuko]

連投中。　立て続けに失礼。

話題は変わって、マシュー・ボーンの白鳥に続き、『眠れる森の美女』 の映像も劇場公開されることになったようです。　NHK BSでは既に放送済みですが、大スクリーンで迫力の映像が見られることになります～。　7月4日 YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開だそうです。

http://m.cinematoday.jp/page/N0072822

[mizuko]

ノルウェー発のドキュメンタリー映画 『バレエ・ボーイズ』 が8月29日より日本で公開されるそうです。　渋谷での限定公開や NHK Eテレでのダイジェスト版の放送はありましたが、無事全国順次公開となって嬉しい！

公式サイト : http://www.uplink.co.jp/balletboys/

2014年制作で、実際の撮影からはもう少し立っているので、例えばルーカスはロイヤル・バレエ学校の公演でしっかり活躍していましたし、そろそろ更なるニュースが出てくるかもしれません。　シーヴェルトは今年のローザンヌ決勝に残っていましたので、秋からは留学しているかもしれませんね。

先月からやたらいっぱいプロモ記事が出ていますが、書いてあることはだいたい同じなので、一部だけご紹介。

http://www.cinematoday.jp/page/N0074054
http://fashionpost.jp/archives/40071

[mizuko]

K-BALLET のスレッドにもアップしましたが、『海賊』 の映画館上映があります！　生中継ではないけれど、ひとまず日本のバレエ団による公演の映画館での上映が実現したというのは、良いニュースでありますよ。　しかも単館ではなく、全国10ヶ所のユナイテッド・シネマ＆シネプレックス、1日ではなく、2週間です！

K-BALLET COMPANY 『海賊』（熊川哲也）

キャスト : 中村祥子、スチュアート・キャシディ、池本祥真　ほか

上映期間 : 2015年6月27日（土）～7月10日（金）

上映劇場：

北海道　ユナイテッド・シネマ札幌
埼玉　ユナイテッド・シネマ浦和
千葉　シネプレックス幕張
東京　ユナイテッド・シネマ豊洲
新潟　ユナイテッド・シネマ新潟
石川　ユナイテッド・シネマ金沢
愛知　ユナイテッド・シネマ稲沢
大阪　ユナイテッド・シネマ岸和田
福岡　ユナイテッド・シネマキャナルシティ13
熊本　シネプレックス熊本

料金 : 全席指定　2,500円

http://www.k-ballet.co.jp/news/view/1371


ちなみに、6/27の初日には、ユナイテッドシネマ豊洲で舞台挨拶があるそうです！

詳しいスケジュール等は上記リンク先もしくは各映画館の HP でご確認くださいねー。