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mizuko
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mizuko
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Posté le: Ven Avr 06, 2012 3:01 pm Sujet du message: |
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NBS 公式ツィッターで、『じゃじゃ馬馴らし』 のハイライト映像が紹介されてましたので~。 初日を踊るスー・ジン・カンとフィリップ・バランキエヴィッチです。
http://youtu.be/oyG_RhN8kFo
クランコ版 『白鳥の湖』 のハイライト映像もありましたね。 こちらも初日キャストでアリシア・アマトリアンとフリーデマン・フォーゲル。
http://youtu.be/a2L1aTTGPU0
主役以外の主要キャストは発表してくれないんだろうか。
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mizuko
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Posté le: Ven Mai 11, 2012 3:50 pm Sujet du message: |
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気が付けば、日本公演まで1ヶ月を切っているではありませんか。 なのに、ビヤンカとか準主役のキャストが一向に発表になりませんね~。
先日、ポルシェ ジャパンが 『白鳥の湖』 のチケットプレゼントキャンペーンをやっているという記事を見つけまして、まだ応募に間に合うので、ご紹介しておきましょう。 6月6日(水) の公演です。 記事には画像ギャラリーもあります。
http://autoc-one.jp/news/1051395/
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mizuko
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Posté le: Ven Juin 01, 2012 5:28 am Sujet du message: |
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いよいよ本日開幕ですねー! キャストが既に発表されてますっ。
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NEW2012/06/01
シュツットガルト・バレエ団「じゃじゃ馬馴らし」 本日のキャスト
2012年6月1日(金)19:00開演 / 会場:東京文化会館
シュツットガルト・バレエ団2012年日本公演
「じゃじゃ馬馴らし」
ウィリアム・シェイクスピア原作による2幕のバレエ
振付:ジョン・クランコ
音楽:クルト=ハインツ・シュトルツェ
(ドメニコ・スカルラッティ作曲による)
装置・衣裳:エリザベス・ダルトン
世界初演:1969年3月16日、シュツットガルト・バレエ団
ジョン・クランコより、ヴァルター・エーリッヒ・シェーファーに捧ぐ
バプティスタ(裕福な紳士):ローランド・ダレシオ
キャタリーナ(バプティスタの長女):スー・ジン・カン
ビアンカ(バプティスタの次女):エリザベス・メイソン
グレミオ(ビアンカの求婚者):アルマン・ザジアン
ルーセンショー(ビアンカの求婚者):マライン・ラドメーカー
ホーテンショー(ビアンカの求婚者):ローランド・ハヴリカ
ペトルーチオ(紳士):フィリップ・バランキエヴィッチ
ふたりの娼婦:オイハネ・ヘレーロ、レネ・ライト
司祭/宿屋の亭主:マッテオ・クロッカード=ヴィラ
召使いたち:
オズカン・アイク、エドアルド・ボリアーニ、
ダニエル・カマーゴ、ルドヴィコ・パーチェ
パ・ド・シス(第2幕):
ダニエラ・ランゼッティ、アンジェリーナ・ズッカリーニ、
ラケーレ・ブリアッシィ、デヴィッド・ムーア、
ニコライ・ゴドノフ、ダミアーノ・パッテネッラ
パデュアの市民、結婚式の客、カーニバルで楽しむ客:コール・ド・バレエ
指揮:ジェームズ・タグル
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
◆上演時間◆
第1幕 19:00 - 20:00
休憩 Inter. 25 min.
第2幕 20:25 - 21:15
( http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/1206-stuttgart/post-409.html#001522 ) |
観に行きま~す。
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mizuko
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mizuko
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Posté le: Sam Juin 02, 2012 5:42 am Sujet du message: |
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本日はダブルヘッダーですね。 昨日観に行って猛烈に楽しかった!ですから、本日行かれる方も大いにお楽しみくださ~い。
キャストはNBS公式サイトから。 結局、今回のじゃじゃ馬にはエヴァン・マッキーは出演しないようですね。
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2012/06/02
シュツットガルト・バレエ団「じゃじゃ馬馴らし」 本日のキャスト(14:00開演)
2012年6月2日(土)14:00開演 / 会場:東京文化会館
シュツットガルト・バレエ団2012年日本公演
「じゃじゃ馬馴らし」
ウィリアム・シェイクスピア原作による2幕のバレエ
振付:ジョン・クランコ
音楽:クルト=ハインツ・シュトルツェ
(ドメニコ・スカルラッティ作曲による)
装置・衣裳:エリザベス・ダルトン
世界初演:1969年3月16日、シュツットガルト・バレエ団
ジョン・クランコより、ヴァルター・エーリッヒ・シェーファーに捧ぐ
バプティスタ(裕福な紳士):ローランド・ダレシオ
キャタリーナ(バプティスタの長女):アリシア・アマトリアン
ビアンカ(バプティスタの次女):ヒョ=ジュン・カン
グレミオ(ビアンカの求婚者):ブレント・パロリン
ルーセンショー(ビアンカの求婚者):ウィリアム・ムーア
ホーテンショー(ビアンカの求婚者):ダミアーノ・ペッテネッラ
ペトルーチオ(紳士):アレクサンダー・ジョーンズ
ふたりの娼婦:ナタリー・グス、デイジー・ロング
司祭/宿屋の亭主:マッテオ・クロッカード=ヴィラ
召使いたち:
オズカン・アイク、エドアルド・ボリアーニ、
ダニエル・カマーゴ、ルドヴィコ・パーチェ
パ・ド・シス(第2幕):
ミリアム・カセロヴァ、エリザベス・ワイゼンバーグ、
エレナ・ブシュェヴァ、ロマン・ノヴィツキー、
ダニエル・カマーゴ、ローランド・ハヴリカ
パデュアの市民、結婚式の客、カーニバルで楽しむ客:コール・ド・バレエ
指揮:ジェームズ・タグル
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
◆上演時間◆
第1幕 14:00 - 15:00
休憩 25分
第2幕 15:25 -16:15
( http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/1206-stuttgart/1400.html#001526 ) |
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mizuko
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Posté le: Sam Juin 02, 2012 5:44 am Sujet du message: |
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夜公演のキャスト。
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2012/06/02
シュツットガルト・バレエ団「じゃじゃ馬馴らし」 本日のキャスト(18:30開演)
2012年6月2日(土)18:30開演 / 会場:東京文化会館
シュツットガルト・バレエ団2012年日本公演
「じゃじゃ馬馴らし」
ウィリアム・シェイクスピア原作による2幕のバレエ
振付:ジョン・クランコ
音楽:クルト=ハインツ・シュトルツェ
(ドメニコ・スカルラッティ作曲による)
装置・衣裳:エリザベス・ダルトン
世界初演:1969年3月16日、シュツットガルト・バレエ団
ジョン・クランコより、ヴァルター・エーリッヒ・シェーファーに捧ぐ
バプティスタ(裕福な紳士):ローランド・ダレシオ
キャタリーナ(バプティスタの長女):マリア・アイシュヴァルト
ビアンカ(バプティスタの次女):エリザベス・メイソン
グレミオ(ビアンカの求婚者):アルマン・ザジアン
ルーセンショー(ビアンカの求婚者):マライン・ラドメーカー
ホーテンショー(ビアンカの求婚者):ローランド・ハヴリカ
ペトルーチオ(紳士):ジェイソン・レイリー
ふたりの娼婦:オイハネ・ヘレーロ、レネ・ライト
司祭/宿屋の亭主:マッテオ・クロッカード=ヴィラ
召使いたち:
オズカン・アイク、エドアルド・ボリアーニ、
ダニエル・カマーゴ、ルドヴィコ・パーチェ
パ・ド・シス(第2幕):
ダニエラ・ランゼッティ、アンジェリーナ・ズッカリーニ、
ラケーレ・ブリアッシィ、デヴィッド・ムーア、
ニコライ・ゴドノフ、ダミアーノ・パッテネッラ
パデュアの市民、結婚式の客、カーニバルで楽しむ客:コール・ド・バレエ
指揮:ジェームズ・タグル
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
◆上演時間◆
第1幕 18:30 -19:30
休憩 25分
第2幕 19:55 -20:45
( http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/1206-stuttgart/1830-2.html#001527 ) |
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mizuko
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Posté le: Dim Juin 03, 2012 10:19 am Sujet du message: |
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キャスト変更のお知らせが出ています。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/1206-stuttgart/66.html#001528
マリア・アイシュヴァルトが痛めていた足の具合が悪化したため、6月6日(水) の白鳥を降板するそうです。 これに伴い、パートナーのマライン・ラドマーカーも降板し、代わりに大津公演に主演する予定のアンナ・オサチェンコとエヴァン・マッキーが踊ることになったそうです。 アイシュヴァルトの痛めている足が早く回復することをお祈りします。
NBSの告知には、芸術監督のリード・アンダーソンからのメッセージもあります。
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mizuko
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mizuko
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Posté le: Mar Juin 05, 2012 5:45 am Sujet du message: |
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今日から 『白鳥の湖』 ですね。 キャストが発表されてまーす。
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2012/06/05
シュツットガルト・バレエ団 「白鳥の湖」 本日のキャスト
2012年6月5日(火)18:30開演 / 会場:東京文化会館
シュツットガルト・バレエ団2012年日本公演
「白鳥の湖」
ジョン・クランコによる4幕のバレエ
音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
振付・演出:ジョン・クランコ(伝統的演出に基づく)
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
初演:1963年11月14日、シュツットガルト・バレエ団
◆第1幕 王子の城近◆
ジークフリート王子:フリーデマン・フォーゲル
ウォルフガング(家庭教師):オズカン・アイク
家政婦:リュドミラ・ボガート
ベンノ(王子の友人):ウィリアム・ムーア
従者たち:
ロマン・ノヴィツキー、ブレント・パロリン、
デヴィッド・ムーア、ローランド・ハヴリカ
町娘たち:
カーチャ・ヴュンシュ、ラケーレ・ブリアッシ、
カタジーナ・コジェルスカ、エリサ・バデネス、ヒョ=ジュン・カン
王妃(摂政):メリンダ・ウィザム
王家の使用人、貴族たち:コール・ド・バレエ
◆第2幕 湖畔◆
ジークフリート王子、ベンノ
ロットバルト(邪悪な魔術師):ニコライ・ゴドノフ
オデット(魔法をかけられた王女):アリシア・アマトリアン
二羽の白鳥:森田愛海、ラケーレ・ブリアッシ
小さな白鳥:
エリサ・バデネス、カタジーナ・コジェルスカ、
ジュリー・マルケット、アンジェリーナ・ズッカリーニ
白鳥たち:コール・ド・バレエ
◆第3幕 玉座の間◆
ジークフリート王子、王妃
見知らぬ騎士:ニコライ・ゴドノフ
オディール(その娘という姫君):アリシア・アマトリアン
スペインの姫君とそのお付き:
ミリアム・サイモン
ペトロス・テティエリアン、ロマン・ノヴィツキー、
デヴィッド・ムーア、マッテオ・クロッカード=ヴィラ
ポーランドの姫君とそのお付き:
オイハネ、ヘレーロ
ローランド・ハヴリカ
ロシアの姫君:エリザベス・メイソン
ナポリの姫君とそのお付き:
ヒョ=ジュン・カン
アルマン・ザジアン
貴族たち:コール・ド・バレエ
指揮:ジェームズ・タグル
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団、東京バレエ学校
◆上演時間◆
第1幕(転換)第2幕 18:30 - 19:45
休憩 25分
第3幕 20:10 - 20:45
休憩 20分
第4幕 21:05 - 21:25
( http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/1206-stuttgart/-2012651830-2012-4-19631114-1.html#001529 ) |
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mizuko
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Posté le: Mer Juin 06, 2012 6:21 am Sujet du message: |
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白鳥二日目にして東京公演最終日です。 観に行きま~す!
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2012/06/06
シュツットガルト・バレエ団 「白鳥の湖」 本日のキャスト
2012年6月5日(火)18:30開演 / 会場:東京文化会館
シュツットガルト・バレエ団2012年日本公演
「白鳥の湖」
ジョン・クランコによる4幕のバレエ
音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
振付・演出:ジョン・クランコ(伝統的演出に基づく)
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
初演:1963年11月14日、シュツットガルト・バレエ団
◆第1幕 王子の城近◆
ジークフリート王子:エヴァン・マッキー
ウォルフガング(家庭教師):オズカン・アイク
家政婦:リュドミラ・ボガート
ベンノ(王子の友人):アレクサンダー・ジョーンズ
従者たち:
ロマン・ノヴィツキー、ブレント・パロリン、
デヴィッド・ムーア、ローランド・ハヴリカ
町娘たち:
ミリアム・サイモン、アンジェリーナ・ズッカリーニ、
エレーナ・ブシュエヴァ、ダニエラ・ランゼッティ、ミリアム・カセロヴァ
王妃(摂政):メリンダ・ウィザム
王家の使用人、貴族たち:コール・ド・バレエ
◆第2幕 湖畔◆
ジークフリート王子、ベンノ
ロットバルト(邪悪な魔術師):ダミアーノ・ペッテネッラ
オデット(魔法をかけられた王女):アンナ・オサチェンコ
二羽の白鳥:ヒョ=ジュン・カン、ミリアム・サイモン
小さな白鳥:
エリサ・バデネス、カタリーナ・コジェルスカ、
ジュリー・マルケット、アンジェリーナ・ズッカリーニ
白鳥たち:コール・ド・バレエ
◆第3幕 玉座の間◆
ジークフリート王子、王妃
見知らぬ騎士:ダミアーノ・ペッテネッラ
オディール(その娘という姫君):アンナ・オサチェンコ
スペインの姫君とそのお付き:
ミリアム・サイモン
ペトロス・テティエリアン、ロマン・ノヴィツキー、
デヴィッド・ムーア、マッテオ・クロッカード=ヴィラ
ポーランドの姫君とそのお付き:
オイハネ・ヘレーロ、ローランド・ハヴリカ
ロシアの姫君:エリザベス・メイソン
ナポリの姫君とそのお付き:
アンジェリーナ・ズッカリーニ、ブレント・パロリン
貴族たち:コール・ド・バレエ
指揮:ジェームズ・タグル
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団、東京バレエ学校
※本公演で主演を予定していたマリア・アイシュヴァルトとマライン・ラドメーカーが出演できなくなりました。代わってアンナ・オサチェンコ、エヴァン・マッキーが主演いたします。詳細は下記でご確認ください。
▽シュツットガルト・バレエ団 「白鳥の湖」(6/6)キャスト変更のお知らせ
◆上演時間◆
第1幕(転換)第2幕 18:30 - 19:50
休憩 25分
第3幕 20:15 - 20:50
休憩 20分
第4幕 21:10 - 21:30
( http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/1206-stuttgart/post-410.html#001530 ) |
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mizuko
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Posté le: Jeu Juin 07, 2012 5:42 am Sujet du message: |
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昨日の公演を観てきました。 開演前には、芸術監督のリード・アンダーソン自ら舞台に登場し、キャスト変更について話してくださいました。 内容は NBS のサイトに載っているものと同じですが、真摯な対応に心動かされました。
さて、クランコ版の白鳥は初めて見たのですが、心と頭の奥深くに入り込んで、後からずっしりくる感じ。 私は非常に気に入りました。まだ整理できてないので、感想は改めて書きますね。 びわ湖公演を迷っている方、いろいろな版を観てみたいとか、ダンサーが "どのように" 踊るかに興味がある方にはお勧めしますが、ドラマ重視で徹底的に悲劇なので、ダンスに見惚れたいという方は物足りなく感じるかもしれません。 エヴァン・マッキーに見惚れたいというのなら、絶対に行くべし。
そのエヴァン・マッキー、とにかく美しかったです。 それだけでなく、今見るべきダンサーの一人と言えるでしょう。 アンナ・オサチェンコはオデット、それもグランアダージオがとても良かった!
残りの感想は改めて。
シュツットガルトのツアーダイアリーの写真が増えてますので、是非!
http://www.stuttgart-ballet.de/schedule/on-tour/tour-diary/
[追記]
二番目の段落に一部加筆しました。 場合によっては語弊を招くと思われたので。
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mizuko
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Posté le: Dim Juin 10, 2012 4:15 pm Sujet du message: |
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6月6日(水) に観たオサチェンコ×マッキー組の 『白鳥の湖』 の感想を。 未だに混乱していて、全然まとまらない文章ですいません。
クランコ版の白鳥は全くの初見でした。 後から来て引きずりますね。 とにかく暗くて、救いようのない悲劇。 あくまでも古典ですし、特にストーリーをいじっているわけではないのに、とても謎に包まれていて、うなされます。 NBSのサイトにある解説やプログラムの解説にあるとおり、王子の心理に焦点を当てた演出で、オデット/オディールすら助演的役に思えます。 オデットがまたミステリアスな存在で、王子にマイムで自分の置かれた状況を説明する場面がない (なかったですよね?)、王子はオデットを愛しているのだろうけれど、オデットが王子を愛しているのかどうかはわからない、のであります。
クランコは音楽についても見直しを行っていて、こんなところにこの曲が! ということもありました。 第一幕では、いわゆるパドトロワはなく、王子+町娘5人のパドシスで、町娘達のヴァリエーションの一つに、いわゆるボリショイの黒鳥のヴァリエーションの音楽が使われていたり、第三幕の黒鳥のヴァリエーションが通常は王子のヴァリエーションの曲だったり。 それから第四幕に王子とオデットの美しいパドドゥが挿入されているのですが、それについての音楽はチャイコフスキーの 『ハムレット』 の劇付随音楽にあるエレジーが使われているそうです。 クランコの白鳥はCDがあります。
曲のリストをウェブで見つけました。 CDは2枚組。
CD1 http://www.cylist.com/List/404286188/
CD2 http://www.cylist.com/List/404279532/
第一幕は、お城の外でのことで、王子は村人達の中に溶け込んでいて、無邪気にその時間を楽しんでいるので、わりとこじんまりとのどかで平和な雰囲気。 見せ場はパドシスですが、上で触れたとおり、ヴァリエーションの曲が面白かったです。 王妃の登場で楽しい時間を壊されて拗ねた王子が湖に逃亡すると、ベンノと従者たちがちゃんと探しに出かけるという演出は、私は好きです。
第二幕については、構成はほとんど手が加えられていないのですが、白鳥たちの振付が、最初の出は同じですけれど、ほかのどの版にも見られないような振付の箇所もありました。 後ろ足タンジュでよくある白鳥のポーズをとって、その後グッと上体だけ反らせたりするのは、すごく "鳥" ってかんじで、思わず身を乗り出しましたよ。 フォーメーションも複雑だったりして、とても気に入りました。
第三幕、各国の姫たちの踊りはなくて、そこは各国の姫が一人ずつ登場するために使われていました。 それぞれの国の踊りのリードが姫。 スペインの踊り、ロシアの踊り、チャルダッシュ、ナポリ、(順不同) それぞれ民族色が濃い振付で、そういうところもよかったです。 しかし、王子がオディールに愛を誓っちゃったところで、窓の外にオデットが登場しないのは何故なのだろう。
第四幕、先ほども書いたように美しいパドドゥがあるのですが、オデットは許すという以前に王子を愛していたのかどうかがわからないままに、王子は悪魔に戦いを挑むということはなく、絶対的な魔力の前になすすべもなく、魔力で引き起こされた嵐によって増水した湖にのまれ、王子は溺死。
こんなに混乱させられた白鳥は初めてです。 やはり、オデットの作りかたが違うからでしょうね。 私が観た日のオサチェンコがそういう役作りだったというわけではなく、前日のアマトリアンはもっと王子に対する愛情が全く見られなかったと聞きましたので、クランコ版のオデットはこういった解釈になっているのでしょう。
ダンサーについてですが、アンナ・オサチェンコは弓なりになる脚が美しく、音楽の襞まで表現していた白鳥のグランアダージオが素晴らしかったです。 黒鳥は、これもクランコ版はということだと思いますが、特に濃く色づけされてるわけではなく、やたら邪悪にしてくるのは好まない私にとってはそれは良かったのですが、技術的に弱いところが出てしまったのが残念でした。 注目のエヴァン・マッキーですが、物腰が柔らかくエレガントで、繊細な王子はそれは美しかったです。 演技もとても自然でありながら、伝えるべきことは伝わってきていましたし、相手としっかりコンタクトを取りながらの演技は、ひとつひとつの感情が刻まれていくものでした。 ダンス自体もきっちりと美しく、きれいに開いたパッセでのピルエットはよく引き上がっていましたね~。 見習うべし。 悪魔ロットバルトはほとんど見せ場がありません。 パドシスのミリアム・サイモンが素敵でした。 各国の姫たち、スペインのミリアム・サイモン (今気がついた!)、ポーランドのオイハネ・ヘレーロ、ロシアのエリザベス・メイソン、ナポリのアンジェリーナ・ズッカリーニ、それぞれよかったです。 ナポリの姫のお付きを踊ったブレント・パロリンもいい踊りを見せてましたが、ベンノのアレクサンダー・ジョーンズも溌剌としていて、強い印象を残しました。
とことん暗く、謎めいていて、それだけに美しいクランコ版 『白鳥の湖』、また観たいです。
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mizuko
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Posté le: Lun Juin 11, 2012 5:34 am Sujet du message: |
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昨日書くのを忘れましたが、ユルゲン・ローゼによる舞台美術と衣裳がとても美しかったです。 それと、照明も良かった。 湖畔の二幕、四幕はまさしく月明かりに照らされているようでした。
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mizuko
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