Prix de Lausanne 2012 (29 janvier - 4 février 2012)

[mizuko]

決勝出場者リスト　公式発表
Les finalistes : http://www.prixdelausanne.org/Prix_de_Lausanne_2012_Finalists.pdf


105 Katherine Higgins (USA)
108 Hannah Bettes (USA)
109 Alaia Rogers-Maman (USA)
110 Amari Saotome (Japon) 　早乙女愛毬
112 Kozue Tashiro (Japon)　 田代 梢
115 Brooke Ray (Nouvelle-Zélande)
117 Thamires Chuvas (Brésil)
120 Sonia Vinograd (Espagne)
201 Daniel Robert Silva (Brésil)
203 Gaspard Caballero Junior (Paraguay)
306 Madoka Sugai (Japon) 　菅井円加
314 Ayaka Fujji (Japon) 　藤井彩嘉
401 Wang Mingxuan (Chine)
406 Edson Barbosa (Brésil)
407 Wang Le (Chine)
411 Calvin Richardson (Australie)
418 Eneko Amoros Zaragoza (Espagne)
419 Ryo Kato (Japon) 　加藤 凌
421 Max Meslen (Grande-Bretagne)
422 Nikolaus Tudorin (Australie)
424 Michael Grünecker (Allemagne)

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2012年ローザンヌ・コンクールの決勝進出者は21名となりました。　まずは、おめでとうございま～す 　内訳ですが、女子は10名、男子は11名で、バランスよく選出されてますね。　で、そのうち、日本国籍が5名 （女子4、男子1） です！　パチパチパチ☆

この中の 112番 田代梢さんは、siwiss.info の記事に取り上げられていましたね。　今回は2回目の挑戦だそうです。　ここに残るくらいだと大抵日本国内の著名なコンクールで上位入賞しているので、ググると動画が公開されていたりするのですが、中でも加藤凌さんは2010年のNBAコンクールで1位を受賞してまして、2年前の時点でかなり高度な技術を習得しているのがわかります。　現在はポルトガルのバレエ学校に留学中のようですので、そこで何を習得したか、注目したいと思います。　ビデオブログに登場していた一井あかねさんは、Sophia さんの最終的なお気に入りで評価も高かったですが、決勝には残りませんでしたね～。　残念。　それと、同じくビデオブログに出ていた Maumary-Ishizuka Azusa 石塚あずささん、彼女は DAY 3 から踊りが全く変わってしまって、驚きました。　すごくよくなった！　と同時に、彼女の踊りはなんか私の心に響いてくるし、まだまだ伸びる可能性も感じますので、彼女がこれからどうなっていくのか、見守りたいです。　決勝に残れずとも、どこかからオファーがあるかもしれませんし、それに、スイスからはただ一人の出場者ということで、ベスト・スイス賞は彼女に行ってもおかしくないように思います。


決勝進出者が決まったところで、まだ見てなかった DAY 3 と4 のビデオブログを見たんですが、面白いですね～。　やっぱりいいっ！って思う出場者は残っていたりします。　今年は男の子が良さそうですね。　注目したいのは、418番スペインの Eneko Amoros Zaragoza。　DAY4 の Who's on today? に登場します。　すごくいいので、受賞してもしなくても審査員に加わってるジョゼ・マルティネスが絶対に引っ張るでしょう。

それから、ブラジルからの参加者は今年も多く残っていますね。　日本の5名に続いて3名です。　昨年は1位のマヤラ・マグリが素晴らしかったですけど、ここ数年、総体的にそのレベルの高さとバネには注目が集まっていると思います。　男の子のラインが美しいのも驚かせてましたが、バネはあるのに動きに男性的な力強さがなく、回転に気合が見られないというか、やたら遅いのが難点でしたよね。　が、しかし、ビデオブログ登場の 406番 Edson Barbosa バルボサは違う。　とてもいいですね～。

あと、ビデオブログに映っていた中でいいかも！と思ったのは、オーストラリアからの二人、411番 Calvin Richardson （DAY 2 Who's on today? に登場。　顔も可愛いです。) と 422番 Nikolaus Tudorin、それから、中国の 407番 Wang Le （だったと思う。） も良さそうですね。

決勝は、日本時間の今夜11:00～。　以下のどちらかでライブで見られます：
・ http://www.prixdelausanne.org/
・ http://liveweb.arte.tv/

みなさん、実力を発揮できますように！　Toi, toi, toi

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ちなみにこれは Haydn さんから～。　Merci

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あと1時間ほどで決勝が始まりますが、ライブ中継のリンクをアップデートしますね。　この二つのどちらかで見られます。　スムーズなほうでどうぞ～。

http://lausanne.streamakaci.com/

http://liveweb.arte.tv/fr/video/Finale_du_prix_de_la_Danse_de_Lausanne/

今年のライブ中継は四ヶ国語放送で、以下の4人のコメンテイターが中継を担当します。　上野水香さんが日本語を担当してくださいますが、どうやら選べるみたいですね。　でも、ん～、ちょっとどうやればいいのか、私もまだわかりません。　何しろ初の試みなので。

Sylviane Bayard (フランス語)
Monica Zamora (スペイン語)
上野水香　Mizuka Ueno (日本語)
Hannah O'Neill (英語)


それと、この4人の方々への質問を受け付けているそうです。　ただし 「英語で」 だそうです。
https://www.facebook.com/PrixdeLausanne/posts/10150572604207264
mailto: prixdelausanne@gmail.com

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本日午前中に行われたネットワーキング・フォーラム （決勝に進めなかった出場者対象） の結果を、本家に Sophia さんがアップしてくださいました。　バレエ学校から入学を許可された、あるいは、バレエ団からの契約をオファーされた方々です。

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2012年の結果です：
http://www.prixdelausanne.org/Prix_de_Lausanne_2012_Prizewinners.pdf

第1位＋メダル　菅井円加、日本 (306)　＋コンテンポラリー賞
306 Sugai Madoka, 17/6, Japon　菅井円加
Ecole : Sasaki Ballet Academy, Yamato　佐々木三夏バレエアカデミー
Variation classique : Raymonda, Tableau du Rêve (Alexandre Glazunov - Marius Petipa)
Variation contemporaine : Libera me (Igor Stravinsky - Cathy Marston)


第2位　ハナ・ベット　Hannah Bettes、アメリカ (108)　＋パブリック賞
108 Bettes Hannah, 15/10, USA
Ecole : Next Generation Ballet Patel Conservatory, Tampa
Variation classique : Coppélia, variation de Swanilda (Léo Delibes - Arthur Saint-Léon)
Variation contemporaine : Traces (Yann Tiersen - Cathy Marston)


第3位　エドソン・バルボサ　Edson Barbosa、ブラジル (406)
406 Barbosa Edson, 17/2, Brésil
Ecole : Grupo Cultural de Dança-Ilha, Rio de Janeiro
Variation classique : Don Quichotte, variation de Basile (Léon Minkus - Marius Petipa)
Variation contemporaine : Tender Hooks (Harry Partch - Didy Veldman)


第4位　ニコラウス・テュドリン　Nikolaus Tudorin、オーストラリア (422)
422 Tudorin Nikolaus, 18/7, Australie
Ecole : Tanz Akademie Zürich
Variation classique : La Bayadère, variation de Solor (Léon Minkus - Marius Petipa)
Variation contemporaine : Outsight (Philip Feeney - Didy Veldman)


第5位　ミカエル・グルネカー　Michael Grünecker、ドイツ (424) +ベスト・スイス賞 (バレエ学校がチューリッヒのため)
424 Grünecker Michael, 18/11, Allemagne
Ecole : Tanz Akademie Zürich
Variation classique : La Bayadère, variation de Solor (Léon Minkus - Marius Petipa)
Variation contemporaine : Tender Hooks (Harry Partch - Didy Veldman)

第6位　ソニヤ・ヴィノグラッド　Sonia Vinograd、スペイン (120)
120 Vinograd Sonia, 16/7, Espagne
Ecole : Institut del Teatre de Barcelona, Conservatori Prefessional de Dansa
Variation classique : Le Lac, solo du pas de trois (Piotr Tachïkovsky - Marius Petipa)
Variation contemporaine : Libera me (Igor Stravinsky - Cathy Marston)


第6位　Wang Le、中国 (407)
407 Wang Le, 17/2, Chine
Ecole : Beijing Dance Academy
Variation classique : Grand pas classique (Daniel Auber - Victor Gsovsky)
Variation contemporaine : Tender Hooks (Harry Partch - Didy Veldman)


第6位　Wang Mingxuan、中国 (401)
401 Wang Mingxuan, 17/0, Chine
Ecole : Shanghai Dance School
Variation classique : Casse-noisette, variation du Prince 2e acte (Piotr Tchaïkovsky - Marius Petipa)
Variation contemporaine : Caliban (Jules Maxwell - Cathy Marston)


皆さん、おめでとうございます


＊カタカナ表記で間違っている箇所があったら教えてください。　自信がないのもあるので。

[ 間違いを訂正しました。大変失礼しました。 (2/6)]

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ファイナルの踊った順に並べたものです。　たぶん合ってるはず。　ご参考まで。

419 Ryo Kato (Japon) 　加藤 凌　　ソロル
115 Brooke Ray (Nouvelle-Zélande) 　バヤデール、影の第3va
418 Eneko Amoros Zaragoza (Espagne) 　くるみ王子
314 Ayaka Fujji (Japon) 　藤井彩嘉　ガムザッティ
401 Wang Mingxuan (Chine) 　くるみ王子
110 Amari Saotome (Japon) 　早乙女愛毬　パキータ・パドトロワ第1va
201 Daniel Robert Silva (Brésil) 　ラ・フィーユ
109 Alaia Rogers-Maman (USA) 　リラの精
411 Calvin Richardson (Australie) 　ジークフリード
105 Katherine Higgins (USA) 　リラの精
203 Gaspard Caballero Junior (Paraguay) 　ラ・フィーユ
117 Thamires Chuvas (Brésil) 　リラの精
421 Max Meslen (Grande-Bretagne)　ジークフリード
120 Sonia Vinograd (Espagne) 　白鳥パドトロワ第1va
424 Michael Grünecker (Allemagne)　ソロル
108 Hannah Bettes (USA) 　スワニルダ（第1幕）
422 Nikolaus Tudorin (Australie) 　ソロル
306 Madoka Sugai (Japon) 　菅井円加　ライモンダ（夢の場）
406 Edson Barbosa (Brésil) 　バジル
112 Kozue Tashiro (Japon)　 田代 梢　リラの精
407 Wang Le (Chine) 　グラン・パ・クラシック

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さて、一夜明けまして、既に夕方ですが、日本人の菅井円加さんの受賞について、各メディアで大々的に取り上げられてますね～

まずは NHK がニュースで報じてます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120205/k10015787911000.html

更には、佐々木三夏アカデミーに取材もしてるみたいですね。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120205/t10015793071000.html

え～と、まぁ、スポーツの試合で優勝したのとはちょっと違うので、ゴールドメダルで1位スカラシップ＋コンテンポラリー賞というのは大変喜ばしいことではありますが、ここから出発なんですよね。　でもとりあえず、これで NHK が放送してくれる可能性は100%に近くなりましたかね。　ついでに今日開催の40周年記念ガラも放送してくださいますよう強くお願いしたい次第です。　日本人のダンサーがたくさん出演するので、やってくれるんじゃないかとは思いますが～。


で、やはりそのあたりを心得て記事を出してくださっているのが、swiss.info です。　順位はつけますが、スカラシップの金額が入賞者8人同額というのは知りませんでした。　留学先で希望しているのは、バーミンガムロイヤルだそう。　吉田都さんの踊りが憧れとインタビューで答えていますので、その吉田都さんも審査員を務めた今回、高い評価をもらっての受賞は大きな自信になったことでしょう。　必読の記事！
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=32042340


現地スタッフがいる強み。　写真速報を伝えているチャコット Dance Cube。　吉田都さんとのツーショットも。
http://www.chacott-jp.com/magazine/news/concours/1.html


あとはとりあえず：
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201202050007.html
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020501001211.html
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012020500016
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120205-OYT1T00115.htm

わりとちゃんと書いてある記事はこれ。　審査員全員が一致した評価で1位だったそうです。　吉田都さんのコメントもあります。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120205k0000e040106000c.html

こんなのもあります。
時事通信： ローザンヌ国際バレエコンクール　写真特集
http://www.jiji.com/jc/d4?p=sdp204&d=d4_dan

[mizuko]

Haydnさんから、授賞式の写真で～す！

[mizuko]

[本家より]

昨日の授賞式で、とても陽気で楽しいお人柄を炸裂させていた今年の審査員長ジャン＝クリストフ・マイヨー氏 （モンテ・カルロ・バレエ芸術監督） へのインタビューがあります。　あの授賞式はよかったですよね。

«La virtuosité peut être vulgaire», par Marie-Pierre Genecand (3/02/12)


それから、舞台上での司会を務めたお二人もよかったですね～。　フランス語と英語での司会でしたが、元英国ロイヤル・バレエ・プリンシパルのデボラ・ブルさんが英語のほうを担当されていて、とても知的で素敵でした。　先日ロンドンでドガとバレエの展覧会を開催していたとき、BBCが製作した番組に招かれていて、その放送を見たのですが、非常に的確でわかりやすい話をされていて感嘆したばかりだったのですよ。　昨日は最後にちょっとしたお茶目な演出もあってよかったですね。


昨晩はPCでライブ中継を見ていたのですが、ストリーミングの調子が悪かったせいか、せっかく上野水香さんがコメンテーターとして日本語での中継を担当されていたのに、選択してもその音声が入ってきませんでした。　英語 （ハナ・オニールさん） に切り替えてみてもダメ。　どんなコメントをされていたのでしょうね。

[mizuko]

ファイナルの映像はそのうちに公式サイトやYTの公式チャンネルにアップされる予定ですが、その前に、昨日撮影されたビデオブログがアップされています。

これは決勝のバックステージを撮ったものですが、とてもいい光景ですね (^-^)
Prix de Lausanne 2012 Videoblog Day 6 - Emotional blog
http://youtu.be/98EzA0Umf0A

ビデオブログのプレイリストはこちら：
http://www.youtube.com/playlist?list=PL2F7B8D5C997A2B7B

[mizuko]

日経新聞電子版の記事をご紹介してなかったですね。

- ローザンヌ国際バレエ、高２の菅井さん優勝

こちらは吉田都さんのコメントがあるので。
- 「優勝の菅井さんは満点」　ローザンヌ国際バレエ 入賞歴持つ審査員の吉田都さん

めでたいことですし、たくさんのメディアが取り上げるのはいいことだとは思いますが、ローザンヌコンクールの性質や目的を理解した表現を使ってもらえるともっとよいなーと思います。　このコンクールに関しては "優勝" という言い方も適切とは思わない私ですが、この記事では "海外遠征" とまで書かれていて、これはちょっとどーなんですかねと思いますよ。

[chien en peluche]

mizukoさま。今、就寝前にご本家の方の書き込みを見直していて、気づいたのですが、「ベスト・スイス賞」は「422 N. Tudorin（オーストラリア）」さんではなく、「424 M. Grunecker（ドイツ）」さんではないでしょうか？
ご本家の方に、haydnさんの書き込みで、規定によると「（スイス国籍の人だけではなく）最低、３年以上、スイスの学校に在籍している場合も該当。」と言うのがあって、それに決戦に残ったドイツのGruneckerが条件が適っていると言うことではないか、と思います。入賞順位は、Tudorinさんの方が上ですが、在籍年数が足りないのではないですか？
念のため、ご本家の方から、ローザンヌ・コンクールのサイトにも飛んで、確認しましたから、多分、間違いないと思うのですが、宜しければ、もう一度、ご確認、お願いいたします。
あら探ししているみたいで、済みませんが、コンクールの結果ですし…。
ちなみに、sophiaさんの書き込みは、決戦の前日の予選の日のお話です。長いので、全部、皆さんにお伝え出来るか分かりませんが（特に、踊りの詳しい説明になると、素人の私には、時々、具体的に何を指しているのか、はっきり分からない時があります。）、出来る範囲でお伝えいたします。

[mizuko]

はぁ～ orz...
どうも大変失礼しました。 chien en peluche さん、ご指摘ありがとうございました。 おっしゃる通り、ベスト・スイス賞は、グルネカーが受賞しています。 上記リストも訂正しました。

結果発表はライヴツィートしてましたので、もちろんそちらは間違っていませんし、私の認識もグルンカーでしたが、でもこっちが間違っちゃダメなのねー。 申し訳ございません。

[mizuko]

公式発表のリンクも切れてますね。 公式ツィートから拾って確認したものだったのですが。 重ねてお詫び申し上げます。

改めまして、こちらのリンクが正式なもので、公式の発表です。

http://www.prixdelausanne.org/Prize_winners_2012.pdf



このところダメダメですね～、私。。。